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【ヤギ日記】 -ヤギのデコパージュ(コラム)-


“デジタル作品を手元に飾りたい!”という思いをきっかけに、デコパージュという技法を用いて、キャンバスボードを作ったお話です。

上記のマンガ内容を詳しく記事にまとめたものでもあります。

デコパージュとは

「デコパージュ」はイタリア生まれの転写技法。 
デザインペーパーを使って、自分好みにアイテムに絵柄を移してリメイクできる楽しい技法です。100円ショップでも材料が売られているので、気軽にできる点もおすすめできます。

 必要な道具

以下に今回使った道具をまとめましたので、参考にどうぞ。

デコパージュに必要な道具
キャンバスボード作成に使った道具

・転写したい画像を反転したもの
・上記をコピー用紙レーザー印刷したもの(コンビニプリントがおすすめ)
・モッドポッジ
・キャンバス(サイズや形はお好みで)
・スポンジ刷毛
・スポンジ
・水

● あると便利
・マスキングテープ
・ティッシュ
・下に敷くシート

やり方

クリエイター集団"AnmKnmDESIGN"のイラストを使用

コピー用紙にレーザー印刷したもの”をキャンバスのサイズより少し余裕を持たせて切り、モッドポッジを均一に塗ります。

※下にはみ出ても大丈夫なように、ビニールなどを敷いておくと便利です。

絵柄の位置を確認し、上からキャンバスをかぶせて空気が入らないようにしっかりと密着するように優しく擦りします。

※貼りつけた後に動かしてしまうと、絵がずれたり、紙が切れてしまいます!
※今回はキャンバスの側面にイラストが移らないように、マスキングテープを貼りました。

光に透かすと絵柄が確認できます

そのまま、1日をかけて乾燥させます。

逸る気持ちを抑えて、じっくりと時間をかけましょう。
私は待ちきれずに剥がして絵が欠けてしまい、1度失敗しました。

スポンジを使い、紙を濡らしていきます

さて、いよいよオリジナルのキャンバスアートとご対面です!

スポンジに水を染み込ませ、少しずつ紙を濡らして水を浸透させます。

少しずつ紙を剥がしている様子

ゆっくりと慎重に、スポンジと指の腹を使って紙を擦り落としていきます。
ぽろぽろと紙の塊が取れて、少しずつ下の絵柄が見えてきます。

この瞬間がすごく楽しいです!

綺麗に取り終わったら、またまた早く見たい気持ちを抑えて1日乾かします。

やはり、ここでも待ちきれずに次の工程に進んだら、あとで気泡だらけになってしまい、2度目の失敗をしました。
皆さんは焦らずじっくりと作ってください。急がば回れです。

1日経って乾いたら、紙の繊維が残り白くぼやけて見えてしまっている…と不安になるかもしれませんが、多少なら大丈夫です。この後の作業でまたクリアに見えるようになります。

最後の工程、モッドポッジを表面に均一に塗り完成です!

厚く塗るとぼってりと重さが出てしまうので、好みに合わせて調整しましょう。

コーティングにより、ツヤツヤな表面に仕上がり、作品の保護にもなります。

感想

完成したアートキャンバス
完成したアートキャンバス

今回やってみて、自分が思っていたより綺麗にインクの色も移り、端に多少の欠けはあるものの満足のいく出来になりました!
何より、自分で作れたというのが嬉しいです!

「デコパージュ」はデジタルで描いたイラストだけでなく、写真にもおすすめです。
自分だけの作品を飾ったり、人にプレゼントをしてみたり、いろんな楽しみ方を見つけてみてください。


やり方を以下にまとめました。
保存や印刷してご活用ください。

みなさんの創作が楽しい時間となりますように。

デコパージュ印刷用
※2次配布の際は、こちらのnoteを紹介していただき、
保存&印刷していただくよう、お願いいたします。

✳︎ MOD PODGEはamazonでもお取り扱いがあります。


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