本当の自分との再会をもたらした出会い
コロナ禍、雇用調整助成金の絡みで、本業は休業日が多かった2021年。
副業の英会話に通って来てくれている生徒が、並行して通う外国人講師の
経営している英会話教室に、試しに見学に行ってみた。
約20年前に帰国して以来、まったく英語を話す機会がなくなってしまい、
準学士号を取得して、アメリカの短大を卒業した頃の英語力はもはや、
”衰える””忘れる”のレベルではなく、”無かったこと”になっていたほど。
久しぶりに浴びる流暢な英語は、本当に心地良く、楽しく、最高の気分。
思うように出てこなくて悔しい、もどかしい自分の英語。それがまた、
どこか懐かしくもあり、嬉しい。
更に、超感覚的に英語を習得していた私にとって、目から鱗が飛び出る
超論理的な文法などの解説に驚かされた。本音を言ってしまえば、
まさか私、通うことを即決することになろうとは全然思ってもみなかった。
月2回、先生は、私の中、奥深いところで死んだように眠っていた英語達と
その周りの国際的なモノの見方、捉え方、考え方、価値観…思い出の数々…
出会った人々、自分自身等々を、まるで呼び覚ましてくれる魔術師だった。
その他にも、月の満ち欠けや、人のエネルギーの影響を受け易い体質に
共感を得られたり、パートナーとの関係について相談に乗ってもらえたり、
瞑想や、世界情勢についても教わり、カウンセラーのようでもあった。
そのおかげで、自分と向き合い、深い部分にアプローチしていくうちに、
過去の色々を手放していくことも出来るようになり、とても楽になれた。
無意識のうちに、英語で考える、呟く、書き出すまで取り戻せていた。
その現象を先生は、少し驚きながら、確かこう言ってくれた。
”That means you were having a really good time abroad.”
(それはきっと、海外で素晴らしい時間を過ごしてたってことだね)
日本に帰って来てからの私は、結婚、妊娠、出産、別居、離婚と続き、
仕事をしながら2人の息子を育てるのに無我夢中で、英語だけでなく、
色んな事を忘れ、本来の自分を失う寸前だったのかもしれない。
そのことに気づかされた時、この縁を繋ぎ、導いてくれた偉大な力に、
畏敬と感謝の念が、涙と共に溢れて止まらなくなってしまっていた。
ありがとう…、本当に、心の底から、有難う。
車を運転しながら、山や丘を登ったり下ったりする時、美しい富士山や、
海や川など、色んな景色に出会えるように…。あの時、思い切って
動いてみなければ、何も見えては来なかったに違いない。
それらの景色をたくさん、目に、胸に、焼きつけてから、今度は、
そっと目を閉じて、心を静めることで、見えてくる景色が、きっとある。
そこで“本当の自分と再会する為の出会い”に恵まれた、最高の年だった☆
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