セクシャルマイノリティ差別の原因&解決法をロジカルに考える
こんにちは、Lと申します。
なぜ同性愛差別が起こるかを原因から考える記事は少ないです。解決するため、ロジカルに考えます。
その前に、、、同性愛者は性的指向が同性な所だけ同じで、考え・思いは人ぞれぞれです。
私はセクシャルマイノリティですが、性的指向を異性に変えたいと思う派の人間です。(つまり、バイセクシャルからストレートへ)この立場から意見を言っていきます。
客観的に差別の原因を考えた上で、私の立場から解決法を提案したいと思います。
1.4パターンの同性愛へ嫌悪感を持つ人
私が思うに、
①宗教的にタブー
②小さい頃からの異性愛を良しとする教育のため
③過去に同性愛者から酷いことをされてトラウマ
④自身も同性愛傾向を持つ
の4パターンでしょう。
2.一個ずつ考察
①:外国では多いのでしょう。
でも、ローマ法皇もセクシャリティについての以下の発言が。
ローマ法皇もローマ(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が同性愛者の男性に、創造主である神が「あなたをそのようにつくった」との言葉をかけ、性的指向は「問題ではない」と言明したことが分かった。
CNN.co.jp : ローマ法王、同性愛男性に「神があなたをそのようにつくった」
過激な思想の宗教以外はセクシャリティについて寛容になるのでは?
②:最近は減ってきましたね。
③:少数いるのかな??
3.問題は④
嫌悪感を示す人々は、実は自身に同性愛傾向があるとする報告が。
同性愛を毛嫌いする人、自らの同性愛傾向に苦しむ人、共に感じる圧力(ジュリア ショウ) | 現代ビジネス | 講談社(2/4)
彼らが発見したのは、「同性愛を嫌悪する男性のみが、男性の同性愛的な刺激に対して勃起の高まりを見せた」ことだった。研究者たちが出した結論は、「同性愛嫌悪症は同性愛的な興奮と明らかに関係があるものの、嫌悪する人はその興奮に気づいていないか、それを否定する」というものだ。
こういう人は隠れゲイ?両性愛者…??。④はどう言う人間なんでしょうか?
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4.性的指向はグラデーション
みんなに知ってもらいたいですが、異性愛or同性愛かの二択じゃないんですよ。実際、「両方イケる!」な人もいるワケです。
例えば、キンゼイは人の性的指向はグラデーションと報告した。
Prevalance of Homosexuality study
但し、反論もある。
Kinsey Was Wrong: Sexuality Isn’t Fluid
とは言え、異性愛者でもある程度の同性に魅力を感じる人間はいるとしている。(この辺は、もっと研究を詰める必要がある)
そして、もっと複雑です…。
5.恋愛対象と性的指向が違う人間も
さらに、クロス・オリエンテーションと言う概念があり、恋愛対象と性的指向が異なる人間もいます。
https://everydayfeminism.com/2016/07/cross-orientation-101/
何より、私がこのタイプです。
2パターン紹介しましたが、こう言う人間は同性愛傾向があるけど、一方では嫌悪もしているのではないかと思います。
前者は異性愛者として生きたいけど、たまに同性に魅力を感じることに心がモヤモヤ…。心が落ち着かない。
後者は恋愛対象としては異性をみたい、同性は考えられない。なのに、同性に性的に惹かれることに心がモヤモヤ…。心が落ち着かない。
6.④の激しい差別が悪
実際、反セクシャルマイノリティと言いながら、同性愛傾向の人間は少なくないです。
例えば、ゲイ権利に反対する議員(妻子持ち)が、同性と性交渉していた。
https://genxy-net.com/post_theme04/12231117ll/
心が落ち着かないから排除しようとする。小さい頃は気になる女子を逆にイジめてしまう、に近い心理でしょう。このモヤモヤな感情がLGBT差別の原因と考えます。
思うに、この④の連中が、宗教や刷り込み教育にかこつけて、好き放題にマイノリティへ昔から差別をしていた。言ってしまえば、近い位置にいるセクシャルマイノリティ同士の仲違いなワケだったのです。
だから、どうすればお互いが仲良くやっていけるか?が、この差別・偏見撤廃の一番のカギと思います。
7.LGBT差別の罰則を作るだけでは解決しない
仮に、「セクシャルマイノリティ差別をやめよう」と法律で罰則を作るとして、全て解決でしょうか?
彼らが持つ嫌悪感はなくならない訳です。ますます、内心のヘイトは強まり亀裂は深まるばかり…。
そして、もしセクシャルマイノリティへの差別が完全に無くなれば、④の人間も安心してカミングアウトできて解決か?というと、そうじゃない気もしています。
④も④で異性・同性へ魅力・嫌悪の入り混じった感情・衝動で苦しんでいると思います。何より私も苦しんでいます。(でも、セクシャルマイノリティへの差別はダメ。)ここら辺がクィア理論の難しいところで、「多様性を認めよう」とみんなの幸せを考えるなら、④も含めてどうあるべきかを考えるべきだ。
8.性的指向を自由に選べる選択肢で解決!
そこで、性的指向を自由に選べれば、この④の人間は性的志向を恋愛対象に揃える。→心のモヤモヤが無くなり、セクシャルマイノリティを攻撃しない→差別なくなり解決!です。
一番スッキリ解決しませんか??
性的指向の変更研究はかなりバッシングを浴びやすいですが、逆にみんなを幸せにするのはこの技術だと思います。
確かに、この技術の到来にデメリットがないことはないです。例えば、親が子に性的指向を変更を強要させる恐れなど。
とは言え、クロス・オリエンテーションの概念が広まれば、性的指向を本人の意思以外で変えられたら、別の苦しみが生まれるリスクがあることも分かるでしょう。だから、大丈夫かと。
一方、今のあり方でも問題はあって、どんな選択肢にも、デメリットは必ずあります。
だから、誰しもにとって納得して幸せになれるように、技術の有効活用と理解の促進、法整備が必要なのです。
私は、選択権を与えるに一票。
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