#3 クアラルンプール不妊治療専門クリニック【Sunfert Fertility Bangsar】
こんにちは、エルです。
2022年夏から2023年秋までマレーシア クアラルンプールの不妊治療専門クリニックにて治療に通い、治療が実り現在妊娠7か月になりました。
つわりや通院、一時帰国などでしばらく更新があいてしまいましたが、出産までの間にできる限り情報をまとめていきたいと思っています。
今回この記事ではわたしが実際に治療を受けたクアラルンプールのクリニック情報について、私自身の経験談や主観での印象も交えつつお伝えします。
これまでの治療歴やわたしたち夫婦のプロフィールについては、前回までの記事よりご覧ください。
クアラルンプールの不妊治療クリニック
クアラルンプールおよび周辺エリア、検索するとたくさん不妊治療の専門クリニックが出てきます。
総合病院に併設しているクリニックをはじめ、日本人通訳さんが常駐しているクリニックもあります。
私が事前リサーチし候補にしていたクリニックは以下の通り。(アルファベット順、各クリニック名を押すと公式サイトURLに飛べます)
Alpha IVF & Women's Specialists / Alpha Fertility Centre
(Petaling Jayaエリア)KL Fertility & Gynecology Centre
(Damansaraエリア)Sunfert International Fertility Centre
(Bangsar Southエリア)Sunway Fertility Centre
(Sunway Pyramidエリア)Xi Fertility TCM Centre
(Petaling Jayaエリア)
口コミやブログなどを探し読み、どんな治療ができるのかはクリニックのWEBサイトからドクターに関する情報含め調べてみました。
Sunfert International Fertility Centre
クリニック選択の理由
中でも私が通うことを決めたクリニックは「Sunfert International Fertility Centre」です。
選んだ理由は以下の通り。
自宅から断然通いやすい距離だったこと
日本人や外国人の受け入れ実績があること
担当ドクターとの相性がよかったこと
正直、①が一番大きな理由です。不妊治療は、現実問題として治療内容によって連日クリニックに通う必要が出てきます。
距離が遠いとその分往復の移動時間がかかってしまうこと、クアラルンプールは平日の通勤ラッシュに重なるとものすごい渋滞に巻き込まれてしまうことも。
私の場合治療の合間に空きができると一旦帰宅できてしまうくらいの距離感だったので、わりと即決でまずここに行ってみると決めました。
また、②日本人や外国人の受け入れ実績が多い というのも判断材料のひとつでした。
実際コンサルティングに伺った際どのくらいの実績があるか聞いたところ、在住者だけでなく渡航治療にて訪れる日本人患者さんも(特にコロナ前は)いらっしゃる話なども教えて頂けました。
日本人の患者受け入れ実績が多いのは気持ち的に安心できます。
正直、他クリニックに比べGoogleの口コミは評価が低いものもあり、そこは少し不安要素で…
まず初回コンサルティングで説明を聞いてみて、担当ドクターやクリニックの雰囲気が合わなさそうだったら他も行ってみようかな?くらいの気持ちで申し込みしました。
実際に私たち夫婦はSunfertでの治療しか経験していないので他クリニックとの良し悪しを比べることはできませんが、
ドクターやナースたちとの相性、自宅からの通いやすさ、そして治療の結果が出たこと(←いちばん重要なこと)で、総合的にここを選んで本当に良かったと思っています。
クリニックの雰囲気紹介
クリニックがある場所は、オフィスビルが多く立ち並ぶBangsar South地区の一角にあるビルのひとつ「NEXUS」内のセカンドフロア。
クリニックの外観。全面ガラス張りで中の雰囲気が見えるので、入りやすい明るい雰囲気です。
中に入ったらまず毎回受付。名前と担当ドクターを伝え受付番号を発行します。
この受付番号順に待合いモニターで診察室へ呼び出される仕組み。
受付の先、右側にある【INTERNATIONAL CUSTOMERS】カウンターでは治療パッケージの価格シミュレーションや相談も可能。※英語対応
↑ここが奥の待合スペース。診察室はぜんぶで4つ。
待合いは大きなガラス張りで明るく落ち着いた雰囲気。ラジオ音楽?がさりげなく流れてます。
地元ローカルの患者さんが多く、特に中華系マレーシア人とインド系マレーシア人が多い印象。診察には夫婦揃ってくるパターンが主。
時々、お子さん連れの方も。(特に子連れ禁止とかではないクリニックです)
時間帯や曜日にもよりますが基本的には静かな雰囲気なので、デスクのある場所でテレワーク(?)してる方なんかがいたりも。
待合いの手前にはフリードリンクスペースもあり、水・お湯・紅茶・コーヒー・ミロが自由に飲めます。
クリニックの予約方法
クリニックの予約は電話または専用アプリからすることができます。
アプリからだと各ドクターの空き状況がカレンダー形式で一目でわかるのですごく便利。
受診予約を入れるとSMSで確認メッセージも届くので忘れ防止にもなります。
リセット後の周期予約はどうしても生理2~3日目になり直前予約で空いてないときもありますが、そういう時は電話で予約をお願いしてました。
クリニックの平均待ち時間
待ち時間は、それこそ日によってまちまち。事前予約できる枠は決まってますが、どうしても平日の午前中は混む傾向あり。
また、ドクターが他の患者さんの処置に予定外に時間がかかり押してしまうケースも数回ありました。
そういう時はアシスタントさんが「いまドクターが採卵処置に入ってて長引いてる、あと30分はかかるけど大丈夫?」など毎回時間目安も教えてくれたので助かりました。
それでも平均すると(わたしの場合)、待ち時間から診察時間を含め通常診察のときはトータルで1時間ほどで終わる日が多かったように思います。
最大待った時は2時間半くらいでしょうか。1日つぶれる!みたいなことはなかったです。比較的空いてる午後に予約入れることが多かったからかもしれません。
クリニックのスタッフたち
彼らとの相性は、通ってみないと分からない大きなポイントだと思います。が、私個人の主観で印象や感想を書きたいと思います。(あくまで個人の感想です)
クリニックで直接やりとりをすることになるスタッフは主に下記の通り。それぞれの印象なども添えて。
レセプションスタッフ(案内係)
→なぜかスタッフの入れ替わりが激しい気がする。声が小さい人が多い、もっとはきはきしてほしいな。入れ違いないようにこちらの主張はしっかり伝えるべし。ドクター(担当医師)
→わたしの選んだ担当ドクター、私はとても相性が良かったと思っていて信頼しています。詳しい人柄などは治療報告の記事内にて紹介していけたらと思ってます。治療するうえでドクターとの相性はかなり大事だと思うので、初回コンサルの時に事前質問など用意していくのをおすすめします。アシスタントナース(医師専属の補助看護師)
→アシスタントナースの方もいつも優しくて救われてました。医師のアシスタントなだけあって、たぶんみんな優秀な方なんだと思う。寄り添ってくれる。ステーションナース(処方薬や治療の説明、処置の補助に入る看護師)
→いちばんやりとりが多くなるスタッフがこのナースさん達。治療パッケージの細かい説明から、服薬解説、採血、処置時のサポートなどなどやりとりする機会が断然多いです。約1年通ったので、ほぼ全員とやりとりしててみなさん私の名前も覚えてくれてすごくフレンドリーな雰囲気でした。優しいインド系のボスナースさん・愉快な中華系ナースさん・クールな中華系ナースさんの3人が特に好きでした。ぶっちゃけ、愛想悪くて苦手なナースさんも2人くらいいました…。ナースは指名できるわけじゃないのでこればかりは毎回運だった。指名できるようにしてくれたら嬉しいけども。ラボスタッフ(採精時や採卵時にかかわる培養士)
→長い時間顔を合わせられたのは採卵前のカウンセリングと移植前だけでしたが、若い中華系マレーシア人女性の方が担当培養士さんでした。すごくお若い雰囲気だったため(恐らく見た目だけだと20代前半くらいに見えた)正直な印象としては大丈夫なのか不安でした。緊張しながらも、説明は優しくて丁寧だったとは思う。ビルスタッフ(お会計スタッフ)
→可もなく不可もなく。会計時名前フルネームで大声で呼ばれるのちょっとやめて欲しい…。笑 お会計時、数字が間違っていることが何度かあったので支払い前に一通りの内容チェックは毎回必須です。ここらへんのスタッフまでホスピタリティを期待してはいけないな、と諦めも必要かも。
総じてスタッフは全員英語が通じるのでマレー語がわからなくても全く問題ないです。
英語もゆっくり話してもらったり、専門用語がわからなかったらその場で翻訳調べさせてもらってる間待ってもらったり、メモをとったり、説明や書類をムービーや写真撮影させてもらったり、もガンガンしていました。
そのあたりも含め、日本よりはぜんぜんゆるくて。それも、ここも、いいの?とか思っちゃう場面も多々ありましたが。郷に入っては郷に従えなのでね。
クリニック周辺情報
オフィスビルがたくさん入っている場所なので、ビルの下階にはコンビニやジューススタンド、スターバックスなどなど色々入ってます。
なので診察予約の前後にランチを食べたり休んだりするのにも便利な立地。
すぐ隣に歩いてThe Sphereというお洒落モールもあって、そこに行けばさらにレストランやカフェ、スーパー、ファミマもあります。
クリニックまでのアクセス
電車でのアクセスは残念ながらちょっと不便な立地。クリニックの最寄り駅はLRT線のKL Gateway Universiti駅またはKerinchi駅。
駅から歩いたらどちらも20分はかかる距離です。路線バスもあるのですがマレーシアの時刻表は全くあてにならないので。笑
駅から行くときはGrabタクシーを使うのが無難かと。NEXUSの裏エントランスで降りるのが最短ルート。
帰りは下り坂なので、何度か駅まで歩いたこともあります。でも足元危ないから非推奨。
まとめ
こんな感じで、クリニックの雰囲気や周辺の感じは伝わったでしょうか?
具体的にどんな治療を行っているかなどはクリニックの公式サイトで容易に調べられると思いますが、実際に患者として通ったクリニックの印象や雰囲気がお伝え出来たらと思って執筆しました。
クリニック選びをされている方や検討されている方へ、記事の内容が少しでも参考になりましたら幸いです。
次回の記事から実際の治療の記録(スケジュール・処置内容・薬・金額など)について具体的にまとめています。
これまでの治療歴やわたしたち夫婦のプロフィールについては、前回までの記事よりご覧ください。