#4 初診~人工授精(IUI)3回の治療記録・金額明細
こんにちは、エルです。
2022年夏から2023年秋までマレーシア クアラルンプールの不妊治療専門クリニックにて治療に通い、治療が実り現在妊娠7か月になりました。
今回この記事では、わたしが実際に治療を受けたクアラルンプールの不妊治療専門クリニックでの治療の記録(スケジュール・処置内容・薬・金額など)について具体的にまとめています。
専門クリニックの情報や、ここを選んだ経緯などについてはこちらからお読みください。
体外・顕微・PGT-A採卵移植~クリニック卒業までの治療内容の詳細はこちらの記事にまとめています▼
治療記録と金額明細
この記事では私が初診から3回にわたる人工授精(IUI)の治療を受けた際の「それぞれの周期の治療の記録および支払った金額明細」について時系列に沿って情報をまとめます。
Sunfert International Fertility Centreでは、各治療(人工授精や体外受精など)の周期ごとにパッケージ料金が設定されています。
各種パッケージには細かい条件等もありますが、「予め合計で最低でもこの金額がかかる」という数字がわかるので、ある程度の参考にはなるかと思います。
パッケージの金額は公式サイトに公開されている場合もありますし、問合せベースで開示してくれるクリニックがほとんどだと思います。
(Sunfertは公式サイトに金額が公開されていないため、問合わせる必要があります)
ただし、治療の進め方や薬剤の種類など治療内容は個人差も大きいため、パッケージ料金に含まれず出費することになる金額もいろいろ出てきます。
実際にわたしも、IUIを進める途中で薬剤の量を増やしたり診察の回数が変わったりもしたので3回とも金額が若干異なっていました。
あくまでわたしたち夫婦の場合の一例とはなりますが、実際にこのくらいかかかるんだという一例として参考にしてもらえれば幸いに思います。
初診日の流れ
2022年7月初診日、日本での検査記録と紹介状一式をもってクリニックへ。
※私たちが日本で事前に受けていた検査についてはこの記事内に記載しています
問診票の記入
受付を済ませ、まずコンサルティングルームにて看護師の方と一緒に初診用の問診票を記入。
自分と夫の既往歴だけでなく、各両親の生年月日および既往歴含め家族情報なども細かく記入する必要がありました。そのため初診前には事前に両親の情報も確認しておくことをおすすめします。
ここで紹介状の中身を開き、日本の婦人科で受けたときの検査記録について共有。約1年半前の記録ではありましたが問題ないとのことで、ナースたちが照らし合わせながら問診票に記録していきます。
ただし、日本とマレーシアとでは精液検査の数値表記単位?が違うらしく、ナースたちが首をかしげます。
その場で培養士スタッフの方を助っ人で呼び、何人かで電卓をたたき「マレーシアの表記だとこの数字だね」と変換してくれました。
表記の仕方って、世界基準じゃないんですね?知らなかった。
ひと通り問診表の記入を終えたあとは、診察までの待ち時間にサービスカウンターにて治療パッケージ料金の確認をさせてもらいました。
治療パッケージ料金の確認
わたしがこの時みせてもらった治療パッケージは4種類。
人工授精(IUI)パッケージ
体外/顕微受精(IVF/ICSI)パッケージ①IVFafford
体外/顕微受精(IVF/ICSI)パッケージ②IVFselect
体外/顕微受精(IVF/ICSI)パッケージ③NextGen IVF
それぞれのパッケージには細かい条件が含まれているので、何が含まれる、何が含まれないなどその説明なども聞きながらメモどり。
体外/顕微受精(IVF/ICSI)パッケージについては正直この時はまだ、体外や着床前診断などについての詳しい知識もなかったのでよくわからずぼんやりしてました。
※実際にわたしがのちに実施した際のIVF・ICSIパッケージの治療内容や金額詳細については、次の別記事にて詳しくレポートする予定です
ちなみにこのパッケージに記載されていた金額はあくまでも「基本料金」で、それぞれここに含まれておらず必要になってくる金額もあります。
例えば、IUIパッケージは実施日の金額のみのため実施日前の数回分の診察料や処方薬の金額などは含まれていません!
じゃあ1回のサイクルで実際は一体いくらかかるもんなの?!という疑問については、担当者の回答は「個人差があるのでなんとも…」といったアバウトな感じ。
わたしたちが治療で支払った実際の額についてはこの記事内に、
治療・処方薬の内容を含め1リンギット単位で金額をすべて公開してます。
処方薬の量や通院回数は個人差もあると思いますので状況によってはけっこう金額がかわることもあるかもしれません。
また、はっきりとは聞いてませんが恐らくそれぞれ患者の属性によってパッケージの設定金額は変わってくるようです。
マレーシア国籍を持つマレーシア人
マレーシア永住権を持つ外国人
VISAにて滞在する外国人(←わたしたち)
治療のために渡航してくる外国人
この差別化はまぁ、仕方ないかなと思います。
属性間でどのくらい金額差があるのかはわたしたちが聞いても仕方がないので特に確認はしてません。(というか正当な理由が無いと多分教えてくれなさそう)
そのため、ここで紹介する私たちが支払った金額は全て「現地在住のVISAにて滞在する外国人」用の金額設定のもののはずです。
滞在許可VISAの確認されたことと、会計後の領収書内に毎回「INTERNATIONAL EXPAT(外国人駐在員)」の記載があったことがそう思っている理由です。
もしかすると、現地の国籍を持っている方と結婚されている方や別の種類の滞在VISAをお持ちの場合は外国人であっても対象金額が変わるのかもしれません。(定かではないです)
現地在住外国人価格
さきほど紹介した各治療パッケージの、実際に提示された価格表は下記の通り。
私たちと同じく「INTERNATIONAL EXPAT(外国人駐在員)」の対象となるいわゆる日本国籍夫婦の帯同妻・駐在妻のみなさまはこれと同じ金額提示になるかなと思います。
※2023年夏までに確認している料金の一覧です
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