海外組のみの日本代表

久しぶりに日本代表を観れる。Jリーグや海外サッカーが再開したときも当然嬉しかったが、やはり代表戦はまた特別なものだ。前回、W杯予選を戦うチームが国内組のみとなる可能性があるという記事を見て国内組のみの日本代表を妄想した。が、妄想した瞬間W杯予選が延期となってしまい、国内組のみの日本代表は実現しなかった。そして今回の欧州遠征は海外組のみでのメンバーとなる可能性が高いとのこと。もう書いて延期とならないことを願いつつ、今回は海外組のみの日本代表を妄想したい。森保監督は30名程の招集を考えているとオンライン会見で言っていた。今回は私が監督だったらという妄想ではなく、実際に何人当たるかを楽しみにしつつ森保監督が招集しそうなメンバーを考えた。

GK
1.川島永嗣
12.権田修一
23.シュミット・ダニエル
DF
2.植田直通
16.冨安健洋
22.吉田麻也
24.板倉滉
3.室屋成
19.酒井宏樹
26.菅原由勢
4.安西幸輝
5.長友佑都
25.松原后
MF
6.遠藤航
7.森岡亮太
13.橋本拳人
27.中山雄太
8.原口元気
10.中島翔哉
20.鎌田大地
29.遠藤渓太
30.食野亮太郎
14.伊東純也
17.久保建英
21.堂安律
28.三好康児
FW
9.南野拓実
11.鈴木武蔵
15.大迫勇也
18.岡崎慎司
31.浅野拓磨
32.鈴木優磨

若手を積極的に招集するとも言っていたため東京五輪世代の山口瑠伊選手、パリ五輪世代の小久保玲央ブライアン選手を呼ぶ可能性もあるが、怪我でもない限りこの3人は呼ばれるだろう。

吉田選手、冨安選手のCBは日本代表史上最高のコンビとなる可能性がある。この2人の牙城を崩すのは難しいが、板倉選手はオランダでCBとしてレギュラーを掴んでいる。身長が高く足元の技術もあるCBは魅力的でありこのまま通年経験を積めば本人も望むステップアップというのが現実的になるし代表レギュラーにも近づく。
また、冨安選手が対峙していたイブラヒモビッチがコロナに感染したため、招集されない可能性も出てきた。
左SBはこれまで長友選手、安西選手が招集されることが多かったが、どちらもあまり試合に出れていない。唯一試合に出れている松原選手が呼ばれるのではないか。現在はまだまだ外国人選手に抜かれているシーンが目立つが、サイズもあり前から期待されている選手の1人のため、今遠征で一気に代表定着する可能性もある。

柴崎選手は新天地で早速結果を残したが残念ながら怪我をしてしまった。森保監督の中で中心人物だとは思うが、さすがに招集は難しいと思うので代役を探すことになる。ただ現在海外組で3列目をやっている選手は少ない。候補としてはカタールに移籍が決まった小林選手、まだ来シーズンのチームが不透明である香川選手、そして2列目ではあるが結果を出している森岡選手が筆頭ではないか。しかし板倉選手も3列目ができるし、原口選手も試されている。そして堂安選手も今シーズンはこれまでより少し位置を下げた場所で戦うことになりそうなため3列目は3人しか呼ばないかもしれない。前から堂安選手はインサイドハーフが適していると思っていた。是非とも今シーズンこの位置で結果を出してほしい。
その理由は簡単で、2列目の人材が豊富だからである。堂安選手の望む右には久保選手、伊東選手がいるしトップ下には南野選手、鎌田選手がいる。しかしこの中で最も運動量が多く当たり負けしないのは堂安選手だ。展開力やミドルシュートもあるため本人は右にこだわりがあるようだが、これまであまり日本人が活躍できていない海外チームのインサイドハーフで堂安選手は活躍できると思っている。

FWで一番楽しみなのは鈴木優磨選手。彼の目つきや戦う姿は観ていて興奮するし身体能力が高いDFが多いベルギーでもタメをつくれているため、日本代表でも強力な2列目を活かすプレーができると思う。しかし、真偽は分からないが森保監督に対しての不満をSNSにあげたとのこと。これが仮に本当なら非常に残念である。メンバー選考の決定権を持つ代表監督なのだから何様というのはおかしいし、呼ぶなというなら自ら断ればいい。苦言を呈された言動をそのまましてしまっている。このやり方は間違っているし、鈴木選手のサッカー選手としての能力を考えると、もったいない。
そして、今回の騒動により代表に呼ばれなくなったら更に残念である。鈴木選手を擁護するわけではないが、私はこの福田さんの意見に賛成である。