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重力・床反力から見たターン動作とストップ動作
1.ストップ動作
止まる時は身体を起こす
— Junichiro Taira | 平 純一朗 (@tjichiro) July 30, 2018
進む時は身体を倒す pic.twitter.com/ln3RjBxWP7
❶Quick foot stop(数歩で止まる)|重力利用
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8117360/picture_pc_ecb6a0b264815607f3a625bde7cc89a6.jpg?width=1200)
減速時には前方へ慣性が働くため、身体は前方に煽られる。
身体を起こし重心を後方に残す事で、重力で前方への慣性を相殺している。
筋肉を必要以上に使わない止まり方になる。
歩数を要するため止まるまでの時間はかかるが、止まった後の次の動き出しは早くなる。
※筋・関節への負担も少ない
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8081027/picture_pc_b45d4af7f99bd92875f0bb345273da3b.jpg)
❷One step stop(急ブレーキ)|筋力を利用
身体を起こす時間的余裕はないため、重力を利用して止まることは難しくなる。
そのため前方への煽りを筋肉を使い止める必要がある。
ここで大事なのは股関節後面筋群(体幹が前方に煽られるのを防いでくれる)。
膝が前方に出ないように止まることで、股関節後面の筋肉を使い、止まることができる。
筋肉を使うのか重力を使うのか、プレーでは①②両方とも必要になり、それぞれで必要な身体の機能は異なってくる。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8081041/picture_pc_9ce954ef6561c41eec70914a4a171180.jpg)
大臀筋を使うポイントはこちら
予めどこで減速するかを想定している場合、身体を起こして数歩でブレーキする
— Junichiro Taira | 平 純一朗 (@tjichiro) September 13, 2018
次への動きへ対応しやすい減速の仕方
※予測することが大事 pic.twitter.com/jSoW87IW3Z
2.ターン動作
【ターンのポイント】
— Junichiro Taira | 平 純一朗 (@tjichiro) July 24, 2018
高重心でのターン
ブレーキで背中を伸ばす
ブレーキ脚が動く前に上半身が移動している
内脚で蹴りだす
【遅くなる理由】
ストップで重心が低くなりすぎる
脚でブレーキをする
外脚で蹴りだす pic.twitter.com/0Z5aRqfhIj
【ターン動作】
— Junichiro Taira | 平 純一朗 (@tjichiro) August 1, 2018
減速は身体を起こす
外脚を地面に斜めに突き刺す
内脚が着く前に身体は進行方向を向く
内脚で加速する
加速は身体を前に倒す pic.twitter.com/fRa6bbna94
ターン動作は各スポーツにおいて重要な動作となる。
ただ真っ直ぐ走るだけでなく、素早く動くには素早く向きを変える能力も必要になる。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8080828/picture_pc_26b9ca9fe7d04c554d54bb10c21f5235.jpg?width=1200)
ターン動作のポイント
①最後の切り返しの外脚は地面に対して斜めに(大きく)接地する。
次の内脚を着く際に、接地面(外脚)に対して重心が遠くにある方が身体は倒れやすく、内脚の接地が早くなる。
また床反力(地面から返って来る力)の向かう先を次の進行方向に向けられる。
②内脚が着く前に身体は次の進行方向を向く
身体は倒れた方向に脚が自然と出る。
次の進行方向に身体を傾けることで、内脚を早く出しやすくなる。
ターン動作を速くするには
①床反力(地面から返って来る力)に対して関節が構造的に安定している事
②外脚が着いている時に身体を大きく捻る柔軟性
③外脚を大きく踏み出せる(①②とのバランスも必要)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8081097/picture_pc_bc5ee808f845dbcf98d15c6b653761a9.jpg?width=1200)
以上、3つが必要です。
そして、それを可能にポイントが
①関節安定 ②脊柱柔軟性 ③連動性
詳細はこちら
平 純一朗|タイラ ジュンイチロウ
Medical Fitness Ligare(https://ligare-matsudo.com)GM 2016.10-
L-fit.(https://www.l-fit.training)代表 2017.10-
アスレティックトレーナー養成校非常勤講師 2011.4-2023.2
社会人関東サッカーリーグ1部所属チームトレーナー 2016.1-
V2リーグ女子所属チームトレーナー 2016.10-2022.3
【資格】
理学療法士
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
【SNS】
Twitter|https://twitter.com/tjichiro
Instagram|https://www.instagram.com/l_fit.training/
YouTube|https://www.youtube.com/channel/UCdnjiX5VhcSStxcO1P9v0xg/featured
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