I'm sorryって言ってるけど全然謝っていない会話の例
昨日出た研究会で聞いた会話(多少変更を加えている):
A: You said in your presentation that X is Y, ... プレゼンのなかでXはYだとおっしゃいましたが、…
B: I didn't say that. いえ、言ってませんよ。
A: No, when you referred to... いやいや、お話の途中で…
B: I didn't say X was Y. I just didn't. I'm sorry. 申し訳ないが、XがYだとは言っていません。それはないです。
ここでのBさんはややつっけんどんというか、決して人当たりのよい話し方はしていない。でも確信を持っているのだろう(自分もプレゼンを聞いてたけどYだと言ったようには思わなかった)、強い調子で相手を否定する言い方をしている。そして、ここのI'm sorryは謝っているとか語調を和らげているとかそういうことではない。むしろ逆で、これを最後に付け加えることで反論の余地を与えず会話を終了させる効果を狙っている。
こう言われるとAさんは引き下がるか、あるいはそれなりに強い口調になって反論しないと押し切られてしまう(実際は引き下がって、Aさんの質問はここまでになった)。
テクニックとしては多用しないほうがいいけど、必要な場面もあるかも。