親子丼、景品表示法違反疑惑

昨日の夕食(駐在員という激務に追われ、食べている時間からすると夜食)は親子丼だった。私は一人で大好きな卵と鶏肉の夢のハーモニーを味わっていた。心なしかレシピッピが集まってきている気がする。ぴぴぴー。

そんな幸せ気分の中ではあるが、ふと、親子丼という名前は些か残酷であることに気づいた。
親と子を同時に食らうという、まさに外道中の外道な料理名。せめてこの子だけは助けてくれという親の悲痛の叫びが聞こえてきそうだ。ぴぴぴー。
近年ヴィーガンと呼ばれる動物性由来の食事をしない人たちからすると、発狂レベルだろう。ぴぴぴー。

いや、待てよ。。。”親子”丼。。。
親が鶏ということは良い。
だが、子が卵というのは何かおかしい。鶏の子はひよこのはず。
となると、親子丼という名称は誤解を生みかねない。景品表示法違反の恐れがある。これは、由々しき事態である。

今すぐ、親卵丼(しんらんどん)という名称への変更が必要だ。

さて、突然だが、イギリスでの卵事情について、少し話したいと思う。
日本では卵を生で食べることはあまり抵抗が無いと思うが、海外、少なくともイギリスでは、生で食べることに強い抵抗がある。それを白ご飯にかけるなんて変人認定されてもおかしくないレベルだ。
なので、イギリスの卵は生で食べることができないモノとされていたが、数年前、私がイギリスに赴任する少し前ぐらいから、生で食べられる卵1つ1つに赤いライオンマークが印刷されるようになった。

先述した通り、イギリス人は生で卵は食べないので、正直駐在日本人以外には得が無いようなマークではあるが、どうやって育てられたか、どこのファームで育ったかまで、1つ1つの卵に情報が刻印されていることは圧巻だ。

勿論、その分、卵のお値段は日本に比べ高めで、通常、12個入りで安くて2-3ポンド(300-500円)程度。ただ、ASDAと呼ばれる最低民度の激安スーパーに行けば1-2ポンドでの購入も可能だ。イギリスに住むなら覚えておいた方がいい。

イギリスの面白いところは、そういった卵1つ1つに品質管理されているが、いざ、それがスーパーに並ぶと、皆が雑に扱うため、中が割れているものや数が少なくなっているもの等が多く、購入前には必ずパックの中身を開けて確認する必要がある。民度の低さもあるが、中身が見えない紙製のパックを使っていることが大きな原因だろう。

そういえば、なんでライオンマークなのだろうか。
知っている人がいれば教えて欲しい。

Best Regards,
英国駐在員


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