Drop the ballについて
私はDrop the ball世界ランカーの健士郎だ。今回の記事ではDrop the ballでの高得点の取り方のコツや知識を皆に共有しようと思う。
まず、私の最高スコアを紹介しておこう。私の最高スコアは746だ。この数字は当然サイトでの世界記録を大幅に更新していて、クラスメイトにも「天才」と言わしめる程のかなりのビックスコアである。ではなぜ私はこれ程のスコアを叩き出せたのだろうか?これについての答えは明確であり、それは「知識」と「思考力」と「努力」である。
まず一つ目の「知識」について詳しく説明する。
多くのプレイヤーはDrop the ballに知識は必要ないと思っている。しかし、それは大きな間違えである。Drop the ballは一つのボールの大きさを1とすると、縦17×横13のステージが舞台だ。今回は将棋に倣い縦のマスを算用数字で、横のマスを漢数字で表すことにする。例えば左上のマスは(1一)である。ここで、読者のあなた方に問題を出してみようと思う。3ballが(1三)に位置した、最大角度(左上)かつ最大威力でボールを投げた場合、3ballが消えるのはどのボールを投げた時か。①丸型 ②四角形 ③三角形
チクタクチクタク___________。
正解は①の丸型のみである。②③の四角形と三角形は二回しかバウンドしない。
さて、皆様は解けただろうか?きっと多くの読者が解けなかっただろう。たとえ解けたとしても自信を持って回答することは出来なかったはずだ。何故ならあなた達は「知識」を持ち合わせていないからだ。私はある程度、「この場所にballが位置し場合、この向きにこの威力でボールをドロップさせれば○○回バウンドする」という、状況に応じた打法を“暗記”している。これは世界ランカーにとっては当たり前のことであり、打法を暗記せずに世界ランカーにはなることは難しい。いや、もはや不可能である。ここまで説明したら皆様も「知識」の大切さを理解してきたと思うので、今ここで私から皆様に知識を共有しよう。まず、Drop the ballで最も強いボールは間違いなく四角形なので今回は使うボールが四角形であるのを前提に話を進める。箇条書きにするので集中して熟読するように。
・(1一)に対して最大角度(左上)かつ最大威力で2回バウンド
・(1十三)に対して最大角度(右上)かつ最大威力で2回バウンド
・(1〜17七)に対して鉛直下向きで無限回バウンド
・(1二)に対して最大角度(左上)かつ最大威力で2回バウンド
・(1十二)に対して最大角度(右上)かつ最大威力で2回バウンド
・(1三)に対して最大角度(左上)かつ最大威力で2回バウンドだが、最大角度から7度程下に傾けて最大威力でドロップすると3〜4回バウンド
・(1十一)に対して最大角度(右上)かつ最大威力で2回バウンドだが、最大角度から7度程下に傾けて最大威力でドロップすると3〜4回バウンド
・(1四、五)に対して最大威力で一度バウンドさせて左壁に強く当てることで最大5回バウンド可能
・(1十、十一)に対して最大威力で一度バウンドさせて右壁に強く当てることで最大5回バウンド可能
・(10十)と(11十一)のように連なっている場合、下のボールである(11十一)から当てて壁と挟むとボールが上に上がり(10十)にも多くバウンドする。
以上が基礎知識である。その他の応用知識はまた次の記事で紹介しようと思う。
次は二つ目の「思考力」についてだ。
この余白にそれを書くには狭すぎるので今回はわたし自身のプレイ中の考え方について綴ろうと思う。
・2ballが(1十)、3ballが(3七)に位置している場合、多くのプレイヤーは(1十)に2回バウンドさせて、次のターン3ballである(1七)に上がってきて3ballを処理することが出来ずにゲームオーバーになってしまうだろう。正直これは馬鹿の思考であり、考えが浅はかすぎる。私の場合、先に(3七)にバウンドさせて、(1十)と(3七)で挟みバウンドさせるだろう。そうすると(1十)のボールは消滅して次のターンでは1ballとなった(3七)が(1七)に上がってきて、それを消すことは容易だろう。そしてゲームオーバーせずに更に記録を伸ばし続けることが出来る。つまり、「1バウンド目」に注目してドロップするのではなく「1バウンド先」に注目してドロップさせるのだ。その先とは別の消したいボールや壁を指す。
・また、(一、十三の縦列)、(六、八の縦列)における3以上のボールには早くから気にかけ、対処することが大切だ。なぜなら(一、十三の縦列)、(六、八の縦列)は非常に多くバウンドさせるのが難しく、3回以上バウンドさせるのは至難の技だからだ。そのため一度で2回までしかバウンドさせることができないことを前提にゲームプレイした方が良いだろう。
以上これが世界ランカーの“思考”なのである。明らかに他の一般プレイヤーと思考力が違うかお分かり頂けただろうか。これが746の頭である。
いよいよ最後の三つ目「努力」について語ろうとおもう。この「努力」の説明は最も簡単だ。すなわち、ここでの「努力」はただ出来るだけ多くの時間プレイし、低スコアを取ろうがなかろうが、めげずに「最高スコアを出すぞ」という強い向上心を持ち続けて授業中にDrop the ballをプレイすることを意味する。これはDrop the ballの道を極める上で最も単純なことであり、最も難しいことでもある。
例に世界ランカーである私を出そう。単刀直入に言う、私は定期テストで倫理が19点になるまで直向きに授業中に努力をし続けた。先生に怒られようが、友人に注意されようがDrop the ballでボールを落とし続けた。何度も落とした。その結果、今では成績も落ち、単位すら落としそうである。
これが世界ランカーの「努力」であり、「覚悟」だ。
以上がDrop the ballのコツである。自分で乗り越えろ、私を超えてゆけ。