FLAME
2023年5月20日、恵比寿LIQUIDROOMにてクロスノエシスの4周年記念ライブ「plant」を見てきた。
4周年記念とは言いつつも実質的には解散ライブということで、めでたいとは決して言えないんだけど最後までクオリティの高いライブを見ることができてとても良い時間だった。
昔の話から遡っていこうかな。
クロスノエシスを初めてみたのは2020年11月8日のVeats Shibuya。記憶をカレンダーと過去の写真と照らし合わせてみた限りでは多分。
じゅじゅのオタクなのでじゅじゅ目当てで行ったわけだけど、以前何度かハミシスは見たことがあったので見てみるか。といった感じで見た気がする。
FLAMEちゃんのことはもともと姫カットの女だったのでフォローしていましたが、その日初めてちゃんとステージを意識して見て、半ば一目ぼれのような感じになった。
今もあまり当時と印象は変わらないけど、長身ぞろいのメンバーの中でも小柄さを感じさせないような、しなやかかつ力強いパフォーマンスと、声がすごく良かった。
かわいらしくて、どこか落ち着くような耳にいい声。
衝撃を受けた、ってのが大袈裟でもないくらい直感で好きだなと感じたときめきは何だか今でも覚えています。
その日、ライブ終わってからめちゃくちゃツイートを掘ったであろう形跡がGoogleフォトに残っていました。(オタクすぎて草)
こう見えても推し増しにはそれなりに慎重なので、その日は特典会はいかなかったけど、次に被ったら絶対行こうと決めて翌月。WOMBのじゅじゅとのツーマンのがあり、そこで初めましてをした。
じゅじゅのオタクで、ハミシスのころ何度か見てたけどクロノスもすごい良くて、パフォーマンスが良かったから話してみたくなった。といったようなことを伝えたら、
同じ人が曲作ってくれてるんだけどめちゃくちゃ良い曲で最高、じゅじゅさんのパフォーマンスも綺麗で好き、みおりさんが特にすごく素敵で尊敬してる。
って旨のことをバーッって話してくれて、かなり最高だった。
お世辞とかで言ってるわけじゃなく、本心から本当に好きなのを感じたし、すごく楽しそうに目を輝かせて喋ってるところがとても眩しくて、かわいらしくて素敵だった。
まさにマシンガントークって感じで1喋ると20くらい話してくれるので、隙を見てこっちも喋らないとほとんど話聞いて終わる、みたいなこともあるんだけど…(笑)そういうところも含めて好きだったし楽しかったな。
ほとんど対バンで被ったら行く、って感じのオタクなのでそう多くはなかったけど、いつ見ても安定して良いパフォーマンスがブレないし、ふれーむちゃんも話しやすくてニコニコになれるから良い現場だった。
ま、たまにと言っても結構被ってたし、実は2021年のチェキ枚数がふれーむちゃんが2番目に多かったりするんだけどね。1番の人は圧倒的なんですが…。
あ、でも1回だけヤバ・事案が発生したことがある。
その一番の人よりもたくさん撮ってしまった日もありました…🫢
2021年のクリスマス、ちょっと前にgarageの完全版がリリースされて、ふれーむちゃんもやってるって言ってたからそれの話をしに行った。
ちなみにgarage(ガラージュ)ってのはこれ。
三大奇ゲーと呼ばれる風変わりな雰囲気のゲームの代表格の一つで、リメイク版が出るまでは何十万とかで取引されてたような希少価値の高いゲーム。
かなり人は選ぶのでおすすめはしないけど、自分は面白いと思ったし一度やったら忘れられない世界観でおすすめです。(支離滅裂な発言)
ちょっとマイナーなもので通じ合えたりすると結構うれしいよね。
楽しくなってしまって5周もいってしまった。
そのあとは年が明けてすぐじゅじゅの解散発表されて、対バンで会った時にこれからどうしようね〜みたいな話をしたりなどしつつも、今まで通りじゅじゅのオタクをしていた。
4月以降はJILLASTEDや十六夜ポラリスに行ったりしていて、JILLSATEDとは7月にツーマンがあったくらいでなかなか現場が被ることがなくなり、1年近く空いてしまった。
そうこうしているうちに、2月に現体制終了とふれーむちゃんの活動が最後になる旨のコメントが発表された。
ラストくらいは見届けたいとは思いつつも、うかうかして直前まで予定を確定させていなかったらチケットが枯れてしまった。
どうしようかちょっと迷ってたけど、チケット譲ってもらえて行けることになって結果的に本当に助かった。
本当にいいライブだったし、これ見逃してたら人生にかなりの損失だった。
すっごい今更なんだけど、もうちょっと見に行けばよかったな、ふれーむちゃんともっと話せばよかったな、とわがままなことを思ったりしちゃうね。
居なくなるから惜しい、ってのもあるだろうけど、たぶんもっと仲良りたかった。
どれだけそう願っても、もう今までのように対バンにクロノス居てよっしゃってなったりもしないし、あのパフォーマンスも、あのマシンガントークを聞けないのかと、もどかしく寂しく思う。
それほど惜しくなっちゃうくらいに本当にいいライブだったな。ということでここからはライブの感想。
stableから始まって、薄明→cross→インカーネイションのこれこれ!って流れがあったりと徐々にボルテージが上がっていく感じが秀逸なセトリだった。
中でも一番印象に残っているのは、新衣装に変わってから1曲目のgone。
かなり衝撃的な良さだった。
紫と赤の照明がシタールの不穏な響きに攪拌され、前半とは打って変わった怪しげな雰囲気が会場に充満していた。
あの曲なんか不思議で、原始的な何かを掻き立てられる感覚があるんだよね。
サビは照明も相まって人間らしさがかなり薄くて、あれが神様だといわれても信じられるくらいには神々しさがあった。
終わった後のオタクとの飲みの中での話にもあったんだけど、クロスノエシスにはなんかあるんだよな。言語化できない謎の魅力が。
それが何かは結局わからなかったけど、曲とパフォーマンスがいい、だけでは片付けられない引力が確かにあったように思う。
体感速度30分で19曲が終わって、MCがはじまった。
すごい泣いてたし、本人は全然話がまとまらないって言ってたけど一番話してることが伝わってきた。
推しメンだからってのもあるだろうけど、頭の中に常に言葉がひしめき合っている人っぽくて、そういう人の紡ぐ丁寧な言葉が好きだからそう思ったのかも。
これからも曲や今まで過ごした思い出は残るから、つらい時頑張るために、楽しい気持ちの時はもっと楽しくなるためにたまに曲を聴いたり思い出したりしながら幸せに生きてねって祈りを貰った。
それは、好きだとか愛してるなんかには出せないような、深い深い愛情が込められている言葉で、うまく感想が見つからないんだけどとても綺麗だなと思った。
アイドル活動を終えることに関しては、クロスノエシス以上のものをこれから先できないから。って話してて、さみしいけど推しがそこまで強く大切に思えるものを見つけられたことを嬉しく思います。
その選択をできるほど真剣にアイドルやっていたこともすげーカッコいいなって思う。
これからもFLAMEちゃんにとって、そんなふうに大事にできるものにたくさん出会える人生であってくれたらいいな、と願っています。
おれはFLAMEちゃんのオタクでいられてハッピーだったよ。