新しい学校のリーダーズ ライブレポート 「新しい学校の青春部ツアー2024」2024/05/06(月)大阪 Zepp Osaka Bayside
キャッチコピーとリーダーズ
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの新しい学校のリーダーズだが、首振りダンスでブレイクして広く一般に知られるようになったのが昨年2023年。その年に初めてリーダーズのファンになったという人も多いのではないだろうか。僕もそんな"2023年組"の一人なのだが、おそらく皆さんと少し違うのは、首振りダンスがきっかけなのではなく、彼女たちがイメージキャラクターを務めた「第61回・宣伝会議賞」というキャッチコピーのコンテストに応募したことだった。応募要項が書かれた雑誌を買うと彼女たちが表紙を飾っていたが、その時は「新しい学校のリーダーズ…? 知らんなあ~」と思いっきりスルーしていた。
そして年の瀬が近づき、「今年首振りダンスが話題になった新しい学校のリーダーズが紅白に初出場します」というNHKのニュースの中でオトナブルーのMVの映像を見て、その時ようやく興味を持ったのだった。なので、この記事を書いている2024年5月時点でファン歴は半年にも満たない。(※リーダーズのファンには「パイセン」という独特の呼称があるのだが、以下、文脈に応じて「ファン」と「パイセン」を使い分けることとする)
「宣伝会議賞」の応募が終わりヒマになった僕は、そこから一気にYouTubeの動画を漁り始め、年末~年始にかけて中毒患者のごとくリーダーズ漬けの日々を送ることになった。当然ライブにも行きたくなる訳だが、その時点で予定されていた年明けすぐの1/9の武道館ライブ、他にいくつかイベントもあったと思うが、すでに全てソールドアウト。(当たり前か)
折しもリーダーズ人気が爆発したことで、運営側もファンクラブ体制を一新しようとしており、1/9の武道館にて「ファンクラブがリニューアルされること」と「新ファンクラブの会員限定ライブが5月に予定されていること」が発表された。記憶が曖昧かもしれないが確かそうだったと思う。翌1/10にそれを知った僕は迷わず入会を決めた。(ファンクラブ名が「新しい学校の青春部」であるため、「入部」と言うべきか)
前置きが長くなってしまったが、そのファンクラブ会員限定ライブというのが、この5月に福岡・大阪・東京・札幌・名古屋の5都市で開催される「新しい学校の青春部ツアー2024」である。抽選の結果、僕はなんと大阪・東京・名古屋という大都市圏でのライブに3回も参戦できる幸運を手にした。そこで今回は、僕の記念すべきリーダーズライブ初参戦となった、5/6に大阪はZepp Osaka Baysideにて行われたライブについてレポートしたい。
長かったライブ当日まで
僕は千葉に住んでいるので、最初は東京だけに応募していた。一箇所でいいと思っていた。2/9に抽選結果のメールが来て見事当選。それでよかったはずなのだが、すぐさま二次募集があるという。
新入りのパイセンである僕はSNSで情報収集だったり古参のパイセン方と少しづつやり取りを始めていて、のめり込んでいる人は当然のように何か所も申し込んでいるのが分かった。そして古参の人ほど落選しているらしいことも分かってきた。そうするとなんだか欲が出てきて、「まだいけるかも…」「名古屋だったらそんな遠くはないよな…」と思い始め、名古屋にも応募 → 当選。そこで止めればよいのに、まだ三次募集があるという!
「いっちゃえ!」と大阪に応募 → 当選。その最後の抽選結果が3/15。そこから名古屋の宿を手配したり、夜行バスを手配したり、戦闘服(Tシャツやグッズ)を買い求めたり。その間にも他のバンドのライブにも急遽参戦することになったりで、振り返れば申し込みからライブ当日に至るまでの日々はかなり長かったなぁと感じる。
強行日帰り(朝帰り)弾丸バスツアー
何事も勉強で、やってみないと分からないことがあるが、千葉ー大阪間をバスでトンボ帰りするのはやはり無理があった。時間と予算の問題で仕方ない部分もある。ただ初めてのリーダーズライブだったので、先輩のパイセン方(変な言い方だけど)とライブ前の時間を利用して積極的に交流したかったのに、バスの発着時刻の関係でその時間を確保できなかったのが悔やまれるところだ。
開演が18:00で、開場が17:00。最寄りのJR桜島駅に着いたのが17:20過ぎだった。改札を出たところからライブ会場まで、延々と入場待ちの列ができていた。僕は入場整理番号が1600番台でその時点でまだ呼ばれていない。これ、開演までにちゃんと入れるのか!?
Giri Giri 間に合った
なんとか17:45ぐらいに入場。とにかくリュックをロッカーに預けないと。トイレも行っとかないと。そしてドリンクをもらい、いよいよフロアーへ。
フロアーへの入り口は左右どちらにも設置されているのだが、スタッフから指示があり左側(下手側)から入ることに。もう時間もないのでとりあえず左側の壁に沿って最後列を目指す。
後方は段差をつけて高くなっているので、真ん中のフラットな場所で埋もれるよりはいいと思ったのだ。左側の最後列に隙間を見つけた。というよりやや強引に押し入った感じか。例えるなら満員電車に乗り込む時、Giri Giri最後に押し入った人が扉脇の手すりをゲットできるみたいな。(違うか…)
残り物には福があったのかどうか分からないが、視界良好とはいかないまでも、どうにかこうにか見える場所にポジショニング。17:50。間に合った~。
開演~前半戦
18:00になった。が、まだスタートする気配はない。さっきからSEで流れているのはラップか。淡々としたラップが長く感じる。そして10分ぐらい過ぎただろうか、会場が暗転した。場内に歓声が沸き起こる。さあ来る!
この時ふと頭を過ったのは、どの公演にも当選できず初のファンクラブツアーに参戦叶わなかったパイセンがいるということ。ビギナーズラックなのかもしれないし、厳選なる抽選の結果と言いつつもファンを増やしたい運営側の意向で初顔ゆえ当選させてもらえたのかもしれない。どちらにせよ僕はこの場に立てた。ありがたい感謝の気持ちを噛みしめながら、同時に武者震いでドキドキする思いが入り混じる。
入場SEはまず和太鼓が聞こえてきた。そしてToryanseのあの独特の低音リフを思わせる音色、さらには「エッサ!」「ホイサ!」の掛け声などが次々に重なってくる。日本的な雰囲気をこれでもかと強調した演出だ。
"どてら"を纏ったメンバーが袖から順に登場し、ご挨拶のフォーメーションポーズを決める。毎度おなじみの光景だが、まずはこの様式美に感動。そして映像でしか見たことがなかったメンバーが現実に目の前にいることに本当に感動。どのアーティストに対しても思うことではあるが、初参戦ライブでしか味わえない特別な体験を今している。
オープニングナンバーは最近すっかりこの位置に定着したToryanse。続けざまに、つい先日のコーチェラ(アメリカの有名なフェス/毎年4月に開催)で初披露した新曲OMAKASE。どちらも日本的な曲調で、後者は盆踊り的な要素もある。海外に向けて日本をアピールする2曲から、今度はどてらを脱ぎ捨て元のセーラー服姿になってのGiri Giriへ。
この流れはコーチェラのライブ映像を繰り返し何度も観たことで、こちらとしても耳に馴染んでいて無意識ながら予測できていた。自然な流れで乗れて心地良い。どうやらコーチェラのセットリストをそのまま移植してきているようだ。
曲を切らさないまま軽くMCを入れる。SUZUKAが会場全体を煽り、コール&レスポンスで我々に「アッタラシガッコ!」を連呼させる。リズムキープのまま、スモーク・オン・ザ・ウォーター(ディープ・パープル)にスライドする流れはコーチェラでやったパターンだ。来るぞ来るぞ~、分かってるもんね~のオトナブルーに突入。このアレンジを考えた人は天才だね! あれだけ何度も映像で観てきたのに、生オトナブルーはやっぱりいい。
曲間を空けることなくArigatoへ。先ほど連呼した「アッタラシガッコ!」がコーラスとして入っている。この部分を抜き出していた。この曲はホウキがついたスタンドマイク(いやそれじゃスタンド不可能だけど…)を持って歌い、時に掃き掃除をしてみたり、エアギターをしてみたりと、こういう発想が実に奇抜でおもしろい。
言い忘れたが、僕はメンバーの中でも特にRINのファンなので、先ほどからずっと姿を探しているのだが、自分は左側最後方におり、RINはと言えばステージ上手つまり右側にいることが多かったのでなかなか姿を追えていなかった。(KANONとMIZYUはよく見えた!)だがここでようやく、左側に来てエアギター&エアキックをするRINを見ることができた。
RINは基本、上手側のポジションが多いと思うので、できれば右側に行きたかった。僕の位置からはステージ中央はなんとか見えても、右側を見通すのはかなりきびしいのだ。東京・名古屋では右側のポジションを狙おう。
曲が終わり再度MCへ。Arigatoからの「大阪~ありがと~」とSUZUKA。徐々に大阪弁に寄せていきながら、SUZUKAが「ありがとぉ~」と言えば我々も「ありがとぉ~」と復唱し、「ありがとぉな~」「なんでやねん!」「やってられへんわ!!」「なんでそんなこと言うねん!!!」と、いや逆になんでそんなこと言うねん?とこっちが思うのだが、SUZUKAにありがちな思い付きで言葉を発してまとめられず崩壊してゆく泥沼か?と思いきや、「すばらしぃ~ですぅ~」「皆さん優秀ですぅ~」と我々のノリの良さを褒めることで強引にまとめた感はある。
どんどん進めていくよとSUZUKA。ゆったりトランシーな曲調のForever Sistersへ。「たくさん踊ってね」とSUZUKAが言う通り、ゆったりリズムで気持ちよく乗って踊れる、我々もついていきやすい曲かと思う。途中曲調が変わるところで若干ラップっぽいRINの「あらうんざうぉ~!」の発音がそれっぽくて好きなんだよね。
お次はSuki Lieだが、海外向けセットリストに組み入れている割には、ゆっくりなテンポで歌詞も暗い短調曲。ノリはよくないのに何でかな?とちょっと疑問である。ある意味アクセント的な、箸休め的な役割なのかな。
その"箸休め"のあと、SUZUKAが「クラップ ユア ハ~ンド!」と煽り、「続けろ!」と言って後ろを向く。その間に学ランを着て…そう、いわゆる"MIZYUバイク"だ。「ジャ~ンプ!」「跳べ!」「もっと跳べ~!」
僕も周りも必死に跳んでいたら、あっさりすぐに終わった。あれ? ショートバージョン? 元々こんなに短かったっけ?
そのあとTokyo Calling、NAINAINAIと続くが、正直なところ個人的にあまり好きな曲じゃないため、コメントは割愛(笑)
SUZUKAが前半戦最後だと告げる。コーチェラでもNAINAINAIはラスト曲だった。コーチェラではこの他にCandyと最終人類が入っていたが、これらは今回の日本ツアーでは外したようだ。
「一旦下校!」と言ってメンバーが袖に下がり、ここで前半戦終了。後半戦もあると言うが、前半戦後半戦ってサッカーの試合みたいだ。ということはハーフタイムに入ったということか。ドリンクで水分補給し、ホッと一息。時計を見ると18:45前ぐらい。前半戦は35分ぐらいか。SEはまたしてもラップが流れている。
参加型企画ステージ
参加型とあるが、僕個人は参加には興味なく観ているだけで満足したので、ここはあまり詳しくコメントしない。何をやったかだけ記載しておく。
1.己の部活着選手権~見せてこいや!!!!~
個性的なコスプレやグッズの着こなし自慢を事前に写真で応募して、
その写真を各メンバーが見て一つずつ気に入ったものを選ぶ。
2.この振り付けなんだろNANANANANA~?
各メンバーがある曲の振り付けを無音でパフォーマンスし、分かった
人が挙手して答える。
3.レッツ ダンス トゥギャザー
事前にエントリーした人の中から当日5人が抽選で選ばれ、ステージ
上でメンバーと一緒にオトナブルーを踊る。
まあ、和気あいあいとしたトークショーのような雰囲気で、参加せずとも観ているだけで楽しかった。時間は30分ぐらいだったかな。
その他、メンバーが袖に戻って後半の準備をする間の時間稼ぎの意味もあるとは思うが、マネージャーのOTA氏がメンバーへの手紙を朗読するコーナー(?)もありました。
後半戦
後半戦はそれほど間を置かずに始まった。始業のチャイムが鳴る。このチャイム、まだパイセン歴半年足らずなのに懐かしさを覚える。ここ数年はかなり海外を意識して登場のしかたも変化させてきたと思うが、長らくはこの始業チャイムがライブスタートの合図だったと認識している。日本の学校に通った者だけがわかるチャイムの意味。そう、後半戦というのは我々日本のファンに向けて企画してくれたものだった。海外のファンのさらなる開拓と、旧来の日本のファンの満足。海外ウケする楽曲と日本人ウケする楽曲はどうしても違ってくる。どちらも両立させなければならない。今回のツアーの前半戦と後半戦で方向性を明確に分けたのは、世界中で売れているゆえの苦悩から導き出された、とてもよいアイデアだと思った。
そしてSEは和太鼓・三味線・笛の出囃子に乗って、メンバー再度登場。企画ステージでの"アイドリング"状態から一気にアクセルを踏み込むかのごときの青春を切り裂く波動で、我々の回転数も一気に上がる。確か昨年末あたりまで、これがオープニング曲の定番だったように思う。
続けて、こちらも疾走系ナンバーのBORN To Be Free。これはPlayStation5のCM曲になっているのだが、おそらく配信されていないのか音源を見つけることができない。ゆえに今回初めてフルコーラスで聴いたけど、RINの歌唱パートいいねえ。最近のRINは「ラップ担当」がすっかり定着している感があったので、ラップとはまた違った勇ましい歌声が聴けてうれしくなる。というのは、RINはラップになると声が可愛らしくなると思うのだが、そんな風に思っているのは僕だけだろうか。
ここでまた一つ様式美が。テレビのインタビューなどで自己紹介する時によく見る、「我々個性や」「自由で」「はみ出していく」パン!パン!「はみ出していく~」「それが」「アタラシイ~、ガッコウノ~、リ~ダ~ズ!」「です!」のフォーメーション決め。ここに入れてくるんだ~。
続いて、WOO! GO!、さらには3月末に公開された映画ゴーストバスターズ / フローズン・サマーの日本語吹替版はみ出しカバーソングとこなし、そしてこのファンクラブツアーのクライマックスがとうとうここでやってきた。古参のパイセン達には特にうれしい、「日本のファンが大好きな曲」が2曲続いたのだ。
少し静寂が続く。すると急に会場全体がどよめき始めた。ステージがよく見えない僕は最初何が起こっているのか分からなかったのだが、SUZUKAがソックスを脱いで、客席に放り込んだらしい。それを左右ともやったので時間がかかったようだ。(そのまま最後まで裸足だったと思われる)その後舞台スタッフと何やらやり取りをする様子を見せているのだが、おそらくこれは小芝居だろう。何か時間がかかっていることに対しSUZUKAが「もういい!遅いからもういいわ!」とキレる。「女の子だから待てない!」「だって私"乙女"なんだも~ん」その瞬間、会場から悲鳴にも似た歓声が上がった。そう、乙女の美学、女性の生き方を描いたSUZUKAの単独ボーカル曲である。さらにさらに、静かなピアノの序奏からMIZYUが「雨夜の接吻」とタイトルコール。阿久悠が作詞し昭和の女性の心情を描いた曲に、またしてもすごい悲鳴が飛び交う。これが我々日本のファンに向けたボーナスなのだろう。SUZUKAが一切歌わずにバックダンスに徹したステージを見れたのも新鮮でよかった。
ちなみに前日行われた福岡公演では、ここに恋の遮断機とワカラナイが来たらしい。福岡でも大阪でも、2曲のうち1曲はMIZYUのソロ曲だ。となると…
残りの東京・札幌・名古屋のどこかで楽園にて、わたし地獄(厳密にはソロ曲ではないが、ほぼソロに近い)が来るんじゃないか? できれば自分が参戦する東京か名古屋で来てほしい! それから透明ボーイ。この青春ど真ん中の曲も日本のファンは好きなはずだし、過去のセットリストを見ても常連曲の一角を占めている。この他には透明ガールを期待する声もよく聞かれる。
後半戦も残り少なくなってきた。マ人間、じゃないんだよと比較的最近の人気曲が続き、いよいよラストの曲だとSUZUKAが宣言する。曲名を言わなくても会場にいる全員がそれは迷えば尊しだと分かった。
「最後みんなで、この曲で、気持ちよくなりませんか~!」
「迷ってもいいんだよ! 迷うからこそ見つかる自分がいるんだ!」
間違いない。いや間違いようもないけど。でも会場全体が戦闘態勢に入れるフリだ。
「みんな! 我らと青春したくて、青春部員になってくれたんでしょ~!」
SUZUKAがMCに魂を込める。何だか目頭が熱くなってきた。泣きそうだ。
「オレ! 大阪出身やねん~っ!!」
ありったけの声で腹の底から言い放った。強烈に揺さぶられた。
「大阪根性! ツアーの中でも特別なエネルギーをここに残す!!」
自分は覚悟を決めている、お前らも覚悟を決めろと言われている気がした。
「手を挙げろ!」「手を挙げろ!」
「ヘドバンいくぞ!」「ヘドバンいくぞ!」
おお、任しとけ。こっちはメタルライブでもっと激しくヘドバンしてるんだからな。
「MIZYUのエアギター!」
僕の位置からは見えなかったけど、MIZYUのブッ飛んだエアギターが炸裂したらしく、参戦したパイセン達からSNSで報告が上がっていたから、たぶんこの曲の時だったんだろう。
ありったけの力と気持ちを出し切って曲が終了。あっけなくメンバーが袖に消えてゆく。終わった瞬間、客席から「サイコー!」「アリガトー!」の声が飛び交った。そしてすぐさま「は~み出し!」「は~み出し!」のコールが沸き起こる。そうなんだ? リーダーズのアンコール要求は「はみ出し」コールなんだね。今日初めて知った。
アンコール~終演
ほどなく「アンコール時の衣装」である上スウェット姿でメンバー再登場。
一転リラックスムードになっている。ここで告知タ~イム!…なのだが、SUZUKAの説明がもう噛みまくりで(笑) ここまで19曲、企画ステージをはさみつつも2時間近く踊り、歌い、しゃべり続けてきたのだ。そりゃ舌も回らなくなるわな~。が、そこはアドリブ力なのか、あるいは持ち前のお笑い根性なのか分からないが、やや強引にリカバリー。
告知まず一つ目。前日の福岡公演で(同時にファンクラブサイトでも)すでに発表されていたが、11~12月にかけてコンサートホール規模での全国ツアーが決定。2つ目はアニメの主題歌が決まった。(その日がまさに解禁日だった) その他まだまだ解禁していないものがたくさんあるとか。こんなに多忙なのに、いったいいつ仕込んでいるのか。新しい情報やコンテンツがどんどん出てきてファンとしてはうれしいけれど、休む暇はあるのかと一方では心配もしてしまう。
「より多くのAG!ファン、今いるAG!ファン、そして新しいAG!ファン、みんなで最高に仲良くして、青春を楽しんでいきましょう!」
「AG!という4人の存在を、青春というメッセージを、より多くの人とより大きな空間でシェアしたいというのが、何かようわからん夢やねん!」
告知も終わり、いよいよ本当に最後の曲に。最後はさわやかに締めくくる、「明日はなんとかなるさ、ケセラセラ~!」
最高潮に盛り上がる曲を最後に持ってきてガツン!と終わるんじゃなくて、余韻に浸りつつ和やかに終わるのが新しい学校のリーダーズ的ライブスタイル。最後に「夕焼け小焼け」が流れて黄昏の雰囲気の中メンバー撤収となるので、収まりがいいのだろう。
「一同休め!」「気をつけ!」「礼!」「ありがとうございましたー!」「下校~!」と彼女たちは袖に消えていった。
最後に反省を。全体的に熱量の高いライブだったとは思う。でもSUZUKAは地元大阪で客の熱量に果たして満足できたのだろうか? 僕個人の感想としては、最後方にいて前方の熱量は充分に感じることができたものの、周りはそれほどでもなかった気がする。もちろん全員が同じ姿勢でライブに臨んでいる訳ではないし、こどももいれば年配者も、個別の事情を抱えた人もいて、それこそ老若男女が参戦している。敢えて後方で静かに観ている人もいるかもしれない。だから僕はなんとなく周りの雰囲気にあわせて少々遠慮してしまったのかもしれないな。配慮は必要かもしれないけれど、もう少し熱量を上げて、少しでも大阪公演の熱量アップに貢献できたらよかったかな~。ということで、次回東京はもっと声出していくぞ!
Set List
【前半戦】
1.Toryanse
2.OMAKASE
3.Giri Giri
4.オトナブルー
5.Arigato
6.Forever Sisters
7.Suki Lie
8.Pineapple Kryptonite Remix(MIZYUバイク)
9.Tokyo Calling
10.NAINAINAI
【参加型企画ステージ】
・ 己の部活着選手権~見せてこいや!!!!~
・ この振り付けなんだろNANANANANA~?
・ レッツ ダンス トゥギャザー
【後半戦】
11.青春を切り裂く波動
12.Born To Be Free
13.WOO! GO!
14.ゴーストバスターズ / フローズン・サマー
15.乙女の美学
16.雨夜の接吻
17.マ人間
18.じゃないんだよ
19.迷えば尊し
【アンコール】
20.ケセラセラ
※本文に記載したメンバー名は敬称略とさせていただきました。
※プロの音楽ライターではありません。一参戦者の立場で記憶に基づいて
書いたものです。事実と異なる部分があればご容赦下さい。
【取材/文 まっし~】