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2月9日 消費とバンクシー、現在地。

書いたまま投稿してなかった…。


東京都足立区亀有。25歳分の2年と思うと、意外と住んだ街。
2月あたまに亀有から埼玉の越谷市に引っ越し。
5年間住んだ春日部市のお隣。
ここは何年住むかなぁ。
また時を重ね、愛を着けていく。

亀有の家はシェアハウスで、ホテルみたいな個室型。
廊下とシャワーとキッチンと、洗面台と洗濯機、乾燥機付き共有スペース。
レンジや炊飯器など、冷蔵庫以外の生活家電はみんなで使う。
そこの一階は僕しかいなかったので、完全に私物化してました。

私物化していた家電たちとお別れし、新しいのをお迎えしないといけなくなりました。キッチン用品やお風呂の桶セット、ありとあらゆるモノも買う。
買う、買う、買う……。
モノが増える感覚と、お金がなくなる感覚がとても疲れる。
身を切ってぜい肉をつける感じ。重たい…。

モノを買うとき、
生活の質を上げる=不便や無駄をなくす→楽をするために投資すると考えると買った方が良いのかもしれないけれど、苦しい不便と楽しい不便があるよなぁと思う。

おフロのイス。
買うかどうか悩みました。
亀有のシャワールームは立ちの姿勢で使っていました。
一方越谷のバスルームは、トイレ別なのに洗面台付き。
立ちの姿勢で髪や体を洗うと泡が着いちゃってなんかイヤ、
というので3日間はしゃがみの姿勢で洗っていました。
3日経って、思いました。
しゃがむ姿勢、いけなくないけど足キツイ。
そこから2日間悩みました。
家の中で普段しない、ましてやしゃがんで体を洗う姿勢をとることによって、俳優の身体トレーニングになるのではという部分で。

結果、その姿勢の定着を諦めて、おフロイス買いました。
サルの動きみたいで楽しかったんですけどね。
イスと身体、どっちを自分の資本にするか。
というのが直近でありました。

楽しい不便に分けられるものは、色々あると思います。
1年日記とかやかんでお湯沸かしたりとか…。
道具の用途と生活の中で大切にしたいことがマッチしたら、良い買い物したなぁと思います。それを長く使っていきたい。

先日、バンクシー展に行ってきました。
ものすごくざっくりと、もっと勉強したいなと思えました。
ジェンダーについての本を読んだときもそうで、普段何気なく送っていた日常生活の中身が、少し違って見えたようでした。気づかずスルーしていたところに立ち止まって気づけたというか、そんな感覚。

以前演劇WSの中で今の政治について話があがりました。
「君はどんな世界になってほしいと思う?」
と問いかけられ、何も言葉にできませんでしたが、
世界規模じゃなくて、自分の生活範囲内でなら、
今は答えられそうな気がします。
「君はどんな生活を送りたいの?」
これがきっと勉強の入口なのかもなぁと考えました。
「君は生活の中で何を大切にしていきたいの?」
大切にしたい色んな「〇〇」がきっと、現在地のヒントな気がしました。

今、僕がいるのはどのあたりで、どんな方向を見ようとしているのかが、
なんとなく少しずつ分かった気がします。

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オガワジョージ
いただいたものはすべて創作活動にあて、全国各地を回って作品をつくったり、地域に向けた演劇活動の資金にします。「たった一人でもいいから、人生を動かす」活動をより大きく、豊かに頑張ります。恩返しはいつになるか分かりませんが、必ず、させてください。よろしくお願いします。