退職するなら行動は早めに

結婚や出産、転職などさまざまな理由で、退職を希望する看護師も多いことだろう。退職する際、法律上では2週間前までに報告する必要があるが、職場によっては1ヶ月前と規則で定められているケースも少なくない。そのため、看護師は計画を立てて、早め早めの行動が大切になってくる。

まずは、前述したとおり、退職希望日の何日前までに報告するべきなのか、職場の規則を確認しておこう。多くの場合が1ヶ月前である理由には、自分が退職した後、チームがスムーズに仕事を引き継げるようにするためだ。看護師はそれぞれ受け持つ患者のこともあるので、早めに退職希望を報告するにこしたことはない。

また、有給についても、何日残っているのか把握しておくのがおすすめだ。退職時にまとめて使える場合もあれば、切り捨てになってしまう場合もあるので注意しておくといいだろう。有給をまとめて使えるような職場だと、退職希望日から残りの有給が付与されることもある。そのため、退職に合わせて有給を使うなら、退職希望日から使うのか、それとも退職希望日までに使い切るのか、上司に確認したうえで相談することも大切だ。

尚、退職するタイミングは、繁忙期を避けた時期がベストだろう。お盆前後や年末年始前後は、休診日の前後とあって、患者数が増加する傾向にある。慌ただしくなることから、退職を引き止められたり、取り合ってもらえなかったりする可能性もあるので注意が必要だ。退職するなら、立つ鳥跡を濁さずと言う言葉もあるとおり、円満退職を目指したいものである。