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Coincheck IEO BRIL(ブリリアントトークン)の反省
はじめまして。Kazuです。
タイトルの通り、coincheck IEOのBRIL上場戦で反省です。損失を出してしまいましたが、そんな話をする人もいないので、自分の反省文としてアウトプットすることにしました。
注意事項
気持ちが冷めないうちにとりあえず書くことを優先したので、誤字脱字や誤った情報を載せているかもしれません。内容の正しさは保証しません。あとで多少直すかもしれません。
有料部分におまけの内容を載せていますが本文は無料で読めます。
自己紹介
アラサーのSEです。
暗号資産に出会ったのは2018年頃でした。大学の友人がbotで稼いでいるのを見て、botterになりました。だらだらとやっていた2年くらい全く勝てなかったのですが、2020年のコロナショックのころから勝てるようになり、いまでも細々と活動しています。損益的にはごくまれにA級になれたこともありますがC級からB級くらいのお小遣いbotterです。
面倒臭がりなのもあり、DEXはほとんど触らず、CEXで細々とbotを動かしています。裁量トレードはほとんどしません。
BRILとは
Brilliantcryptoというブロックチェーンゲーム内で利用されるユーティリティトークンです。が、詳しいことは何も知りません。
ブリブリ言っているdiscordサーバがあるとかないとか。
参戦理由
正直このトークン自体に価値があるとは思っていないです。ご多分に漏れず最初の上場時にIEO価格を上回ってくれればそれで儲かるので、適当なタイミングで売ることを期待してIEOに参加しました。
過去2回のcoincheck IEOを実績を見て、上場直後の価格はある程度期待できると判断しました。PLT戦は参加する気になりませんでしたが、PLTの実績を見てFNCTのIEOには参加し、上の方では売れなかったですが、お小遣いにはなりました。なので、今回もあまり迷わずに参加を決めました。
手持ちの資金に余裕があるわけではないので700万ちょっとでIEOに申し込み9000BRILの当選でした。若干の下振れだと思っています。
仕様確認
あまり時間をかけて準備をするつもりはありませんでしたが、資金を投じるので最低限の仕様は理解しておく必要があると思います。申し込み前にcoincheck公式サイトを参照して取引ルールなどの仕様を確認しました。
今回BRIL上場戦で関連しそうなドキュメントは下記の通りです。
BRIL詳細:https://coincheck.com/images/ieo/bril/coincheck_ieo_bril_description.pdf
板寄せ:https://faq.coincheck.com/s/article/itayose?language=ja
サーキットブレーカー:https://faq.coincheck.com/s/article/circuit-breaker?language=ja
FNCT詳細(過去との比較):https://coincheck.com/images/ieo/fnct/coincheck_ieo_fnct_description.pdf
最初、BRIL詳細を見た際に、板寄せを中心に前回のIEOとは取引ルールが違うことに気付きました。
キーワードは以下の通りです。
板寄せ
基準価格
手数料
サーキットブレーカー
板寄せ
株を取引きしている方はなじみ深いかもしれませんが、私にとっては聞いたことはあるが仕組みを理解していないものでした。
BiflyerのELF IEOには参加していないですが、一つのお祭りではあるので、その際に開いた板寄せ中の取引画面で買い板、売り板が両方同じ価格に並んでいる状態を見て、恥ずかしながらやっぱり見方よくわからないなあと思った覚えがあります。
ドキュメントや他サイトの説明を見て、買い注文と売り注文を一定期間集めて、双方に十分な量の板が集まったら注文のマッチングを行って、価格を決めるやり方くらいに理解しました。早まる可能性ありとなっていましたが10分くらいとなっていたのである程度余裕があるのかなと考えていました。
手数料
Maker 0.050 % / Taker 0.100 %
今回は上場直後から取引手数料ありでした。ユーザ目線からすると手数料無料がありがたいですが、暗号資産業界はなかなか厳しいとは思いますので会社としては適切な判断だなと思いました。上場直後は出来高が大きくなるので取引所としては大切な徴収ポイントだと思います。
サーキットブレーカー
最初は基準価格の±50%、二回目は±40%、3回目以降は±30%の値幅に(厳密には最良価格とか約定価格とかありますが細かいことを置いておくと)価格が制限値幅に到達すると取引が中止されます。
サーキットブレークと言えばbitflyerの印象が強いのでこちらはすんなり理解できました。
基準価格
最初はIEO公募価格、その後はサーキットブレーク到達価格、あまり関係ないですが日跨ぎでその日の終値になるようです。
準備
最初2,3回は上サーキットブレークになるはずなので変えたらラッキー程度に先頭で買い指値、その後は様子を見て売ろうと思っていました。
仕様を見る限りは最初数回はFNCTと同じように、上側サーキットブレーク状態になると思っていました。
特に何かするつもりはありませんでしたが、せっかくなので状態を見るためのスクリプトを作成しました。今回は板寄せ方式なので、板寄せ中は約定がありません。板から適当に計算した指標を出力することにしました。
上場時
月曜日なので、仕事です。ただ、リモートワーク可能だったので、仕事をしつつ、横目で上場の様子を見るもとい、上場の様子を見ながらお昼休みのつもりでした。
11:30直後の様子を見て、想定通り板寄せしているなあと思って仕事していました。
12時頃取引開始ですが、直後はどうせ上側サーキットブレークになるだろうと思っていました。
板寄せの様子を見ながら、最初は2,3回くらいはほぼ確実に上サーキットブレークになるだろうからと思い、買えないだろうと思いながら適当に100万円分先頭に買い指値を入れていました。最終的に77.66円で買い指値を入れて見ていました。このとき今何回目かのサーキットブレークかどうかを考えていませんでした。
ディスプレイの中で半分程度にcoincheckの画面を開いてもう半分に動かしたスクリプトの出力を表示していました。
敗北
誤算1
12:05くらいに、タイミング悪く仕事のzoom会議に出席することになり、そちらの対応をすることになりました。
しかし相場は待ってくれません。
電話している間に気付いたら売り板も大量に表れていました。
あ、やばい。売らなきゃ。
というか買い指値出したままだったからキャンセルしないと。。。と思ったのですが、画面にcoincheckのトレード画面、隣にスクリプトの出力を表示していたせいで、絶妙にキャンセルボタンが見つからない、というか会議で話しながらだから頭が回らなくてあれキャンセルボタンどこだっけとなっている間に無慈悲に注文が約定してしまいました。本当に脳のリソースを避けていなかったので、、あれ、注文消えたとなり、それが約定だったことを理解するのに30秒くらいかかったと思います。
誤算2
板寄せがあるのである程度の猶予期間で、様子を見ることができると考えていました。しかし実態は思っていたものとは違っており、板寄せ状態になったと思ったら、売り注文が一気に表れたと思ったら、ほとんど待たずにそのまますぐに約定して取引が開始するようでした。
結局サーキットブレークとは?といった形でみるみる頭が回っていない間に売り注文に潰されて価格が崩壊してしまいまいした。
サーキットブレークと言えばbitflyerのイメージが強く、サーキットブレーク後には一定期間取引が停止される期間があるいう先入観がありました。またサーキットブレークの板寄せ期間は相場参加者を冷静にさせるための冷却期間の役割を兼ねると思います。その菅家もあり一定期間停止して比較的ゆったりとした取引再開になると思い込んでいました。
敗戦処理
一度崩れて底打った後、しばらくはもう終わってしまったという現実をしばらく受け入れられませんでした。しばらく様子を見て50円弱までせっかく戻していたタイミングもあったのですが、すぐには損切できませんでした。
とは言え、売り板はそこまで出てこないですが、厚い買い板も見ていると食われていって押し込まれているようだったので、短期的には下がると思い、売れそうな買い板が出たらぶつけて売り、39円くらいですべて売って損切しました。
とは言え様子を見ている間にも数円下がってしまったので、分割でもいいから売っておくべきだったと反省しています。
損切後は忘れるために仕事に集中していたのですが、仕事終わりに価格を見ると結構戻している60円くらいまで戻しているタイミングもあり余計に悲しくなりました。
まとめ
反省点は以下の通りです。
上場戦のタイミングできちんと時間を取って見守ることができなかった。それにより買い板を放置してしまった。張り付いていたら絶対にやらなかった。IQ2くらいの行動を取っていたと思います。救いようがない。
普段使っている画面よりも狭い画面で上場戦に臨んでしまった。横目で見ながらでもキャンセルチャンスは体感10秒くらいはあったと思いますが、脳のリソースを別のことに使っていたこともあり、キャンセルボタンがすぐに目に入らず対応できなかった
サーキットブレークや板寄せの挙動に先入観があり、状況変化に対応できなかった
まとめると上場戦では有給を取得するか、ニートになりましょう。
BRIL戦で無事利益を持ち帰れた方、77.66円に売り板をぶつけてくれた方は投げ銭してくれるととても喜びます。明日からのもやし生活の足しにさせていただきます。
おまけ
今回の上場戦に向けて、若干の興味と売買の参考にするために板情報を用いて適当に作った指標を5秒ごとに出力するスクリプトを作成しました。
突貫で作り、例外処理も実装していなかったので、何度かエラー落ちしていましたが、投げ銭感覚で購入してくれた方向けに何を計算していたのかの説明と実際のログを添付します。12:13くらいにはとりあえずエラーでも止まらないように修正しました。期間は12:13から13:00くらいまで5秒ごとの出力です。
あまり期待しすぎず、あくまでも投げ銭のおまけという位置づけでお願いいたします。
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