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クラブ馬馬券~2023年11月12日(日)東京12R3歳以上1勝クラス芝1800m ~


1.レースの傾向

東京芝コースは開催が進み、やや内側が荒れ気味に見えますが、見た目に関係なく内も外も伸びる印象。
引き続き全体時計も上がりも速いため、スローペースだと外を回すと届きません。
このレースでは確たる逃げ馬が不在ですのでスロー濃厚。
前目で運べてかつ速い上がりに対応可能な馬が狙い目になります。

2.予想印

◎3ルージュアマルフィ
〇1ジェイパームス
▲2ネビュルーズ
△6ハリケーンリッジ

3.本命馬の考察

①馬の能力

前走は未勝利戦終了直前の実質ラストチャンスをモノにしての勝利。
上手くインをすり抜けたルメール騎手の手綱捌きが光りましたが、決して騎手が上手く乗っただけでなく、馬自身の力もあってのもの。
その証拠に、同じようにインから伸びて来たマイネルラッシュを抑え込んでおり、このマイネルラッシュが次走で1勝クラスを格上挑戦で制していることから、ルージュアマルフィも1勝クラスを勝てる力はあると言えます。

②妙味

ここは1勝クラスでも比較的メンバーが揃っており、単勝15倍前後見込み。
前述したようにこの馬自身もこのクラスを勝てる力はありますから、妙味は十分です。

③臨戦過程

3戦目の未勝利戦で本命に推した際、思うように力を発揮できていない理由を以下のように分析しました。

敗因は乗り込みが足りず、中身が出来ていなかったからだと見ています。
その背景は約1年前まで遡ります。

東京サラブレッドクラブの外国産馬は来日が昨年4月と非常に遅く、更に海外からの長距離輸送で大きく馬体重を減らす馬が続出。
実質4月から育成をやり直したようなもので、仕上がりが大きく遅れることとなりました。
結果、募集馬6頭中、年内デビュー出来たのが◎含め2頭、現時点で勝ち上がりが1頭と厳しい成績に。
ただ、勝ち上がったレッドアーバインや、レッドカフラーのように、使われながら内容が良化しているケースが目立ちます。
育成が遅れていた分、使われての良化度も大きいということでしょう。
ルージュアマルフィは動き自体はいい物を持っていますから、中身さえ出来てくれば十分勝ち上がりは可能です。

デビュー前から桜花賞3着馬ペリファーニアと併入するなど素質の高さを見せており、厩舎からも期待されていましたが、上記の乗り込み不足により中身ができておらず、早々に手応えをなくしてしまいました。
その後も冬場に除外続きで思うようなレースを使えず、山元トレセンが満杯で使えず、美浦の坂路閉鎖もあってなかなか乗り込み不足が解消されませんでした。
そんな中レースを使いながら徐々に良化し、前走でようやく本領発揮。

その後は山元トレセンの坂路で乗り込まれましたが、根本的に坂路で乗り込む期間が足りなかった本馬にとってこれがかなり良い方に出たようで、この中間は過去1番と言っていいくらいに調教で動けています。
2週続けてペリファーニアと併せ、先行しても追走しても馬なりで併入するなど、かなり状態は良さそうです。

④適性

欧州血統で、戦績を見ても一見札幌の時計の掛かる洋芝が向きそうですが、フランケル産駒は東京コースも比較的得意としており、バネを感じさせる走行フォームですので、3戦目の未勝利戦では敗れていますが本格化した今ならこなせる可能性は高いと見ます。

フランケル産駒芝レース場所別成績

また、距離が延びますが、デビュー戦で2000mで下したように手足が長く、胴に伸びもあって体型的には中距離タイプ。
特に掛かる面もありませんので、中身が出来た今ならむしろプラスに働くのではないでしょうか。

⑤パドック

冬場に出走した際は冬毛ボーボーで全く見栄えしないパドックでした。
最近急激に冷え込んできましたので、毛ヅヤには注意しておきたいところです。

4.買い目


スロー濃厚なので、人気サイドでも位置取りの意識が高い騎手を上位に。
◎の単勝複勝と、印全馬への馬単・馬連・ワイドも抑えます。

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