いまさらながらに告白をば。
いまからちょうど2年前
がんの告知を受けました
この2年間あえて病名は伏せてましたが
病気をしてたことは薄々お気付きだったかも
いま突然打ち明ける気になったのは
自分の心境の整理と
2人に1人が罹病すると言われる現在
幸い末期ではなく
初期の体験者として重苦しくなく
こんなだったよーというのを
残してみるのもアリかなと思ったから
2020年のGW
自分でしこりをみつけ検査したそのときは陰性
からの半年後の検診にて陽性が判明
乳がんでした
主治医曰く「初期も初期」
だったので即手術で片胸全摘
生検の結果、念のために勧められた化学療法
つまり抗がん剤治療をすること約3か月
それが昨年の春から初夏にかけてのこと
そして現在はこの先最低5年は続く
ホルモン治療の真っ最中で
副作用のホットフラッシュに翻弄されつつも
日常生活はいたって正常です
抗がん剤では案の定髪が抜け
ウィッグも作ったわりにたいして被らず
さっさと超ベリーショートで闊歩してたし
片胸無いことも気にせず
今年は温泉にも堂々と入りにいったり
病気の前とほとんど変わらない生活を
送れるようになりました
実際普段は
自分ががんに罹ったことすら
忘れていたりもするのですよ
だいたい
「がんサバイバー」
という言葉が好きじゃなくて
確かに残念ながら乳がんに寛解はなく
5年10年経っても再発や移転する可能性があることもわかってる
4か月毎の検診のたびに
今回は大丈夫だろうか
と神妙になったり懸念するのはたしかだけど
なるようにしかならないから
そもそもがんになったのだって
原因などわからないし
なぜ自分が
と思っても仕方がないこと
告知を受けたときも
ショックではあったけど
では治療がんばるか
やれることをやるのみと覚悟を決めただけ
その告知ですけど
告知の際にドラマのような深刻さは皆無です
家族を呼んでください
とかもない
1人で検査結果を聞きにいって
「はい やはり乳がんでした」
「あー そうでしたかー はあ」
「ではこれからの治療のスケジュールを」
と淡々と今後のことを矢継ぎ早に決めていくかんじ
病名を打ち明けたのは最低限の
家族、会社、友人、知人のみ
やはり「がん」という病名は
たとえ初期だろうと
本人はさして深刻にとらえてなくても
打ち明けられた人にショックを与えてしまうのだなと感じたのは確かです
だから軽々しく公表できないなと
あと同情や励まし、慰めの言葉を
下手にかけられたくなかったのもある
好意や心配からなのは重々わかってるけども
知人や身内のがん闘病の体験談とかも不要でした
同病の患者同士でも症状や進行が人それぞれ違うから参考にはならないんですよ
最も有り難かったのは
それまでと変わらない態度で
ただただ話し相手になってくれたこと
さり気なく寄り添ってくれることにどれだけ救われたか
感謝してます
そうそう一応
5年後の生存率というのも教えられています
自分の場合は健全な人たちと大差ないくらい
明日例えば事故で死ぬかもしれない確率は
病気してなくても同じでしょうし
ただ
がんになる前と明らかに変わったのは
「あとで」
「そのうち」
「いつか」
なんて何事も先延ばしにしなくなったこと
まだまだ死にはしないけど
いつ再発するかはわからない
健康に動ける時間は有限だってこと
それは常に思う
明日はまだ大丈夫だな
ならばこれをしとこう
明後日はまだいける
ならばあそこにいこう
とこれまで以上に
行動しまくってます
生き急いでいるとも言う
でも死に急いではいないから
いいのではないかしらん
とめどなく思いつくまでに
書き連ねてきましたが
最後に
セルフチェックしようね
少しでも気になったら病院にいこうね
約束だよ
というわけで
今後もこれまでと変わりなく
くだらない呟きにお付き合いくださいませ
長々とここまで読んでくれて
お疲れさまでした笑