なかなか進まない片付け作業に己を省みる
断捨離。それは己と向き合う作業。
この無職期間のうちに色々なものを片付けてしまおうと思い立ち、処分するものを部屋に集めた。
それだけで疲れた。
要る、要らないの判断をするのは、思いのほか頭を使う。
なので休憩だ。一気にやろうとすると挫折するので、少しずつやろう。
そう思って一週間経った。
今、部屋は処分する物で溢れている。
今朝、ミニマリストやいわゆる丁寧な暮らしをしている人の動画を見て気分を高めた。
気分は高まったけど、あるところで手が止まる。
それはどう処分するか問題。本やDVDはオンライン買取サービス、服は不用品回収や買った店舗に持って行くなど思い浮かぶが、お皿や家電など売りにくいものは?
思い切って不燃物としてゴミに出すか、いやそれはもったいない。
寄付のサイトを見つけた。しかし丁度良い大きさのダンボールがない。
オークションやフリマアプリを使うか。いや手続きが面倒くさい。
そしてイマココな状態。
ああ、きっとこの部屋の状態が私自身を体現している、と省みる。
ネットで家電買取を検索する。オンライン査定してくれるところが見つかった。早速、申し込む。よし、一つ片付いた。
と、思ったら買取不可のメール。早い。返信が早いのはいいことだ。
しかしちょっと凹んだ。
そしてまたyoutubeで「捨て方」を検索する。
どうやら一気にまとめて片付けるのは良くないらしい。
そして大切なのが、売ることや譲ることを考えないこと、らしい。
捨てるか、取っておくかの二択。
なるほど潔い。
捨てる時は、心がちくっと痛む。でもこの痛みが大切なんだと思う。
次に何かものを買う時は、このちくっを思い出して本当にこれが必要か否か、ただ所有欲を満たしたいから買っていないかなど、自問自答する。
さて、今日は何から片付けようか。
今しばらくこの痛みとの生活は続きそうだ。
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