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勧められた曲しか聞けない?

たしかにね。
そうなのかも。

最近思う、
自分の癖として、
「無駄な事をしたくない」
というのがあるような気がする。
というより、
「無駄にしたくない」
というのなのかな。

とりあえず、効率厨とか計画立てたがりとかそういうのじゃなくて、本質的に無駄や後悔を嫌う傾向にあるっぽい。
それは幼い頃から思春期にかけて、
後悔の記憶があって、
それに加えて今はするべきこと、避けるべきこと、自分の手でできること、なんかが明確化してきてて、

というか、責任が自分にあるからなのかな。
なんか、どうせなら楽しもう精神も加わって、
表面的に見たら、ちゃんと計画を立てて、実行して、満足得る結果を得て納得してるシゴデキ(仮)みたいな感じに見えてるのかなとか思ったり。


でもその裏にあるのは、「無駄にしたくない」というある種強迫観念に近いものなのかなとか思ったり。


最近顕著だったのは、
・旅行に行こうと急に決まって、1人で全部勝手に調べて最大効率を追い求めたこととか、
・効率の悪い現場に嫌気がさして勝手に自分が指揮をとってみんなで最大効率を求めようと促してみたこととか、
・文化祭の準備から当日運営から、何回もシュミレーションして、確認して、精算して、確認して。俺が深く関わった調理部は大まかに成功。後悔してない。合唱部も後悔してない。寧ろ感謝ばかり。しっかりしてる人好き。弾き語り、ずさんなスケジュール管理、ちょっと後悔。
みたいな。

旅行だって、どうせ行くなら楽しい方がいいし、計画立てた方が上手くいくに決まってる。
ある程度の骨組み立てて、それをベースに予算とかアトラクションとかその辺を組み合わせていく。そういうもんじゃないの???
そりゃもちろん、分刻みでスケジュール立てたりしない。ハプニングや当日のノリを楽しむ事だって忘れない。
それが楽しい事だって知ってる。
でもさ、ある程度決まってないと無理じゃない??????
あの余裕はなんなのさ。
最近思う。
MBTIのJとPってこんな感じなのかなみたいな。
しーらね。

現場の効率を追い求めたのも、絶対その方が後から得る達成感大きいし、来た意味あったなって思って貰えるし、自分たちでも頑張ったらここまで出来るんだってなるから、絶対誰かが指揮をとるべきだったと後悔してない。
その時適性があったのがたまたま俺で、でしゃばる形になったけど、みんな認めてれて俺は嬉しかったよ。

弾き語りだって。本当は俺が全部やってよかったし、後悔だってするつもりなかった。
でも結局、当日俺がタイム管理について口出ししてようやく動き出す。
俺が早いとか言うけど、遅いんだよ。
前もって前もって動こうぜぇ。



とまあ、。

趣味に関しても、今になって思えば随分実用的。
料理にしろ音楽にしろ、基本役にたつことだ。
ライブに大金はたいたり、ギャンブルしたりもしない。
基本無駄を嫌う様子。
余暇時間くらい楽しめば良いのにね。
でもなんかその「楽しむ」について考えてみても、楽しむと無駄が混在する環境が嫌いだから、共存なんてできない、
つまり、趣味においてもなんにおいても「意味」を考えちゃうんだろうな。


そんなこんなで、たぶん曲に関しても意味を求めちゃう。
「自分が好きだから」
という自分軸で意味をみい出すのは俺にはできないことなのかも。
色はなんとなく好き嫌いあるけど、その境界を超えたらあとは誰かの好みに合わせる方向へ行ってしまう。

それを愛だと言ってくれる人もいる。
それで救われる自分もいる。
それを否定する自分もいる。

他人に嫌われたくないを軸に生きている。
自分を大切にすると楽になる、というのは知識として知った。
それが有効であるということは実践から学んだ。


今、自分は他人が好きだと言っていた曲を聞いている。
すすめてもらった。
というか自分からおすすめ聞いた。
そのうち歌えるようになるだろう。
歌えたらその人は喜ぶだろう。
「ちゃんと聞いてくれたのはあなたがはじめて」
そう言ってくれるだろう。
その言葉は求めているものでもあり、
かなり嫌いな言葉でもある。

くすぐったい。
やめてくれ。
やめないでくれ。
もっと共鳴し合おう。
俺にそんな言葉言うのはもったいないよ。
ほんとに思ってる?

色んな気持ちがジャムる。


まあいい。


前好きだった人が好きだった曲は、
今は味のしないガムみたい。
ほんとにそんな感じ。

残り香があるようなないような。
あの時の思い出も色あせて、
気持ち乗せながら歌ってた頃の感情の起伏だけ記録されてて、
今はもうはやく吐き出したくて仕方ない。

ずっと噛んでると気持ち悪くなる。
何でこんなの噛んでんだろ
それこそ無駄であると思えてくる。

時間を有効に使いたい。
役に立つものは無いのか。
そんな風に思っちゃう。



音楽は悪くない。
音楽はいつも変わらない。
変わらないものなんてないけど。

変わってるのはいつも自分の方。
変わった自分を拒否してるのは
音楽の方?
音楽が悪いのかもしれない。

そーんなはずはない。
音楽はいつだって味方だ。
そこに色をつけて楽しんで、
つけた色に苦しんで。

思い出の曲は、
思い出の味がする。
匂いがする
色がある。

好きと嫌いは裏表。
何かの拍子にコロッと変わる。

ずっと好きでいるんだろうなって曲。
あったんだけど。
コロッと変わった。

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