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イチゴイチエシッピツヤにいたるまで
昔の話になってしまいますが、自分が20代。
頭のネジが何本あっても足りないほど刺激に満ち溢れたスポーツに熱中していた頃。
そのネジ不足を引き起こしてしまうスポーツを通じたくさんの人と
「はじめまして」「また会おうね」「久しぶり!元気だった?」
交流を重ね合う日々に満足していて
週5日の仕事もなんとなくへっちゃらに過ごしていました。
けれど悩みのタネで
義務に囲まれた中での自分という人間はもう、とんでもなく社交性に欠けていたんですね〜
「職場」という空間で生まれる人間関係でさえも義務に感じて、自分で苦しみを生み、いつしか職場では人と話すことをやめていました。
その方が楽で、それでへっちゃらです。
そんな陰と陽をぐるぐる繰り返しているとき「ゲストハウス」に宿泊したんですよ
イチゴイチエのはじまり
旅人や外国人旅行客が集まる宿泊施設。
個人の寝泊まりする部屋はもちろんあるものの、なにより面白いのがリビングがある。共有スペース。
場所によっては弦楽器やBarカウンター、人をダメにするソファなど。気ままに過ごしてね〜。って空間、おもしろいね。
人生初のゲストハウス、時期は夏だったね。夏季の長期連休だ。
リビングでは誰かお話ししてるんだけど、
共通の趣味を間に挟んで交流をしてきた自分はなんだかソワソワしちゃって、とりあえず飛び込みました。
挨拶から始まり、名前。 どこか観光しましたか〜? 暑いですね〜。
当たり障りない会話から始まった一期一会も時間が経ち、自分の部屋に戻るころには
目がバキバキ。
当たり障りない情報から始まった会話は徐々にその人の生き方や感性、個人的な話になり
普段はすれ違うであろう人とこんなにも楽しい時間を過ごせるなんて、
ゲストハウスすげ〜。と放心状態
リビングでお話しした
活動家の男性、デザイナーの女性二人組。
得体の知れない世界で生きる人から出る話はどれもぶっ飛んでいる。自分の趣味の話や相手への興味が火に油でサイコーな時間を過ごした。
愛知に帰ってからはそりゃもう、すっかりゲストハウスの魅力に取り憑かれて
北海道はゲストハウスで溢れていると知り、一人旅ゲストハウス巡り in 北海道
古民家、マンション、ビル
様々な色を持つゲストハウスに足を運んで、色んな味を楽しんだ。
ウィンタースポーツシーズンで外国人旅行客が多く、外国人との交流をたくさんできた。
といっても日本語を話せる外国人の方ばかり。
「帰るのがめんどくさくて一カ月住んでるけど、北海道寒すぎだろ。アホだろ。」
と壮大な文句を言うバックパッカー。
中国、アメリカ、日本の3カ国3人でジンギスカンを食べに行くも誰ひとり言語を理解できず、
それがなんか面白くて3人してケラケラ笑う
ある夜、リビングで横になっていたら眠りについてしまい
目を覚ましたらあたしのチンチンをアムウェイやっていそうなお兄さんがイジイジしていたりと...
愛知に帰り、ゲストハウスなんでもありじゃ〜ん。いいね〜ってますます好きになる。
自分でそんな空間作れたら最高じゃん。
と憧れを持ち出します。
自分の資金じゃ1から作らんないし、
古民家改装かな〜いい物件ないかな〜と
しっぽり動いていたら自分のゲストハウス計画を耳にした方が、海沿いに別荘を持ちゲストハウスを開業したいというオーナーにあたる人を紹介してくれた。
実際にお会いして、お話しをしていくなか民泊の法律が大きく変わり計画が頓挫しちゃうんですね〜。
そこでぷつりと切れてしまって、
突然何かを奪われたような喪失感に飲まれ、引きこもりニートに大変身
なにかが終わりました。
イチゴイチエのおわり
もとはゲストハウスのための資金だったお金も用無しになり、お金が無くなったら死ねばいいやとお金に命を委ね
日々だらだらとネットのお友達とああでもないこうでもないと、通話をしながら
ゲーム。ゲーム。ゲーム。
目先の楽しみで2年ほど過ごした頃ゲームをきっかけに出会いがあり、
死期(お金の)も近かった自分はひとまず動かねばと動いた結果沖縄へ飛んだ。そんでもって稼いだ。
目まぐるしい。
愛知と引きこもりを脱して、いざ関東
関東での暮らしも2年目を迎えた頃
パートナーさんとお別れをし、あっさりと1人の時間を得た自分はしばらくはチーンとしていたけれど
次第に自分がやりたいことをはじめる
見たい景色を見に行く、演劇を観る、
自宅シーシャで堕落リラックス、1人ぺちゃくちゃ録音しYouTubeにラジオとしてアップロードをしたりと自己完結できる楽しみを見つけてなんとなく楽しんでた。
ある日、人と何かをやりたい。と
インターネットでジャズセッションの募集を探す。
希望していた募集が見つかりジャズセッションに足を運ぶ。
ジャズに触れ即興の楽しさを知ったものの、ジャズセッションを発見する前に
同じ趣味・嗜好の方、お友達になりませんか?
という募集に興味が向いた。
募集文は小説かと思うほどに文字が敷き詰められていて、事細かに自己紹介や数多くの趣味が並んでる。
さっそくお会いし、お話をした。
話しを聞けば、この方は募集を通じて色んな方に出会っているみたいで
それを聞き、
店を持たずとも今の時代、こういう形で一期一会が叶うじゃん!
ランダムな出会い、いいね。
あれ?これ気まぐれにやってたラジオにもアウトプットできるじゃん。
出会って聞いたことを軸にして執筆なんてのもありだね、終わりなき循環だ。
感じた。ピキーンと。
これ向いてるかも自分!
一期一会、執筆屋。なんか見た目渋くていいじゃん。
じゃあそのまんまくっつけて
「一期一会執筆屋」
これを名乗って趣味を謳歌していこうと燃える。
ゲストハウスにない自由度が自分にはピッタリなハズ。ド派手に転がっていきたい。
スローペースになりますが、次の執筆で
「はじめての一期一会執筆屋」を載せられたらと思います。
あらためて、人との出会いは面白い。
と客観的に見てもそう思える一期一会を体験できたので、はやく文字におこしてみたいな〜〜
では!