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ひとめぼれ
noteを始めて、約3週間。
楽しみながらも、思い描くように筆が進まず、考えあぐねる日々。
スタート時、自分に課したのは、継続すること。
長年、飽き性に悩んでいたが、最近ふと腑に落ちたことがある。
具体的な目標を意識すれば、意外と続けることができるかもしれない!
他人から見ると、ごく当たり前のことだと思うし、毎日の仕事では自然と実践していることなのに、なぜプライベートでは実現できないのか…
週に1つ、必ず記事を投稿する
と自分の心に約束して、もがいていこうと思う。
前回、私の憧れの女性について書いたものの
読み返してみると、まだまだ彼女のエピソードがたくさんあるのに、ひとかけらほどしか伝えきれていないなあと反省した。
きっとこれから投稿を長く続けていくはずなので、
彼女については、また折に触れて、書くことにしよう。
大切な友達が、大きな決断をした。
彼女はもうすぐ、海外へ渡る。
彼女との出逢いは、大学の入学式の次の日。
学部のオリエンテーションで、大教室に集まっていたあの日。
緊張しながら、慣れない教室の風景を眺めていた時、彼女を見つけた。
「めっちゃかわいい!!!タイプ!!!」
それが、私が彼女に抱いた第一印象(笑)
教室にいた100人以上の中で、
すごく惹かれる雰囲気だったのを、今でも鮮明に覚えている。
「同じ学部だし、友達になれたらいいな〜」
と淡い期待を胸に、私の大学生活は始まる。
大学はクラスが無いものの、基礎演習という授業や、語学の授業など、少人数で分けられている授業もあった。
でも、私が彼女と同じクラスになることは無かった。
日が経つにつれて学部の知り合いも少しずつ増え、共通の友達同士で横の繋がりも広がったが、彼女と直接話す機会は無かった。
大学2年の終わりが近付くと、3年生からのゼミ決めが始まる。
人数の制限があるため、人気のゼミは応募後に教授がゼミ生を決めることになっていた。
私が入りたいと思っていたゼミは、学部で1、2を争う人気だった(と記憶している)。
所属先が発表になるまで、希望通りのゼミに入れるのか不安で、もしダメだったらどうしよう
と、毎日そればかり悩んでいたことが、懐かしい。
ゼミ発表の日、学部の掲示板に大きく張り出された学籍番号を見て、「……あった!!!」
心から安堵した。
そして、迎えたゼミ生の顔合わせの日。
ゼミ室に入ると、、、
あの「一目惚れした彼女」も、そこに座っていた。
こうして、ゼミ生として友達になる機会をもらい、彼女とはいろんな話をしてきた。
大学時代は、ゼミ生と旅行にいったり、一緒に呑みにいったり。
教授がゲストを招いてくれて、人生の先輩方から
「美しい生き方」を学ばせてもらった。
こんな陳腐な言葉で表せるものではないくらい、
尊い時間をいただいたと思う。
私にとって、ゼミの教授は人生の恩師であり、
ゼミ生たちは、今でもずっと尊敬する仲間たち。
そして、彼女はそんなゼミの「ゼミ長」を
務めてくれていた。
ゼミ長は、教授が決めたのだが、
きっと、ゼミ生全員が「そうだよな」と思っていたはず。
しっかり者で決断力のある彼女は、いつも何かを決める時に、先頭に立って声をかけてくれる。
そして、輪の中心で全員の声を溢さないように、丁寧に拾い上げてくれる。
気を遣いすぎて心配になるくらい、まわりへの気配りを忘れず、本当にテキパキと全てをまとめあげる。
場がピリッとした時でも、いつも最後に「あはは〜!!」と笑い、少し自虐を交えて、その場を緩めてくれる。
そんな彼女と会う度、話す度、
ますます彼女へ尊敬の想いが増している。
大学を卒業して数年後、久しぶりに再会した時のこと。
当時、私は仕事で名古屋に住んでおり、
家の近所に、杉原千畝ゆかりの場所があった。
偶然そのタイミングで、テレビで取り上げられていたことを彼女に話すと、彼女が以前からすごく尊敬していたのが、杉原千畝だということを初めて知った。
「彼がいた、リトアニアに行ってみたくて。調べていたら、バルト三国も近いからセットで行く人も多いらしい!」
と呟いた私の声に、彼女も共感してくれて、
数ヶ月後、本当にその旅が実現することになる。
バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)に加えて、フィンランド、ポーランドも組み込み、計5カ国を約1週間で巡る旅。
大きなハプニングに見舞われたものの、それも含めて一生心に残る旅となった。
この話も、またいつかnoteに残したい。
そんな素敵な旅を経験してから、彼女とは定期的に旅行にいくようになった。
私の優柔不断さに怒ることもなく、
つらつらと持論を語る私に同感してくれて、
ああでもない、こうでもないと、2人でいろんな話をするのが、たまらなく幸せな時間。
彼女と私は、似ているところも真逆なところもある。
何より素敵だなと思うのは、彼女が「違い」を素直に受け入れ、肯定できるところ。
自分と考えが違っても、信じているものが異なっていても、彼女は口癖のように「すごい」と呟く。
その「すごい」には、決して澱みがなく、妬みもなく、透き通った清らかさを感じて、私はいつも感服する。
そんな彼女が時折、チクッと針を刺すような鋭い発言をすると、そんな一面も見れて嬉しいなと、密かにほっこりしている。
大切で大好きな彼女が、ワーホリで海外に行くことになった。
前回会った時に、行くか迷っているという話を聞いていて、その数ヶ月後、正式に決まったと連絡をもらった。
彼女の挑戦に心からの拍手と、嬉しい気持ちでいっぱいになったが、
その日が近付くにつれて、とてつもない寂しさを感じているのも、正直な気持ち。
彼女と私が会っているのは、年に数回。
少ない時間でも、私にとっては、心が満たされる大きな意味のある時間。
彼女の存在が、心の支えになっているのは、言うまでもない。
住んでいる距離が、ぐんと遠くなってしまうだけの変化かも知れないけど、やっぱり寂しい。
彼女が遠い国で過ごす時間。
私も、少しずつ前進していけるような時間を過ごしていきたい。
大学のオリエンテーションのあの日。
教室で一目惚れをした女性を見つめていた私へ、伝えてあげたい。
あなたには、彼女とこんなに仲良くなる未来があるんだよ!と。
彼女を素敵だと思った直感は、心からの大正解で、あなたは素敵な人を見つけるセンスがある!と。
※ちなみに、この「一目惚れエピソード」は
仲良くなってから、彼女に何度も話している(笑)
彼女を心から誇りに思うからこそ、大好きだからこそ、笑顔で伝えたい。
「いってらっしゃい!!!」