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「AMERICAN ANIMALS」を観た
以前劇場予告を見たときから気になっていた「アメリカン・アニマルズ」を観てきました。そういや久しぶりにA24配給以外の映画を観た気がする。
アメリカで実際に起こった大学生四人組による強盗事件が元ネタ(というより完全再現らしい)。役者が演じる再現ドラマがメインではあるものの、合間合間で本物の犯人による回想シーンが同時に進行する珍しい手法が取られていました。監督のバート・レイトンさんはドキュメンタリー映画で賞を獲ったこともある人だそうで、予告の「新しい手法で描かれたクライムサスペンス」とはこういう意味かと思いつつ、どこか既視感があったのは自分が世界まる見え直撃世代だからかもしれません。
オーシャンズ11を観て犯行計画を立てちゃうような、ある程度恵まれた環境で育った普通の大学生たちなわけで、そんな彼らが計画が進むにつれて我に返り始め「こんなはずではなかった」という後悔の念や、退屈とはいえ順調だった日々が崩れ落ちていく恐怖のほうがずっとリアルで印象的でした。
数種類ある予告ポスターも非常に良いデザイン(これ重要)。
BGMにSwinging Blue Jeansが流れるシーンがあるのですが、登場人物の心情にベストマッチすぎて笑える。他にも22-20sが流れたのは事件当時(2004年)の流行りに合わせてきてるのかなと思ったり。とにかく良い映画でしたわ。