MTGドラフト「ブルームバロウ」環境理解を深める
MTGアリーナのプレミア・ドラフトで「ブルームバロウ」を約1ヶ月プレイしました。ドラフトの環境も固まって理解が深まってきたので、内容を整理します。皆様のドラフトの助けになれば幸いです。
環境のポイント3選
マナカーブ
「ブルームバロウ」はテンポが速い、高速環境だと言うのは周知の事実かと思います。高速環境においてデッキを作る際に重要な点はマナカーブを意識することです。
アーキタイプ別に最適なマナカーブが存在しています。例えば、環境で一番速い赤白の「ハツカネズミ」デッキの場合、マナカーブは1〜2マナ域が多くなります。これに対して、緑黒の「リス」デッキの場合、マナカーブは2〜3マナ域が多くなります。
呪文を1ターンに1回だけ唱えるのであれば、マナカーブの影響は小さいですが、1ターンに呪文を2回唱えようとするとタイミングが大きく変わってきます。
前述の赤白「ハツカネズミ」と緑黒「リス」の例で考えると、(土地が順調置けたとして)、1〜2マナの呪文を2回唱えるのは3〜4ターン目ですが、2〜3マナの呪文を2回唱えるのは5〜6ターン目になります。このテンポ差はゲームの勝敗を大きく左右します。
手札を使いきれずに負けている場合は、ドラフト卓でのピックとデッキ構築を見直すのが良いと思います。
継続的なドロー
マナカーブが綺麗で手札を使い切るようになると、次に重要になるのがドロー(カードを引く)呪文です。短期で決着が難しい場合、トップ勝負になるケースが多いので継続的なドローやルーティング効果が必要です。
白緑の「ウサギ」、白黒「コウモリ」、緑黒「リス」、黒赤「トカゲ」、青黒「ネズミ」には条件を満たせば継続的にドローできるクリーチャー・カードがアンコモンにあります。これらがピックできるとデッキが1段と強くなります。
青緑「カエル」、青赤「カワウソ」は他のカードとの組み合わせでドローするので、上級者向けに感じます(私はうまく使えないので解説できません)。
赤白「ハツカネズミ」、赤緑「アライグマ」、白青「鳥」は残念ながら、ドローできるカードがほとんどありません。
タフネス2と3の違い
1〜3マナ域まではパワー2のクリーチャーが多い為、タフネス2のクリーチャーでは、ほとんどがチャンプブロック(相打ち)になります。
白の2マナで2/3の《愉快なアレチネズミ》は大半の2マナ域カードを受け止めるタフネス3で非常に優秀です。
白の3マナで3/3の《シスルダウンの演者》や緑の3マナで3/3の《くっつき舌の歩哨》は相手のタフネス3を突破できるので殴っても・守っても強いカードです。
3マナでタフネスが2のクリーチャーはブロッカーとしての役割は無いので、能力が優秀なクリーチャーで無ければ採用できません。
まとめ
今回の内容を3行でまとめると以下の通りです。
マナカーブを綺麗にしよう
継続的にドローできるカードを優先的にピックしよう
タフネス3のクリーチャーを採用しよう