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MTGドラフト「ブルームバロウ」環境理解を深める

MTGアリーナのプレミア・ドラフトで「ブルームバロウ」を約1ヶ月プレイしました。ドラフトの環境も固まって理解が深まってきたので、内容を整理します。皆様のドラフトの助けになれば幸いです。

環境のポイント3選

マナカーブ

「ブルームバロウ」はテンポが速い、高速環境だと言うのは周知の事実かと思います。高速環境においてデッキを作る際に重要な点はマナカーブを意識することです。

マナカーブとは、デッキ内の呪文をマナ総量別に並べ、それぞれに含まれるカードの枚数をグラフにしたときに描かれるカーブのこと。

出典:MTG Wiki

アーキタイプ別に最適なマナカーブが存在しています。例えば、環境で一番速い赤白の「ハツカネズミ」デッキの場合、マナカーブは1〜2マナ域が多くなります。これに対して、緑黒の「リス」デッキの場合、マナカーブは2〜3マナ域が多くなります。

呪文を1ターンに1回だけ唱えるのであれば、マナカーブの影響は小さいですが、1ターンに呪文を2回唱えようとするとタイミングが大きく変わってきます。

前述の赤白「ハツカネズミ」と緑黒「リス」の例で考えると、(土地が順調置けたとして)、1〜2マナの呪文を2回唱えるのは3〜4ターン目ですが、2〜3マナの呪文を2回唱えるのは5〜6ターン目になります。このテンポ差はゲームの勝敗を大きく左右します。

手札を使いきれずに負けている場合は、ドラフト卓でのピックとデッキ構築を見直すのが良いと思います。

継続的なドロー

マナカーブが綺麗で手札を使い切るようになると、次に重要になるのがドロー(カードを引く)呪文です。短期で決着が難しい場合、トップ勝負になるケースが多いので継続的なドローやルーティング効果が必要です。

白緑の「ウサギ」、白黒「コウモリ」、緑黒「リス」、黒赤「トカゲ」、青黒「ネズミ」には条件を満たせば継続的にドローできるクリーチャー・カードがアンコモンにあります。これらがピックできるとデッキが1段と強くなります。

収穫の儀式の幹事 (2)(白)
収穫の儀式の幹事やあなたがコントロールしていてこれでない兎1体が戦場に出るたび、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+0の修整を受ける。その後、この能力が解決されたのがこのターン内の2回目なら、カード1枚を引く。

星図師 (3)(白)
飛行
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたがライフを得ていたか失っていた場合、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見る。あなたは「その中からパワーが3以下であるクリーチャー・カード1枚を公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

骨蓄えの監視者 (黒)
(T),1点のライフを支払う:カード1枚を引く。このターンに、3枚以上のカードがあなたの墓地を離れているか、あなたが食物を生け贄に捧げていなければ起動できない。

火硝子の道志 (黒)(赤)
あなたの第2メイン・フェイズの開始時に、このターンに対戦相手がライフを失っていた場合、あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を追放する。そのうちの1枚を選ぶ。ターン終了時まで、そのカードをプレイしてもよい。

川岸の物あさり (1)(青)
川岸の物あさりはブロックされない。
スレッショルド ― 川岸の物あさりがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカード1枚を引く。その後、あなたの墓地にあるカードの枚数が7枚以上でないなら、カード1枚を捨てる。

青緑「カエル」、青赤「カワウソ」は他のカードとの組み合わせでドローするので、上級者向けに感じます(私はうまく使えないので解説できません)。

赤白「ハツカネズミ」、赤緑「アライグマ」、白青「鳥」は残念ながら、ドローできるカードがほとんどありません。

タフネス2と3の違い

1〜3マナ域まではパワー2のクリーチャーが多い為、タフネス2のクリーチャーでは、ほとんどがチャンプブロック(相打ち)になります。

白の2マナで2/3の《愉快なアレチネズミ》は大半の2マナ域カードを受け止めるタフネス3で非常に優秀です。

白の3マナで3/3の《シスルダウンの演者》や緑の3マナで3/3の《くっつき舌の歩哨》は相手のタフネス3を突破できるので殴っても・守っても強いカードです。

3マナでタフネスが2のクリーチャーはブロッカーとしての役割は無いので、能力が優秀なクリーチャーで無ければ採用できません。

まとめ

今回の内容を3行でまとめると以下の通りです。

  • マナカーブを綺麗にしよう

  • 継続的にドローできるカードを優先的にピックしよう

  • タフネス3のクリーチャーを採用しよう

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