これまでのこと、これからのこと。
<自己紹介にかえて>
18歳で山と出会い、北海道の山を中心として、道外、海外の山や自然を歩いて来ました。
20代は修行の時代。国内の山に飽き足らずヒマラヤに何度か足を運び、登山やトレッキングだけでなく、山村で小型水力発電の設置を行なったり、氷河調査隊のサポートをしたり。アメリカのワイオミング州にある野外学校にも行きました。
20代の終わりから札幌で仲間と共に自然学校を開設し、山岳ガイド、登山の技術や自然の知識の講座と講習会、子ども向けのキャンプ、子どものための登山教室などを開催。同時にボランティアで雪崩事故防止研究会を創設し、雪崩対策装備、雪崩の科学的知識、医療的知識、救助技術などの普及・啓発を始めました。
40歳を過ぎてから、山岳活動に特化したNPO法人を立ち上げ、山岳ガイドの傍ら、フィールドワークを志す大学院生に向けてた実習やカムチャツカでの氷河調査のサポートなどの学術支援に力を入れたり、山岳事故防止のための研究会を立ち上げるなど、日ごろのガイディングで培った経験を活かして仕事の幅を広げました。
そんな折、南極観測に縁ができ、46歳の時に第50次南極地域観測隊(2008年12月~2010年3月)に参加し、第52次(2010年11月~2012年3月)にも続けて参加しました。52次隊帰国後、南極観測の中核機関である国立極地研究所の職員となり、南極観測の設営部門で仕事を行ないつつ、第57次(2015年11月~2017年3月)と第64次(2022年11月~2024年3月)にも参加し、昭和基地での越冬を4度経験することになりました。
昨年(2024年)3月に南極から戻り、3か月の事後整理を行なった後、6月で極地研を退職して今はフリーランスです。
64次隊出発前から、帰国後はネパールに長期間歩きに行きたいと考えていて、そのことを山仲間&飲み仲間に話していたところ、思いのほか同行を希望する友人がいて、昨年9月から12月まで、3か月間の山旅を楽しんできました。
これからどこに進んで行くのか。これまでの経験やその時々に考えて来たこと、日ごろの想いなどをNOTEに記しつつ、自分の中で整理して行く場として行きたいと思います。