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GHT2024 (11日目~12日目) ツェラム~セレレ~グンサ
折からの悪天でカンチェンジュンガを南面から眺めることを諦めた私たちは、ツェラムで停滞して天候の回復を待った後、ミルギン・ラ(峠)を越え、一本西側の谷に入ってグンサまで移動しました。
ようやく天候が回復して青空の中綺麗な山並みが続きます。
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11日目 9月30日 ツェラム~ミルギン・ラ(4645m)~セレレ(4205m)
Tseram(0605)-Chejungtanga(0905-20)- Chejungtanga La(1110-1130)-Anda Pokhari昼食(1240-1355)-Milgin La(1600-1615)-Selele(1750)
晴れのち曇り時々霧
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今日は長時間行動のため、まだ夜が明けない中起き出して出発準備を整える。
往復で5泊も世話になったヤルンカンゲストハウスの女将さんに別れを告げ、晴れ渡った空の下、朝一番の急登を行く。
チェジュンタンガまでは高度順化のために先日登ったので様子がわかるが、先日は曇っていたので朝日の当たる中を行くと印象が全く違う。高山植物が朝日を浴びて輝いている。登るにつれて、谷の奥に白く輝くカンチェンジュンガの主峰と南峰現れる。残念ながら手前の山に隠されてヤルンカンは見えない。
チェジュンタンガを過ぎても峠までは急登が続く。10時頃から少しずつ雲が湧き始める。チェジュンタンガ・ラ(峠)でヤルン氷河上流の山並みと別れを告げ、岩がゴロゴロする山腹をトラバースする比較的なだらかな道に入る。
アンダポカリ(4645m)に着くころにはすっかりガスに覆われる。ここにはポカリ(池)の横に大型テントが張られていて、トレッキングシーズン中だけ若夫婦がバッティ(茶店)を営んでいる。宿泊施設はないが、少人数であれば無理を言えば泊めてもらえそうだ。昼食はダルバート。
ここから先はカール地形を行くトラバースルートで、晴れていれば素晴らしい景色が広がるはずだが、あいにくの霧の中アップダウンを繰り返してミルギン・ラまで。少し雨が混じって来たのでここで雨具を着用する。
ミルギン・ラから先は、広大なカール地形の中一気に高度を下げる。カール底からの道は巨岩が折り重なるように続き、道標のポールに導かれて進む。
暗くなりかけた頃、ようやくセレレに到着。セレレはカール底にあって、清水が流れる川のすぐ横に宿がある。一段上がったところにももう1軒。
久しぶりに12時間近い行動となり、長い一日となった。
12日目 10月1日 セレレ~グンサ(3415m)
Selele(0853)-Selele La(0935-0955)-View Point Tea Shop(1052-1118)-Ghunsa(1325) 晴れのち曇り
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「あそこまで歩くのか!」
セレレの晴れた朝、マカルーが見えた。頭ではわかっていても、改めて眺めてみるとその遠さを実感できる。あそこの麓にたどり着くのはまだ1ヶ月も先のこと。のんびり行くしかない。
昨日は長時間の行動だったので、朝は少しゆっくりしてから出発する。
セレレからは山肌を巻くように道がついておりアップダウンは少ない。徐々に高度を下げ、途中にある無人のバッティ付近からジャヌーの山肌の一部を見ることができた。晴れているので、周辺の山肌や谷の底が見通せて気持ちが良い。
茶店の先で尾根に乗り一気に高度を下げる。途中でグンサに先行していたコックのビムとキッチンボーイのカイラが紅茶とビスケットを持って上がって来てくれた。ガイドのニマが電話で連絡してくれていたようだ。しばし山を眺めながらティータイムを楽しむ。
その後シャクナゲ林の中を一気に高度を下げ、谷底に降りる。ヤムタリ川にかかる橋を渡り、なだらかで歩きやすい道を進む。グンサではヤムタリ川から水を引いて水力発電を行なっており、導水管が道沿いに敷設されている。
グンサは谷底の平坦地に広がったチベッタンの村で、この辺りで最も大きい。昔ながらのチベット風の家とお寺、新しいホテルが混在しており、裕福な雰囲気の村だ。
宿はアメリカのモーテルを小ぶりにしたような作りで、広い庭沿い並んでいるコテージ風の部屋は快適だ。久しぶりに冷えたビールで乾杯。昼食後は交代で2週間ぶりのホットシャワーを堪能する。
こちらの谷沿いがカンチェンジュンガトレッキングのメインルートだけあって、シンブワ川沿いのルートよりもトレッカーが多い。
当初の計画ではここで1日休養停滞としていたが、先日の大雨で停滞を余儀なくされたことと、メンバーの調子も良さそうなので、明日カンバチェンまで進み、そこで1日休養することにする。
詳細報告書は下記からダウンロードできますので、よかったらどうぞ。
GHT2024 報告書ダウンロード