組織をスケールさせるために必要なマインドセット

昼夜問わず、無限に届くメールやメッセージ。そして、返しても返しても減らない未読メール。

生産性の罠に取り憑かれてはいけない、急ぎの仕事よりも、重要な仕事に時間を割かないといけない、と警笛を鳴らす自己啓発本が昨今巷に溢れているにも関わらず、現状は多忙を言い訳に改善しない現場。

業務時間を伸ばすのではなく、時間を効率的に使うために、仕事の成果をスケールさせるというマインドセットは、今の会社で学べたことの一番価値のあるソフトスキルかもしれないと思っている。

要は簡単なことで、当たり前な仕事は当たり前に、そしてより早く、より低コストで、より正確に終わらせることが、長期目線ではビジネスの拡大に繋がる。

例えば、なんともない案件の入稿納期を守らないビジネスパートナーがいたとする。誰かが、最も上手く回るように組み立てられた仕組みを無視するということは、長期的にお互いにとって損になる。創造を生まない既存案件に余計で無駄な時間がかかるから。

既に仕組みが出来上がっていて、手離れさせて回るものは、できる限り手離れさせて回す。そして、当然予定された以上の時間もコストもかけない。

ただ、実際に行動に移すときに気をつけないといけない点は、目的は「カイゼン」ではなく、創造だということ。

仕組みの「カイゼン」は継続して必要だと思うが、目的はそこにない。

既存の仕組みの「カイゼン」する事で生み出した時間を、創造に充てることが、本当の仕事だと思っている。

既に当たり前にある仕事に、1日を費やすことも、そもそも当たり前のことに余計な時間をかけることは、本当に無駄。

組織がどこをみて仕事しているのか、で特に近現代は、圧倒的な差が出ると思った。

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