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TOEIC 900点台までの学習履歴 単語編

 個人的な振り返りとして、TOEIC900点台までに学習した内容をまとめようと思います。私は500点台後半から1年強かけて900点台に到達しました。なので決して効率よく歩いていたわけではないですが、その蛇行も含めてやってきた単語帳について簡単な感想を書いてみたいと思います。
 おすすめ度は、あくまで個人の感想ですがTOEICのスコアに直結するかどうか、やり込み度は私自身がその教材をどれくらいやり込んだかを表しています。

①TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

おすすめ度:★★★★★
やり込み度:★★★★★

 正直、TOEICで点を取るということに焦点を当てるならマストレベルの単語帳だと思います。載ってる内容を覚えていれば思考停止で点が取れるレベルの問題も出ることがあります。フレーズという実際に使われる形で覚えられるという点や、知っている単語にしてもTOEICに出る意味に絞られており、効率的にスコアを上げることができます。見出し語はもちろん余裕があれば、supplementまで覚えることが望ましいと思います。私はこの本を試験場に必ずと言っていいほど持っていっていました。注意点は完全にTOEICメタなのでこの本を使って点数が取れたのを自分の実力が上がったと勘違いしないことくらいでしょう。

②TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス (TOEIC TEST 特急シリーズ)

おすすめ度:★★★☆☆
やり込み度:★★☆☆☆

 金のフレーズと同著者の本。金のフレーズに掲載されている単語プラスαとなっており、フレーズより文で覚えたい人にとってはこちらの方が良いでしょう。個人的にはフレーズで覚える方が好みで、こちらはあまりやりこんでいないです。金のフレーズほど評価できないですが、あくまで好みの問題だと思います。強いていうなら、文で覚えるという点で初学者には敷居が高いという点はあると思います。

③DUO 3.0

おすすめ度:★★★☆☆
やり込み度:★★★★☆

 言わずと知れた有名な単語帳です。やったことがある人は、

We must respect the will of the individual.

は多分すぐ出てくるでしょう。TOEICとは単語のレンジがあまり被っていないので、マスト感は薄いですが、総合的な英語力を養うという観点では良かったと思っています。音声について言えば、CDはナチュラルスピードだけでいいと思います。Audipoで1.5倍再生にして聞き流していました。ナチュラルとはいえ割と遅いので、それくらいでちょうどいいレベルなんじゃないかと思います。

④速読速聴・英単語 Core 1900

おすすめ度:★★★☆☆
やり込み度:★★★★☆

 これもTOEIC特化ではないです。しかし、結構やりこんでいた記憶があります。100-150words程度の英文がテーマ別に収録されており、単語というよりは短めの英文集といった感じです。出版当時の時事問題なども多く収録されています。長すぎず、難しすぎず、読むことに慣れるという意味でいいと思います。また、リスニング教材としても使えます。これもAudipoで1.2-1.3倍くらいで聞いていました。3月にver.6が発売されるようですが、私が使っていたのは主にver.5です。ver.4も持っていました。ver.4はスラッシュがついていますが、ver.5ではなくなっています。

⑤単語王

おすすめ度:★★☆☆☆
やり込み度:★★★☆☆

 受験生の時に使っていた名残で、これも使っていました。もう絶版になっています。わざわざ今から買う価値があるかどうかといえば、「ない」です。見出し語に対して一部単語は辞書並みに訳語が載っています(だったら辞書でよくない?)。類義語、派生語など情報量は圧倒的に多いです。あくまで大学受験向きであってTOEIC向きかといえば、当然違います。とはいえ、基本的な単語も載っているので全く無駄ではなかったと思います。あとは、切り取りが異常に面倒な単語カードが別売りであります。単語カードを自分で作るのは地味に手間なので助かりますが、束にした状態で売って欲しかった、と思います。

まとめ

 TOEICに出るという観点では③-⑤は必須ではなかったと思います。基本単語がかなり怪しいという場合は中学英単語(シス単Basic、LEAP Basic、DUO Basic、銀のフレーズあたり)の単語をまず覚えて、金のフレーズというパスが効率という観点ではいいのかなと振り返ると感じます。ただ、すぐにスコアを上げたいか総合的に英語を学びたいかなど、個々のニーズがあるのでその人のニーズ次第ではあります。


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