M2 S M1 V O, and S V Oの構造です。the wordとpoorは同格関係にあります。the wordのみでも前出のpoorを指示するということは文脈から明白に感じられますが、ここではpoorという単語を強調する意味合いがあると考えられます。Level4の人々からは、それ未満のLevelの人々は総じて貧困に思われるが故に、貧困という言葉が有する特有のニュアンスが失われてしまうのです。
:(コロン)以降がその前の文の内容を具体的に説明します。peelingはto lose an outer layer or surfaceの意です。orの後のtheyはa person on Level 4を指示します。Level4にある人も貧困にみえることがある、ということとその具体例が示されています。
whoはM1としてSのAnyoneを修飾します。knowsがVでOはthat節以下です。itは仮主語でto assess以下が真主語となっています。thereはthe top of a tall buildingを指示すると考えられます。nearer the groundはM1としてthe buildingsを修飾しています。the top of a tall buildingからより地上近くにある建物の高さの違い(隔たり)を見定めるのは困難だ、という内容です。ここではLevel4の人々がそれ未満の人々の生活を理解することが難しいということの比喩として用いられています。
Theyが指示するのはthe buildings nearer the groundと考えられます。
itが仮主語、to see … categoriesが真主語です。またfor peopleはto see以下に対しての意味上の主語です。下記のように文で考えると左から右、上から下に読み下していくときにも有効でしょう。
people living on Level 4 see the world …
:(コロン)以下でjust two categoriesを具体的に説明しています。richはLevel 4、poorはそれ未満の人々を表現しています。
It is naturalの後にはfor people living on Level 4が省略されていると考えられます。前文ですでに述べている内容を反復するのを避けていると取れます。Itが仮主語、to look down …が真主語なのも前文と同様。sayのOは"(ダブルクォーテーション)に囲まれた部分で直接話法が用いられています。
前文同様、for people living on Level 4が省略、It仮主語、to miss …真主語の文構造です。the distinction betweenの部分、
the people with cars, the people with motorbikes and bicycles, the people with sandals, and the people with no shoes at all
とthe people with carsという最上位から、the people with no shoes at allという最下位に至るまでを順に列挙しています。 at allは直前のthe people with no shoesと呼応しており、「靴を全く持っていない人々」と取れます。
It is natural ( for people living on Level 4) to Vの3回の反復は類似の具体例の列挙であることを文の形を通して、伝えようとしていると解釈できます。