FortiGate・FortiOSにおけるSyslog・Netflow設定(英文技術ドキュメント解釈)
ネットワーク機器(FortiGate)の設定を行うときに英文ドキュメントに当たったので、概要の解説の部分だけですが技術英語の学習メモとして解釈的なものを残します。
Set the source interface for syslog and NetFlow settings
(FortiOSにおいてSyslog・Netflow設定のために送信元インターフェースを設定する。)という内容の概要の英文内容の解釈です。
#Syslogの有効化・送信元インターフェイスの指定
config log syslogd setting
set status enable
set source-ip-interface <name>
end Copy
#Netflowの設定作成・送信元インターフェイスの指定
config system netflow
config collectors
edit <id>
set source-ip-interface <name>
next
end
end
supports V-ingで「をサポートしている」。supports settingを動詞句と捉えて、S V O M2と取ります。when configuringはwhen (you) configuring syslog and NetFlowというようにyou省略されていると考えられます。このようにwhen V-ingの形で主語が明確な場合(この場合は技術ドキュメントであるため)は省略が行われる場合が多いです。
Thisは前文の内容を指示しています。allows O to Vの形で「OがVすることを可能にする」です。allows syslog and NetFlow to utilize the IP address of the specified interfaceの部分は下記のように解釈すると、スムーズに理解できると思います。
Syslog and NetFlow can utilize the IP address of the specified interface
「SyslogとNetFlowがIPアドレスと特定のインターフェイスを活用できる」
as the sourceはutilizeを副詞的に修飾。when sending out the messagesも主語に当たる要素が明示されていませんが、
when the specified interface sends out the messages
と主語を補って解釈することで内容を明確にできます。
the messagesはsyslog and NetFlowを指示します。
Itは第一文を指示しています。changingは動名詞で名詞句を導きますchanging the source IP addressesは主節のOです。
whenが導く副詞節はwhen S V(p.p) or S M1 V(p.p)の構造です。orの前にwhenが省略されていると考えられる、あるいはwhenの導く副詞節の中にor以降の内容も含まれる、いずれでも良いですが、whenのスコープにor以降が内包されることは押さえておきましょう。
The processは第一文をやはり指示していると取れます。主節はS V C and Cという形です。カンマ以降、especiallyはwhenが導く副詞節を強調する役割の副詞。when managing以降は、文に直して、
When you manage many remote locations.
と第一文で前出の通り説明のマニュアルであるため省略されているyouを補うと、文の内容を明確にできます。