DUO BASIC UNIT 15(Part1) 文構造解説(172,173,174)
DUO BASICについて、学習の備忘録も兼ねて、多少複雑と思われる文について解説をしています。まだまだ初学者のため、正確性に問題があるかもしれません。その場合、忌憚のない意見をいただけると幸いです。
DUO BASICの書籍を持っていること前提なので、その中の多少複雑と思われる文の文構造・解釈に絞って解説しています。非常に良い本なので、是非とも購入してみてください。
また、特に断りなく文法用語を用います。基礎的な文法用語については下記をご活用ください(オススメとしては下記ですが、特に下記でなくても同レベルの基礎的な文法を解説しているテキストなら問題ないです)。
weightは可算名詞・不可算名詞の両方の用法があります。「重いもの」を表すときは、可算名詞として用いることができます。例文では不可算名詞として用いられています。可算名詞の用例を下記に示します。
I can't carry heavy weights because of the pain in my back.
背中の痛みがあるので重いものを運ぶことができない。
give O1 O2で「O1にO2を与える」。adviceも不可算名詞の代表的なものの一つですね。二つ以上のアドバイスと言いたい時は、
two or more pieces of advice
two or more bits of advice
また、
a word of advice
という表現もあり「誰かに何かをすることを助言するとき」に用いられます。
A word of advice: Please refrain from talking on the phone on the train.
お願い:電車内での通話はお控えください。
If I were you, I'd cutはは仮定法現在の表現です。現在における事実に反する仮定とその仮定に基づいた結果を表現します。口語的ですが、
If I was you, I'd cut down on fat and sugar and do some exercise.
という表現もくだけた表現としては許容されます。ただし、受験や資格試験における英作文やスピーキングでは文法的なミスとされる可能性が高いので、wereを用いる方が無難でしょう。
cut down onはreduceに近い表現で主に量を減らすという意味で用いられます。また2つのandがつなぐものが名詞と名詞、文と文でそれぞれ異なっていることにも注意しましょう。下記にまとめます。
<If I were you>,
I'd cut down on fat
and
sugar
and
do some exercise
exerciseも不可算名詞として用いられています。「健康のため、あるいは体を鍛えるために行う身体的運動一般」という意味では不可算名詞として用いられます。「定期的に健康を保つために行う動作や一連の動作」を表す時は可算名詞として用いられます。
You should do jogging exercises to maintain your health.
健康維持のためにジョギングをすべきです。
I'llの部分I willの省略形ですが、このwillは未来を表すとも言えますが、意志を表すとも取れます。どちらのニュアンスもある助動詞というイメージを持っていると解釈において応用がききやすいです。
justはasから始まる副詞節にかかる副詞で、副詞節の内容を強調しています。asは接続詞として「…のように、同様に」の意。
putを見てput intoという熟語・慣用表現として解釈するのはここでは誤りで、putに対するOが欠落しています。Oに当たる要素は関係代名詞のwhatとして前に移動していると考えられます。このwhatが導く名詞節がlive onの前置詞の目的語となっています。
That makes senseのThatは前文の内容を指示します。
fruitは単複同形の名詞でfruitsとすることもできます。Eatingが導くのは名詞句です。前置詞句in seasonはplenty of fresh fruit and vegetablesを形容詞的に修飾します。help O to Vは下記のようにhelp O Cと表現することもできます。
help you stay healthy
youとto stayの間にはSVの関係があり、help you to stay healthyで「あなたが健康を保つのに役立つ」と解釈できます。