見出し画像

DUO BASIC UNIT 17 文構造解説(193,197,201,202)

 DUO BASICについて、学習の備忘録も兼ねて、多少複雑と思われる文について解説をしています。まだまだ初学者のため、正確性に問題があるかもしれません。その場合、忌憚のない意見をいただけると幸いです。
 DUO BASICの書籍を持っていること前提なので、その中の多少複雑と思われる文の文構造・解釈に絞って解説しています。非常に良い本なので、是非とも購入してみてください。

また、特に断りなく文法用語を用います。基礎的な文法用語については下記をご活用ください(オススメとしては下記ですが、特に下記でなくても同レベルの基礎的な文法を解説しているテキストなら問題ないです)。

193: We went on a school trip to Kyoto for two nights and made a lot of wonderful memories.

DUO BASIC

 to Kyotoはとfor two nightsはそれぞれwentを修飾しています。A M and BのMはAとBがそれぞれ文である場合、原則としてAの部分をを修飾します、この点は確認しておきましょう。andの後は主語が省略されていると考えられます。そのため、

(We) made a lot of wonderful memories.

とWeを補って考えます。

197: We rented bikes to go sightseeing in and around the town.

DUO BASIC

 主節はSVOの文。to goはto不定詞で「目的の意味で用いられています」。to go sightseeingはrentedを修飾しています。in and around the townは、

in (the town) and around the town

のようにinの後にthe townを補って考えます。ここでは上記の表現は「街の中とその周りを」という意味を表します。訳出する場合、補って考える必要は感じないかもしれませんが、構造的に正確に把握し文意を把握するという意味で省略された語句は意識するようにしましょう。

201: Even in summer, it's dangerous to climb the mountain without a guide.

DUO BASIC

 evenはin summerという前置詞句を強調する副詞です。itを見たときには

・指示代名詞
・仮主語
・形式主語

の可能性を検討します。ここではto不定詞to climb the mountainがあるため、to不定詞の名詞句が真主語でitは仮主語です。

To climb the mountain is dangerous

と考えると文意を正確に捉えられるでしょう。
英語の語順に忠実に考えるなら、it's dangerousの部分で、「何がdangerousなんだ」と考え、to climb the mountainがという流れになります。「それは危険だ、山を登るのは」というのは日本語的には不自然ですが、英語を英語のまま理解することは読解の上で大事です。最終的には日本語を介さずに事柄自体(英文を英文のまま)を理解することによって読むスピードが上がります。

202: Autumn is the season when leaves turn bright yellow and red.

DUO BASIC

 the seasonが指示するのはSのAutumnです。whenはここでは時を表す関係副詞として用いられています。whenが修飾するのはthe season(=Autumn)です。元の文は、

 Leaves turn bright yellow and red in the season(=Autumn).

と考えられます。副詞節の修飾する名詞の内容を明確にしておくことで、Autumnがどのようなseasonなのかという文意を正確に捉えることができます。

いいなと思ったら応援しよう!