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DUO BASIC UNIT 2(後半) 文構造解説(22,23,24)
DUO BASICについて、学習の備忘録も兼ねて、多少複雑と思われる文について解説をしています。まだまだ初学者のため、正確性に問題があるかもしれません。その場合、忌憚のない意見をいただけると幸いです。
DUO BASICの書籍を持っていること前提なので、その中の多少複雑と思われる文の文構造・解釈に絞って解説しています。非常に良い本なので、是非とも購入してみてください。
また、特に断りなく文法用語を用います。基礎的な文法用語については下記をご活用ください(オススメとしては下記ですが、特に下記でなくても同レベルの基礎的な文法を解説しているテキストなら問題ないです)。
22: <After he checked in at the hotel>, he made a list (of all the things) (to do) (in the Kansai area).
副詞節を導く接続詞After
文頭にあるAfterは後にhe checkedが続いていることから接続詞と判断できます。AfterからhotelまでがM2でhe madeで始まる主節を修飾します。
それぞれのM1の句が修飾する名詞
主節の動詞madeの目的語a listの後の修飾語が多いです、ひとつひとつ考えていきましょう。of all thingsはM1の句でa list を修飾、to doもM1の句でall the thingsを修飾しています。in the Kansai areaがM1の句として修飾するのはall the things。M2とも解釈でき「彼は関西地方でやるべきすべてのことのリストを作った」とM1と解釈した場合と日本語にすると同じになりますが、
M2の場合はhe made a list of all the thingsという文を限定するのと、M1の場合はall the thingsという名詞句を限定するという違いは難易度の高い文では重要になるので、日本語として辻褄が合うかどうかではなく構造のレベルで把握していくようにしていきましょう。
23: I got home <past midnight> so I went to bed <without taking bath>.
副詞句が修飾する範囲
past midnightは時を表す副詞句soの直前までの文全体を修飾します。
結果を表す接続詞soは文と文をつなぐ
結果を表す接続詞のsoがつないでいるのは文と文です。soの前に原因、後に続くのが結果という因果関係を表します。
24: My flight was canceled <because of the storm>, so I slept <on the floor> <in the airport>.
理由を表すbecause of + 名詞
because of the stormは理由を表すM2で、soの前までの文全体を修飾しています。接続詞soの役割は前文と同様で結果を表します。
自動詞は修飾語句を伴う
I sleptで始まる文はS V M1 M2の構造、M1・M2はそれぞれなくても文として成立しますが、I sleptだけで説明する句がないと不自然に感じられます。自動詞はS Vのみで基本的に完全な文になりますが、M2などの修飾語句を伴う場合が多いです。
前置詞句の解釈はM2、M1どちらとも解釈できる場合がある
M2のon the floorとin the airportはI sleptを修飾しています。in the airportはM1としてthe floorを修飾という解釈も可能です。前者であればsleptを修飾するM2、後者であればthe floorを修飾するM1です。よって、この文では同じ前置詞+名詞という形でもM1・M2どちらにも解釈可能です。