DUO BASIC UNIT 13 文構造解説(149,155,156)
DUO BASICについて、学習の備忘録も兼ねて、多少複雑と思われる文について解説をしています。まだまだ初学者のため、正確性に問題があるかもしれません。その場合、忌憚のない意見をいただけると幸いです。
DUO BASICの書籍を持っていること前提なので、その中の多少複雑と思われる文の文構造・解釈に絞って解説しています。非常に良い本なので、是非とも購入してみてください。
また、特に断りなく文法用語を用います。基礎的な文法用語については下記をご活用ください(オススメとしては下記ですが、特に下記でなくても同レベルの基礎的な文法を解説しているテキストなら問題ないです)。
直接話法の文で、
Jennifer says that she doesn’t play outside because my clothes get dirty and she might fall and get hurt.
のようにthat節を補いまたその節内の主語をsheとして、考えることもできます。このようにthat節を用いる場合は間接話法と呼びます。直接話法と間接話法の違いをまとめます。
例文ではJenniferが言ったことをそのまま書いているのに対して、that節を用いた間接話法の文ではJenniferが言った内容を発言者が自分なりの言葉で表現しています。
全体の文構造を示します(<>は副詞節を示します)。
Jennifer says,
"I don't play outside
<because
my clothes get dirty
and
I might fall
and
(I) get hurt>”.
becauseは副詞節を導いており、I don't play outsideを修飾しています。以前の繰り返しですが、that節の範囲の外にあるJennifer saysを修飾することはないことに注意しましょう。
Saving energyは現在分詞Savingが導く名詞句で文のSです。SVCM1 and M2というシンプルな文ではあります。
しかし、ポイントはnot only A but also B「AだけでなくBも」。この表現を慣用句・熟語として記憶している人も多いと思います。この点を少し掘り下げます。butは根本的に接続詞であり、
Saving energy is good not only for your wallet
but
also (saving energy is good) for the planet
のようにsaving energy is goodが省略された形と考えることができます。省略されている理由はfor your walletとfor the planetの副詞句の部分の対比を強調するためと考えられます。また、but also以下の通常Bの方が強調したい内容です。
第一文のみ解説します。adjust to+Aは前置詞+名詞のため主節はSVですがここでは便宜的にadjust toを動詞句と捉えてSVOと解釈します。
in which以下が形容詞的に修飾するのは、environmentです。この前置詞+関係代名詞がこの文のポイントです。前置詞が前につくことによって混乱しやすい部分であると感じる人は少なくないと思います。こういう場合も元の文を考えてみるアプローチが有効です。
they live in order to survive in the environment.
と考えることができます。この文のin the environmentがtheyの前に移動しているのが例文の形です。
通常の関係代名詞ではSVOCのいずれかの要素が欠落している場合が多く、関係代名詞の指示する内容が明確です。しかし、このように前置詞句を前置詞+関係代名詞が指示する場合、関係詞節内の文は完全文として捉えられるため、文中のどの要素が欠落しているかがやや捉えづらい。この場合、やはり元の文を考えることによって欠落している要素を明確化できます。
直接話法・間接話法については下記から引用しています。