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DUO BASIC UNIT 16 文構造解説(182,187,190)

 DUO BASICについて、学習の備忘録も兼ねて、多少複雑と思われる文について解説をしています。まだまだ初学者のため、正確性に問題があるかもしれません。その場合、忌憚のない意見をいただけると幸いです。
 DUO BASICの書籍を持っていること前提なので、その中の多少複雑と思われる文の文構造・解釈に絞って解説しています。非常に良い本なので、是非とも購入してみてください。

また、特に断りなく文法用語を用います。基礎的な文法用語については下記をご活用ください(オススメとしては下記ですが、特に下記でなくても同レベルの基礎的な文法を解説しているテキストなら問題ないです)。

182: I enjoy dancing to the music, though I'm not good at it.

DUO BASIC

 enjoyという現在形の動詞について。現在時制は過去・未来にわたる広がりを持った時制です。ですから、dancing to the musicは習慣的に行われている行為であると捉えられます。
 thoughは接続詞で、副詞節を導きます。同じく逆接の意味を持つ等位接続詞butと異なり、対等な文の要素と要素をつないでいるわけではなく、従属節を導きます。itが指示する内容はdancing to the musicです。

187: I can't promise you anything, but I'll do my best anyway.

DUO BASIC

 promiseはpromise O1 O2という形で用いることができます。例文と同様の例を挙げます。

Our boss promised us more pay this year.
今年私たちの上司は昇給を約束した。

先ほどのthoughと異なり、butは等しい文と文をつなぎます。
 I'll do my bestは直訳すると「最善を尽くします」ですが、可能な限り頑張りますというニュアンスのため、必ずしもポジティブなトーンではなく、文脈によっては無責任に感じられることもあるので使う時は注意が必要です。

190: Once the performance starts, It's impossible to get back through the crowd.

DUO BASIC

 Onceが導くのは副詞節です。itは前文の内容を指示する訳ではなく仮主語で、to不定詞のto get以下が真主語です。そのため、

To get back through the crowd is impossible

と考えられます。get back through the crowdは「人混みを抜けて戻る」ですが、get backで「戻る」、throughで「を抜ける」とそれぞれの意味で考えた方が柔軟な解釈ができると思います。

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