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DUO BASIC UNIT 11 文構造解説(122,132)

 DUO BASICについて、学習の備忘録も兼ねて、多少複雑と思われる文について解説をしています。まだまだ初学者のため、正確性に問題があるかもしれません。その場合、忌憚のない意見をいただけると幸いです。
 DUO BASICの書籍を持っていること前提なので、その中の多少複雑と思われる文の文構造・解釈に絞って解説しています。非常に良い本なので、是非とも購入してみてください。

また、特に断りなく文法用語を用います。基礎的な文法用語については下記をご活用ください(オススメとしては下記ですが、特に下記でなくても同レベルの基礎的な文法を解説しているテキストなら問題ないです)。

122: The truth is different from what we were taught in history class.

DUO BASIC

 be different fromの後には名詞に当たる要素がきます。関係代名詞whatがまとめる節は名詞節です。tellはtell O1 O2の形をとっているのですがここでは受動態になっていて少し捉えづらいです。元となる文を補って考えてみましょう。主語をa teacher、whatの内容をthe things と仮定して補って考えると、
A teacher told us the things in the class
となります。
この文を受動態にすると、
We were taught the things by a teacher in the class.
となり、さらに関係代名詞whatが導く節にまとめると、
the things we were taught by a teacher in the class.
受動態におけるby+行為の主体はしばしば省略されるので、最終的に例文の形になります。このように元の文はどうだったかを考えてみると、より深い理解が得られ、読解において文意をより把握しやすくなることもあるということは記憶しておきましょう。

132: I thought it would be difficult at first but I found it easier than I thought.

DUO BASIC

 I thoughtが主節のSVです。itから始まる節は名詞節です。
I thought that it would be difficult at first but I found it easier than I thought.
のthatが省略された形と考えられます。
it would be difficultを見て「itは仮主語で後にto不定詞やthat節が続くのではないか」、という予測を立てることができます。この文ではat firstという前置詞句が続いています。そして、接続詞butで文が切り替わるので、「itは指示代名詞である」と予測を修正できます。
 but以下の文、I found it easierはSVOCの形でitとeasierには
it is easier
というSVの関係があります。
thanは接続詞でここでは比較対象の文と文の要素をつないでいます。I thought以下はthat節が省略されており、
I thought (that) it was
と考えることができます。
また、比較級+than+I thoughtはよく用いられる表現で「思ったよりも…だった」の意。例をいくつか挙げます。
The work was tougher than I thought.
その仕事は思っていたよりも大変だった。
The problem is more complicated than I thought.
その問題は思っていたよりも複雑だ。
なんでも「慣用表現」と覚えてしまうのはよくないですが、上記は日常会話のフレーズや決まり文句として使われるので、決まった形として覚えてしまうと良いでしょう。

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