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仮想通貨Chiaの作り方(HDDマイニング)

ソフトウェアダウンロード

下記GithubのWebページからChiaを育てるソフトウェアのインストールパッケージがダウンロードできる。

動作させるPCやServerのOSの種類に合わせて、パッケージを選ぶ。Windows、Mac、CentOS/Red hat等が選べる。

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私はMacとWindowsで試しましたが、両方とも特に問題無くインストールできました。

Chiaソフトウェアの起動とWALLET作成

パッケージをインストール後、Chiaソフトウェアを起動し、Private Keyを作成する「CREATE A NEW PRIVATE KEY」のボタンをクリックし、表示される合計24個の英単語をスクリーンショットやカメラ撮影等で記録する。昔のドラクエの復活の呪文みたいなやつ。(余談ですが、当時デジカメとかスマホがあったらどんなに楽だったか。。ファミコンのテレビ画面を見ながらメモ紙に書き写していましたが、間違っていて泣いた記憶があります。)ソフトウェア側でPRIVATE KEYを一方的に生成し、ユーザー側は覚えておくという方法での認証方式は、Chiaのサーバ側にパスワードやIDを預ける必要が無いので、原理的にパスワード漏洩の可能性が無くて安全性が高い方式と思われる。

YouTubeにChiaをインストールをする動画(Windows版)が公開されていましたので、参考までに貼っておく。この仮想通貨系YouTuberは最近Chiaについて連日動画を更新しているようだ。

PRIVATE KEYを記録したら、次へ進むと、Chiaのファーミングを行う上での個人環境(WALLET)が設定される。

PLOT(耕作地)とFarm(農地)の設定

いよいよPLOT(耕作地)を作成する。広い農場に農作物を植える前に苗をビニールハウスの中で育てるような位置付けで、一時的に使うストレージ領域(ビニールハウス相当)でPLOTの元を育て、育った苗を最終的な農場(Farm)へ移すような作業が行われる。

実際には、ChiaソフトウェアのPLOT設定画面で、「Temporary Directory」(ビニールハウス)と「Final Directory」(広い農場)を設定することに相当する。Chiaファーミングにより、ファイルが生成されるので、ファイルを格納する場所を設定することに相当する。ファイルの場所はローカルでもリモートでも問題無いが、テンポラリファイルの場所は性能面でローカルが望ましいと思われる。農場に相当するFinal Directoryは、出来るだけ容量当たりコスト($/GB)が安いデバイスがコスト効率が良いため、今のところ大容量のHDDが選択されることが多そうだが、すでに容量が余っているSSDやNAS領域などがあれば、余っている容量を活用するのも賢い選択と思われる。

ビニールハウスでの苗の生育には頻繁な手入れ(該当のテンポラリ領域に対するライトやリード)が必要なので、高速なストレージデバイス(NVMe SSD等)の領域が推奨されている。ただし、SATA SSD、外付けSSDや外付けHDDでも時間は掛かるが、出来ないことはない。この辺りがビットコイン等と異なり、ハードウェア構成の許容範囲が広い。テンポラリ領域には頻繁なライトが発生するため、SSDの書き込み量が多く、SSDの耐久性(Endurance)が要求されるようだ。SSDの記憶媒体であるNANDフラッシュメモリの性質上、上書きが出来ないため、同じアドレスへの書き込みであっても、SSD内部では書き込みされていない新しい領域へライトし、古いデータは削除するという処理が行われる。容量が小さいSSDではNANDフラッシュメモリの書き換え回数上限を超えてしまい、寿命が早く来てしまう懸念もあるが、そもそもSSD価格はほぼ容量に比例するため、買い替えすれば良いと考えることもできる。

PLOT作成でどのくらいのSSD書き込みが発生するのか

下記Chia Network社の技術ブログによると、

One k32 writes 1.8TiB in non bitfield mode and 1.6 TiB with bitfield enabled. More on bitfield in a moment.

ということで、k32というデフォルト設定(「k」とは何か?につては下記FAQ参照)ではおよそ2TB程度の書き込みが発生すると考えて良さそうである。

What is k?
"k" is the space parameter that controls the size of plots. It is an integer for the following equation: plot_size_bytes = C1 * 2^k(k + C2) where C1 is constant 1 and C2 is constant 2. In practice this means that final size is roughly ((2 * k) + 1) * (2 ** (k - 1)) * 0.762 though that constant is estimated. You can examine the Space Required section of the Chia Proof of Space Construction document for the calculation of how much space is required for a given k.

PLOTとFarmの作成実行

Chia Network社の技術ガイドによると、PLOTサイズは、デフォルト設定のk32で良く、その場合に必要となるテンポラリ領域のストレージ容量は、最大239GiB(=約256GB)(ギビバイト:1GiB=1024x1024x1024Bであり、1GB=1000x1000x1000Bとは異なる表記)、最終領域の農場にはPLOTを何個格納するかという設定ができる。また、最終領域にPLOTを入れる(Plotting)際、並列的に作るか、または、キューとして順番に格納するかを選ぶことができる。性能の良いストレージでは並列に入れた方が時間短縮できると思われる。

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設定チューニングについては色々と試して経験を積む必要があると思われるが、より深い議論については、前述したChia Network社のブログや、YouTube、KeybaseのChiaグループ(私もメンバー登録してみました)を参照するのが良いと思われる。

農地整備(ファーミング)が完了したら何が起きるか?

ChiaのPLOTは、ビンゴカードのようなものと説明されている。非常にサイズが大きなビンゴカードで、膨大な桁数の番号が次々にChia Networkから発表される。もし呼ばれた番号が自分のFarmに存在する場合、Chia Networkに応答し、必要な情報を提供することで報酬としてChiaコインがもらえるような仕組みらしい。ビンゴカードの枚数が多い(=Farmが大きい=ChiaのPLOTで埋めたストレージ容量が大きい)方が、ビンゴとなる確率が高いため、Farmerはひたすら農地拡大を目指すという仕組みである。

まずは農地整備をして何が起きるのかを試してみたいですね!(現在古いノートPC+NASでのんびりと農地耕し中です)

今後関連情報や私の環境の状況を更新していきたいと思います。



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