【情報収集】ウェルネスツーリズムエキスポに参加
5月8〜10日に東京ビッグサイトで開催されたウェルネスツーリズムエキスポに行ってきました。今年で2回目ですが、今年は観光DX·マーケティングEXPOとウェルネスツーリズムエキスポの共催でインターナショナルツーリズムトレードショーtokyo2024として開催されてます。
ウェルネスツーリズムEXPOは昨年同様の出展ブース数で少しさみしい感じです。
自分としては、各自治体で実践されているウェルネスツーリズムプログラムを色々知りたかったのですが、自治体レベルでは、室戸市、北中城村、宜野座村、西尾市、奥会津の5箇所程度で少し物足りなかったです。
一方、海外からはスリランカ、フィリピン、韓国からの出展で、特に韓国ブースはウェルネスツーリズム実施自治体や医療施設等が会場全体の1/5程度を占めるスペースで出展しており、ウェルネスツーリズムに大分力を入れているようでした。
EXPOでは、いくつか講演もありました。
その中のひとつ、琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究分野の教授、荒川雅志先生の
旅の力への原点回帰 つながり、再生、ウェルビーイングを手に入れる旅 ウェルネスツーリズムという講演を聴きました。
ウェルネスツーリズムの第一人者でもある荒川先生のお話しは多岐にわたり色々勉強になりました。
安心、安全、健康が脅かされたコロナ禍。アフターコロナ時代はウェルネスビーイング、ウェルネスドゥーイングが重要。
身体の健康、精神の健康、環境の健康、社会的健康を基盤に、豊かな人生、輝く人生をデザインしていく、自己実現を達成した状態がウェルビーイング。
SDG'sからSWG'sへ ディベロップメント(D)からウェルビーイング(W)へ、人の再生を起点に自然、地域、地球共同体的視野醸成と行動実践へ。
日本は世界有数のブルーゾーン、ウェルビーイングの島。ただ長生きではない、生きがい、つながりが重要な要素になっている。
持続可能観光の次はリジェネラティブツーリズム。自然、人、地域を再生する、再生観光の時代。
日本から世界に発信する最新のウェルネスツーリズム。アフターコロナ時代の新しい価値提案、新しい働き方·生き方のヒントが日本にある。
などなど幅広いお話しの中で、新しい時代に日本が世界に向けて発信できる、ウェルネスツーリズムの素晴らしい素材がたくさんあるという事が分かりました。
もうひとつ、日本ヘルスツーリズム振興機構高橋さんと、実際にヘルスツーリズム認証を取得したゴルフ場を運営する北さんの講演を聞きました。
ヘルスツーリズムは科学的エビデンスに基づく健康回復のためのメニューを中心に組み立てられるため、ヘルスツーリズム認証を受けていることが、企業の健康経営を推進するプログラムとして利用しやすいとのこと。
ヘルスツーリズムは、新たな費用をかけることではなく、社員が健康になれば逆に経費が減ることになるので、健康経営に興味ある法人向けにセールスするのが良い
などの話がありました。
今回、ウェルネスツーリズムEXPOに参加してウェルネスツーリズムの潜在能力の高さを学びました。一方まだこれからの部分もある様ですが、一気に広がる可能性も秘めていると思います。自分も何か上手く関わりたいと改めて思わされました。
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