価値がどこにあるのか?

価値にも様々なものがあり、
人にはそれぞれちがった
価値観があります。


例えば

●立地
●デザイン
●機能


などの価値があり、その価値ごと、
人の置かれている状況ごとに
需要が変わってきます。



●立地では人が集まるところには
「人が集まる価値」、
人が集まらないところには
「人が集まらない価値」があります。


●デザインでは新しい斬新なデザインには
「新しい斬新なデザインの価値」、
古いレトロなデザインには
「古いレトロなデザインの価値」があり


●機能では新しい機能には
「新しい機能の価値」、
古い機能には
「古い機能の価値」があります。


人は、いま自分が置かれている状況によって
価値観が変わり、そして必要とする
価値が変わります。


この価値こそが需要なのです。


かゆさを知らない人に猫の手は売れません。
暑さを知らない人にクーラーは売れません。
甘いものが嫌いな人に甘いものは売れません。


物があふれた今の時代において、
この需要を最高の形で満たす
付加価値こそが最高の価値なのです。


需要は「その人が何に困っているのか」
にフォーカスしてリサーチします。


そしてその人がいまどのような
状況に置かれているかを想定し、
ターゲティングを行うのです。


わかりやすく言えば、背中が普段から
よくかゆくなる人は背中がかゆくて
困っています。


その人は普段一人の時に背中がかゆくなると
居ても立ってもいられない状況になり
困っています。


ですから持ち歩きしやすい猫の手であったり、
背中に熱がこもりにくいTシャツであったり、
背中に吹きかければかゆさが止まる
スプレーであったり


このように新たな付加価値で
需要を満たす事が出来れば、
その付加価値に大きな価値が出てくるのです。


ですから、今の商品、今のデザイン、今の機能、
今のサービスに圧倒的な付加価値をつけて、
それを新たな価値とする事で売れ行きは
大きく変わるのです。


その新たな価値を誰が必要としているのか?
これを追求しターゲティングをスタートします。


商品を必要としている人はどこの人なのか?
商品を必要としている人は何をしているのか?
商品を必要としている人は何に困っているのか?
商品を必要としている人はどんな状況にいるのか?


付加価値が優れていれば優れているだけ
購入者候補は増えるのです。


このように、自分の商品、自分のサービスの価値が
どこにあるのかをしっかりと見極め、
より多くの人の悩みや不便を解決できる
圧倒的な付加価値を創造し


よりたくさんの人に売ることが
出来ればいいわけです。


しかし、既存の商品、既存のサービスを
今よりたくさん販売したい場合は、
ターゲティングとマーケティングの
再構築が必要になります。


まずは誰に売るのかを徹底的に精査し、
そしてそのコアな人の悩みや不便に向けた
情報発信力を最大限に高めるのです。


次に、そのほかにこの商品を必要としている人は
どういう人かを精査して、そのコアな人の悩みや
不便向けた情報発信力を最大限に高めます。


若い男性と、おばあさんでは
必要としている自転車が違います。


この自転車には、目的地に早くたどり着く、
目的地に楽にたどり着くという価値があります。


しかし、若い男性とおばあさんでは
必要としている付加価値がまったく異なります。


若い男性はスポーツタイプでギアがついていて
シンプルでカッコいいデザイン、リュックを
背負う場合、カゴなど必要ありません。


逆におばあさんは3輪で安定感があって
コケにくいデザイン、買い物に使うので
大きなカゴが必要で、荷物を載せた時も
安定していて欲しいものです。


ですからこの場合の付加価値の付け方とすれば、
若い男性の場合は自転車の重量がより軽く、
より楽にスピードが出る速さを求める事が
新たな付加価値の追求になりますし、


おばあさんの場合、買い物でたくさんの荷物を
載せるのでより軽く踏める、買い物で生ものを
載せるので温度を遮断するためのクーラーボックス
などの機能が新たな付加価値の追求につながります。


このように「価値がどこにあるのか」は
人が置かれた環境や状況によって
ひとそれぞれに違うわけですが、


今の悩みや不便を解消する信念をもっていれば、
他にはない圧倒的な付加価値を
創造することも可能なのです。


売れる商品には売れる理由があり、
売れるサービスには売れる理由があり、
売れる場所には売れる理由があるのです。


ある一定の基準を満たすだけであれば、
ビジネスには必ず答えがあります。

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