amazarashi日本武道館公演「新言語秩序」が文化庁メディア芸術祭の優秀作品に
amazarashiが2018年11月に開催した日本武道館公演「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」が、第23回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門の優秀賞を受賞した。
このライブ、私は取材で行ったのだけど、映画ともドラマとも演劇とも違うこれまでに体感したことのない没入感があって、時折泣きながらメモを取ってレポートした記憶がある。フィクションなのにライブと同時進行の物語は、現代の生きにくさに通じるものがあって、単純に胸に響いたっていうのもあるんだけど、特に楽曲「独白」は感動を通り越して、これほどまでに音楽でカタルシスを感じたことはないと思えるほどの世界観だった。
そして自分のレポートを読み返して、よくこれ書いたな、と不思議な気持ちになった。こんなシーンをリアルで見ていたんだなと。仕事柄、普段めったに自己主張することもないが、自画自賛したい気持ちに駆られた。同じもの書けと言われても無理かも。あのときその場で知った物語あってこそのレポートなのかもしれません。
amazarashi、日本武道館公演で繰り広げた圧巻の“朗読演奏実験空間”
https://natalie.mu/music/news/308415
「独白」の検閲解除バージョンは3月11日にリリースされるアルバム「ボイコット」に収録されます。ストレスフルな世の中を生きる人に寄り添う作品だと思うので、たくさんの人の耳に届くといいな。
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