日本海を目指したバイク旅の記録。(全行程856km) その1
私、普段は茨城県の水戸市に住んでいるのですが。
しばらく前から思っていました。
「私の人生の中で、マトモに日本海って見たコトないなぁ。」
と。
というわけで、日本海が見たい!日本海でキャンプしたい!
という衝動のもと、新潟県を目指すコトにしましたよ。
まあ、電車で行ってもいいんですが、
アホみたいに、原付バイクで新潟チャレンジしてみるコトにしました。
冒険できる時に冒険しとかないと、冒険できなくなった時に冒険できないからね!
(当たり前)
茨城県の水戸から新潟県へ行くには、群馬県の前橋を通るルートと、福島県の会津若松を通るルートの二通りあるのですが、とりあえず会津若松ルートで新潟県を目指すコトにしました。
およそ片道360km。
半年くらい前から、ちまちま装備を整えて準備して、7月の三連休に会津若松市までバイクで行ってみて、行けそうだとわかったので、今回のお盆休み、五連休の中の三日を使って、水戸から新潟へ原付バイク旅行チャレンジ!
というわけで、8月13日。
だいたい14時に、キャンプ地としている涸沼の広浦公園から出発!
16時に、宇都宮に到着。ここまで、120分で84km。
なんで宇都宮に寄ったかというと……
「にじさんじ甲子園」の決勝が17時からあったからです!w
これは見逃せないイベントなので、宇都宮のネットカフェで最初から最後まで見ました。
終わったのが、だいたい23時くらいかな。
宇都宮の松屋でごはんを食べて、大田原市経由で会津若松へー。
宇都宮出発が、午前1時。
国道4号を通って、大田原市の国道400号の交差点ヘ。
国道4号、高速道路のように整備されてて、走りやすいのですが、地元の人は120kmぐらいで追い抜いていくので怖い怖いw
国道400号からは、山道……!
深夜の山道は、やはり辛い。トンネル怖い。
なので、さすがに途中の道の駅「たじま」で、休憩しつつ夜明けを待つことに。
ここで役に立ったのが、キャンプ用の椅子です。
ゲオとかで、1500円くらいで売ってたりするコンパクトな椅子なんですが、コレが座って寝れるくらいラク。オススメです。
深夜3時20分くらいに、「道の駅たじま」に着いて、ちょっとその椅子で眠って、4時30分に出発。
会津若松を目指します。
ここからも、結構な山道でトンネルもあったりするんですが、やっぱり夜が明けたら走るのはだいぶラク。
5時40分には、会津若松市内に到着しました。
宇都宮から会津若松までは、140km。休憩などを入れなければ、4時間で行けます。
会津若松でネットカフェに寄ったり、コメダ珈琲に寄ったりして……
(会津若松には、一通りの店舗が揃っているので助かる)
8時30分、会津若松出発。
ついに、新潟県、そして日本海を目指します!
で、西会津町〜阿賀野市間、ここが辛かったー。ここが古来から県境になっている理由を、身をもって体験するコトになりました。
峠を三つくらい越えるコトになります。長めのトンネルもありました。トンネルが無ければ、この県境、どうやって越えるんだってくらい険しい。
コンビニとかもほとんど無し。夜中に通るのは、すっごく辛そうな道のりです。
走ったのが日中で良かった。
でも、そんな山の中の途中、「コメリ」だけはありました!w
すごいなコメリ。
(と、思ったらコメリって、新潟県に本社があるみたい。)
というわけでというわけで、ヒーコラ言ったり言わなかったりしながら、たどり着いたのは「道の駅・阿賀の里」。
10時10分。会津若松市からは82km。
新潟県に入れました入れました!
なかなか充実した道の駅で、阿賀野川を体感できる遊覧船も出ているようでした。
私は乗らなかったんですが、あとあと考えれば、乗っておけば良かったかなー、と。
新潟市に入ってからは、わりと時間あったので。
やっぱり旅のその場は一期一会、体験できるモノはなるべく体験しておいたほうがいいですね。これも学び。
「道の駅・阿賀の里」など、今後の人生で二度と行く機会が無いかも知れないからなー。
というのは、当初の予定では、帰りもこの
阿賀野市〜会津若松市のルートで帰る予定だったのですが、実際にこのルートの険しさを体感して、心が折れてしまって……w
帰路は、新潟県から群馬県、前橋を通るルートに変更するコトに決めたのでした。臨機応変臨機応変。
というコトで、ちょっとその道の駅で休んでから、新潟市に向けて出発!
ここからは、わりと道のりはラクでした。
新潟県内に入ってしまえば、県内はほぼ平地です。
やはり新潟県、圧倒的な稲作田園風景に目を奪われつつー。
阿賀野から36km、新潟市に到着!
ついに来たー、来れたー!
水戸からは実に356km!
アホなw
でも本当に楽しかった。アホな冒険ですが、バイクだといくら走ってもまだまだ走れる気分になれるのが良いですね。本当に。
自動車で長距離運転した経験もありますが、自動車だと、疲れ過ぎでもう走れないー、ってなってましたからね。
そしてそして、今回の旅の大目的!
日本海にたどり着きました!
佐渡ヶ島が見える……!
コレが日本海……!
感動です。
そして、「新潟砂丘」というところで、テントを張って海水浴しました。気持ちよかった。
「新潟砂丘」というほど、砂丘砂丘してはいなかったんですが、海はキレイで、最高でしたよ。
だいたい17時くらいまで、海でゆっくりしてから、
新潟市西浦区の「じょんのび館」を目指すコトに。
天然温泉の日帰り温泉施設です。
以前、会津若松に行った時に、東山温泉の「御宿・東鳳」というホテルの温泉に入って、大満足しまして。
「旅先で温泉に入ると、旅の満足度が120%になる!」
……という、学びを得たので、
「旅先では、旅先の温泉に入る」
というのは、旅の満足度を上げる大定番行動です。
幸い、最高なのは、日本ならどこへ行ってもだいたい温泉施設があります。道の駅に温泉があったりするしね。
福島・新潟・群馬・栃木、どこの県も温泉だらけ。
……茨城県は少ないくらい。ぐぬぬ。
というわけで、「じょんのび館」へ。
「じょんのび」の意味は、新潟県の方言で、
「のんびり」という意味らしいです。カワイイ。
新潟砂丘から「じょんのび館」まで、26km。
海沿いをずっと走るのですが、意外に長く感じましたね。
とはいえ、380km走った後だから、そこまでではない。走りながら、原生林の絶景か見れました。写真撮っとけばよかったー。
で、18時にじょんのび館に到着。想定外に、すごい山の中でした!w
入館料は、880円。安い。
温泉は、最高でした、言うまでもなく。
露天風呂も広く、サウナも2室あり、さらにロウリュまでできる!
ロウリュができるサウナって、なかなか出会えないので、素晴らしいです。
しかも、ここは22時まで営業してくれているので、ゆっくりできましたー。
ここで、夕食。懐石料理を2500円ほどで食べるコトができました。最高です。
お刺身、煮魚、天ぷら、つくね汁などー。
全て最高でした。さすが新潟、全て美味しい。
まあ、普段行ってる場所だったら、2500円の食事って、躊躇してしまうんだろうけど、やはりそこは旅のチカラ。
「一期一会」なので、勢いで贅沢できます。食べられて良かった。
というわけで、21時半くらいまで「じょんのび館」でゆっくりしてから、再び新潟駅周辺まで戻るコトにしました。
実質3時間30分くらいの滞在でしたが、それ以上の満足度でしたね。
もし近くまで来たなら、「じょんのび館」、オススメです。昼間なら、もっと周辺の景色が見れて更に良かっただろうなー。
まあ、私の今後の人生で、ここに二度と行けるかどうかはわからないんですけれどもw
というコトで、新潟市中心部まで戻ります。次に目指すのは……
「ドン・キホーテ新潟駅南店」!w
……いやいや、まあまた以前の旅で「ドン・キホーテ須賀川店」に寄ってみて、
「旅先でドン・キホーテに寄ると旅の満足度が10%アップ」
というコトを学んでいましてw
深夜までやってくれているし、(新潟駅南店は深夜3時まで)
何でも売ってるし、いろんな商品見ているだけで楽しいもんね。
23時前後に、「ドン・キホーテ新潟駅南店」に着いて、
買ったのは、結局サンダルとサーフパンツだけでしたw
そしてもう一度、新潟砂丘に戻って、砂浜でキャンプしようとしたのですが……
風が強すぎて、テントのポールが折れた!w
がーん!w
心も折れました。
しかし前述の椅子に座って、見上げたら星空が最高にキレイでした。
新潟砂丘のあたり、灯台も何にも無くて、夜は全くの暗闇になるんですね。月も出てなかったし。
久しぶりに星空を堪能できました。
まあそれはそれで、ココロ折れながらも撤収しまして、近くのネットカフェへ退避。
風が強すぎる時のキャンプ、まだまだ対策が必要です。良いテントを買わないと。
で、深夜3時過ぎに、快活クラブ新潟寺尾店に入りました。近くにあって良かった。
快活クラブは、本当にどこにでもあるので助かりますね。シャワー無料だし。
少し眠って、今度は新潟市から水戸市を目指して帰ります。
そして、帰り道は前橋を通るルートに決めたのですが、こっちのほうが少し遠回りになります。
「まあさすがに、福島〜新潟の県境よりは、新潟〜群馬の県境は走りやすいだろう……」
と、思っていたのですが、甘かったですね……。
というわけでというわけで、ここまでが856Kmの前半の記録です。
実は、復路は400km走ったので、復路の方が長かったりしますw
では、「その2」へ続きます。
へそ天!