頭の中の虫たち。。。タイトル聞いただけで背筋が寒くなる

BUGS IN MY HEAD

そういえば長いことライブでは聴いていないなと思ったが、JIRO楽曲も他メンバー同様GHOST的楽曲も多いため、この楽曲がセトリに選ばれる機会はそうなさそうだ。と思うと、なんだか無性に聴きたくなってくる。最近、JIROが出版した書籍を購入したが、一緒に封入されている映像がとにかく興味深く、改めてバンドにおけるベース・JIRの存在の大きさを再確認しているところ。これまでは楽曲全体として捉えていた楽曲を、ある楽器や小節を切り出して聴いてみると、また違う景色が見えてくるというか、楽曲の楽しみ方に広がりが出てきて面白い。

『THE FRUSTRATED』はアルバムがリリースされて数ヶ月後に、アルバムの指南書的な映像作品がリリースされた。メンバーそれぞれ楽曲の見どころを解説するというもので、映像作品としてリリースされるのは初の試みではないだろうか。その中で、この楽曲について、HISASHIが解説をしているのだが、あえてコードを半音ずらす(上か下かは覚えていない・・・)ことで、楽曲全体の違和感を生み出しているとのこと。
確かにコードをずらす前の音は、確かにしっくりくるし、正当な感じがするが、もともと半音ずらした状態で聴いているから、さほど違和感というか、気持ち悪さは感じなかったが、なんだかこの解説を聴いた後から、ちょっとした不気味な感じというか、虫がうごめいているような感じさえしてきて、毎度ちょっとゾワっとする。楽曲としては、この反応こそが狙った正解だろう。
という感じで、どことなくずっと抜けきれないモヤモヤの中にいるように感じる(まさにタイトルそのままの状態・・・)。だからこそ、ライブでは、サビのBUGS IN MY HEAD!で思い切りするジャンプによって、そのモヤを晴らそうとしているか。果たして晴れているのか、と自分に問うてみる。この時点で、すでに私はBUGSの餌食になっているということだ。頭の中にいるBUGSが今にも自身に侵食してくる。。。という感覚がなんともまぁ、ぞっとするわけで。

そんな少しイヤーな感じがする楽曲もやっぱりライブ映えするのが
JIRO楽曲のすごいところ。そして、何度もやることで、中毒性が出てくるものもまた事実。久しぶりにライブで聴いたら、また聴きたい欲に駆られることだろう。その中毒性もまた恋しいもんだから、次、そのまた次のライブを求めてしまう。

来年はシングル曲ばかりのライブをやるって言っているから、BUGSは次のハイコミツアーあたりにまた、期待してみようかしら。

#GLAY BUGSinMYhead #蠢くという感じの怖さ #まだまだあるghostな曲たち

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