多分親にはバレていると思う。
高校生の時だろうか、家族旅行で有馬温泉と神戸に行った。
きゅうり君の家では1年に一度、きゅうり君が大学生の時まで、1年に1度夏の時期に家族旅行に連れてってくれた。中学生から高校生にかけてきゅうり君はアトピーがひどく、両親も心配してくれてどうせ行くなら温泉地に行くかーとなった。
きゅうり君が箱パパと最後にお風呂に入った時
きゅうり君が箱パパと最後にお風呂に入ったのは小学校4年の時だった。
家のお風呂は小学校1年生で一人風呂デビューしてから常に一人であったが、温泉地なの旅先では別であった。
体毛などの発育が周りと比べて少し早かったきゅうり君。水着で隠れる場所のサイズも大きさだけは大人と同じぐらいであった。そして中学2年生には完璧にほぼ大人の体になっていた。
温泉に箱パパとお風呂に入った時、「おまえ、○○でかいな」とお風呂場で言われた。少し恥ずかしかった。でもそれ以上に恥ずかしかったのは、ご飯を食べている時に「きゅうりの体の成長が早くてびっくりした」と家族みんなの前で言われてしまった。Σ(´∀`;)
ゲイだからとかではなく、この先絶対に箱パパとは旅先でもお風呂に入らないと決めた。
その後のきゅうり君
ゲイでなくても、思春期のお子さんはおそらく親とのお風呂は一緒に入りたがらない人が多いだろう。きゅうり君は、その後箱パパに温泉に誘われると、「恥ずかしい」「アトピーひどいから見せたくない」といって誤魔化していた。
しかし、折角温泉地に来ている訳なので、人が少ない時間に大浴場に入りに行っていた。夜9時までの間は自由に行ってよかったので、仲居さんに一番空いている時間を教えてもらい夕食時の7時あたりに行っていた。寝る前のお風呂は箱入り息子なので、夜9時以降は一人で行ってはいけないという決まりが出来ていたので、ストップママ・よしえさん、きゅうり君で大浴場の手前まで行き、時間を指定されて湯冷め場で待ち合わせして帰る事が条件となった。男女で違う浴場なのに何でと思う人が多いと思うが、①箱パパはお酒を飲んで寝ている可能性があるから、お部屋のカギは1本しかないので、みんなで移動する。②これはきゅうり君だけだったのだが、若い男の子が一人で夜お風呂に入るのは危ないと箱パパ、ストップママに言われていた。(両親曰く同性愛者の人に、中性的なきゅうり君はモテるとおもっているらしい。実際は温泉で酔っ払った人に手を握られた事はあるが、モテた事は一切ない。)
本当に箱入り息子、箱入り娘だと思う。ちなみによしえさんは常にストップママと一緒にお風呂に入っていたので、このような条件は一切なし。
箱パパの配慮。おそらくバレていると思う
有馬温泉の時は初めて、箱パパが家族風呂を予約してくれていた。「きゅうり君お前は長風呂だから、ゆっくりはいるといいよ」と言ってくれて一人で家族風呂に入浴していた。
嬉しい反面、「きっとゲイだとバレているんだろうな」と思いながらお風呂を楽しんでいた。実を言うと初めての恋愛を経験して、友人曰く、「肌やニキビなどの清潔感などは変わらないのだが、きゅうり君恋している?、なんかきれいになった?」と言われていた。
よく女性は恋をするときれいになると言われるが、男(僕みたいな中性的なきゅうり君)もきれいになるのかも知れない。
しかし、家族目線で見たら女性の影がないきゅうり君。箱パパはあえて気を使ってくれたのかも知れない。
補足で言うと夜、人が少ない時間に大浴場には入浴した。箱パパ曰く「温泉良いから行っておいで、ただ、昔ながらのお風呂で死角があるから、露天風呂は人が居なければ入っていいとの事だった。
おそらく確信玉を食らいたくない箱パパ
約12年も前の話であるが、もう息子はゲイであると気が付いていると思う。姉のよしえさんに男の影が見えないとき当時よしえさん30歳、きゅうり君25歳。実家でご飯食べていた時、テレビでレズビアンやゲイなどLGBTの話が真面目に特集されていた。よしえさんに対して「お前もしかした女が好きなのか」など冗談で言っていた。「ちがうよ」というよしえさん。
きゅうり君は「次は僕だ」とハラハラしていたが、一切スルー。
直感した。よしえさんは処女であるかもしれないが、絶対に異性愛者。
しかしきゅうり君はゲイ。そして親からしてみたらグレーゾーン。一人暮らしも始めていたので、次の日会う事も無いグレーゾーンの息子に対しては、聞くことが出来なかったのであろう。
きゅうり君は、きっと箱パパは確信玉を食らうのが怖かったのだろう。「実は彼がいます。会いますか?」なんて言われた日には何も答えられないだろう。
年齢も30歳のカウントダウンが始まっているきゅうり君。カミングアウトも避けては通れない事柄であろう。カミングアウトしたときに、「認めてはもらえないかも知れないけど、この人と〇年付き合っていて仲良くしています。」と両親の夢はかなえられにけど、息子は幸せなので安心してと伝えたいものである。
noteでは僕「きゅうり君」の17歳からの27歳までの恋愛と、
27歳から29歳までのリアルな恋愛は諦めて腐男子として生きている等身大の自分を日記を公開しようと思っております
いいなと思ったら応援しよう!
