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パパ活、いいえ、ファザコンです
17歳で初めての彼氏ができました。
当時の恋愛話をすると、みんなから”パパ活”と笑われます。
ゲイの僕にとっては、彼氏ができた事が本当にうれしかった。
”恋は盲目”僕はまるでアイマスクをして車を運転するような、恋愛を初めて行きます。
恩師の大学教授が仰っていた言葉なのですが、大学院博士課程の事を地獄に例えるそうです。博士課程1年生を”地獄の1丁目”、2年生のことを”地獄の2丁目”という風に。理由としては自分が学びたいことが必ずしも学べるとも限らない中、就職活動も難航する。修士課程と違い一度学び始めたことをやめる決断もできず、ずるずる継続してしまう。講師として働き、助教授・教授とステップアップできるのは一握り。シンクタンクで働けるのも一握り。夢を諦め、5歳以上の年下の大卒の方と肩を並べて仕事をするのはかなりつらいものがある。との事。
まぁこの話をしてくれた恩師は一握りの分類に入る方なので、その他の方たちの気持ちを本当に知っているかは疑問ですが、スパダリを必ずつかめると決まっていない中、どのタイミングで諦めるのか自分でも決めれず、ずるずる継続してしまう。これはきゅうり君の恋愛観に似ていると当時22歳の僕にはとても心に響きました。
きゅうり君、セカンドを自覚する
最初の半年はメールの恋人、次の半年は不倫。
夏休みの初デートから、彼とは最低でも月1ではご飯そして、ホテルへというデートをしておりました。
「奥さんとはレスだから」という言葉を「家庭は冷え切っている」と都合よく解釈していたきゅうり君にとっては、会う頻度も丁度良かったのかも知れません。でも徐々にセカンドポジションの辛さを痛感させられます。
デートや事後のピロートーク。皆さんはどんな会話を望みますか?
きゅうり君は「夢見る夢をくん」の為、ドラマのように言葉よりも、頭をなでてもらうなどの行為を期待しておりました。
美瑛さんは頭は撫でてくださったのですが、ピロートークの内容は、次男坊がキムチを冷蔵庫に片づけなくてケンカしたというものでした。
この時きゅうり君の中で何かが弾けたような気持ちになり、終活準備を始めようと決めました。
少なくとも息子さんを傷付ける可能性があるのと、自分がセカンドだと自覚したので。。
「レス=家庭が冷え切っている訳ではない」
初めての彼氏の美瑛さんには沢山感謝している事がある。
僕はオトメンというあだ名が付けられるぐらいなので、心が乙女です(笑)
姉の本棚にあった”ハツカレ”という少女漫画をこっそり読んだりしている中学生でした。
中学生にもなると、ゲイである自分にも自覚をして隠していかなければいけないものだと、幼心に感じた。自分にはデートなるものは経験できるのだろうか?実体験での恋バナのシェアなんて一生無いものだと思っていた。
そんな自分を、有休を使いルミネザ吉本に連れて行ってくれたり、ナイトショーでアリス・イン・ワンダーランドを一緒にみたり、親子ほどの年の差があったからこそ、堂々とデートを楽しめた。
終わりにしなければいけないと頭でわかりながらもデートを重ねてしまった。美瑛さんも少しずつパーソナルな事を話してくれるようになり、運転が苦手だという事など教えてくれた。
ただ、親しき中にも礼儀あり。奥さんとショッピングモール買い物に行った話から、奥さんが買い物中にアリス・イン・ワンダーランドを観たいと良い、美瑛さんは奥さんが映像に酔いやすいから映画館で見るのはおススメしないとその場では伝え、奥様から見て感想を教えてほしいと言われていたそう。案の定美瑛さんの予想通り、奥さんには映像の迫力が凄すぎるから、劇場では観ずにDVDが発売したら、一緒に見ることになったそう。
皆さん、笑ってくださいね(笑)
僕の17歳初映画デート、本妻との下見だったのです(笑)
過去の彼の話を思い出し、感情はくみ取らず、文字通り文章は受け取るべきだと学びました。
レスはあくまでもレス。感情は奥様第一な美瑛さんと教えられました。
涙でにじむ1周年
別れ話ものらりくらりかわされながら、無事(?)に迎えた1周年。
初めてのシティホテル。いつもならご休憩ホテルのところ、その日はデイユース、不謹慎と思われるが心が躍ってしまいました。
夜景は見えないけど、水道橋の観覧車が素敵に見える部屋。昼の太陽を遮る形でカーテンを閉めて、二人でケーキを食べておりました。
会話の内容は9割美瑛さんの家庭の話、きゅうり君は勇気をだして、涙を浮かべって別れ話をしました。「ごめんね、気持ちに気付きながら、半年間我慢させて」溜息とともにそんな表情をされると、不倫をしている時点で良心なんてないだろうと思われるかもしれませんが、少しだけ残っていた良心が美瑛さんを慰めようとしてしまう。また戻ってしまう。そんな恐怖から部屋を出た。
まだ、こぼれるな、頑張れ表面張力と心に念じながら、エレベーターホールでボタンを押した。
びっくりするくらいエレベーターに乗ってからの記憶はなく、気が付くと水道橋駅の新宿方面に向かうホームのベンチで涙が乾くのを待っていた。きゅうり君は家に帰るにしても、東京ドームシティで友人と遊ぶと箱パパとストップママに伝えて出発してきているので、家にも帰ることができず、携帯電話の時計を見つめていた。
まさか自分が春休み期間で、同い年ぐらいの子たちが通過していく駅のホームで涙を乾かすなんて思ってもいなかった。悪いのは既婚者を選んだきゅうり君自身なのですが、初心な17歳にはきつかった( ;∀;)
稼げる男ほど、会話の内容は、仕事か家庭 byゲイバーのママ(セカンド大先輩)
21歳で初めて行ったゲイバー。新規のお客様で一人は珍しいらしく。40代のママが進んで話しかけて来てくれた。既婚者ばかり好きになってしまうきゅうり君は素直に過去の恋愛を話した。
「既婚者を選ぶのであれば、会話は期待しちゃダメ。年下でも自分がリードしないと、稼げる男ほど会話の内容は仕事か家庭、高校生や大学生相手に仕事の話は出来ないから、家庭の話になるわよ。」とご教授頂いた。
noteでは僕「きゅうり君」の17歳からの27歳までの恋愛と、
27歳から29歳までのリアルな恋愛は諦めて腐男子として生きている等身大の自分を日記を公開しようと思っております
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