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野毛山動物園のライオンがかわいすぎるので全力で推してみる

今回のテーマ

今回は動物好き我が家の中でも、トップクラスの人気を誇るw
野毛山動物園のインドライオンをご紹介します!
こんなに愛しいライオンの存在を、ぜひみなさんに知っていただきたい!

野毛山動物園とは

野毛山動物園は、横浜市中心からほど近い、飲み屋街で有名な野毛の高台にある市営動物園です。
横浜市には野毛山動物園のほかにズーラシア、金沢動物園という3つの動物園がありますが、その中でも野毛山は最も歴史が長く、いわゆる昭和的雰囲気を色濃く残した動物園です。

野毛山動物園のサイトはこちら
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/

その特徴はなんといっても無料!
それなのに小動物だけでなくキリンやツキノワグマ、レッサーパンダやペンギンなどの人気動物のほか、ミナミコアリクイやカグーといった珍しい動物も見ることができて、お得感満載です。
また横浜駅やみなとみらいからすぐに訪ねることのできる利便性が、大きなポイントです。

レアなインドライオン、その名はラジャー

この動物園には一頭のライオンを飼育・展示しています。
名前はラージャー、インドの言葉で"王様"を意味するそうです

他の動物園で展示されているライオンはだいたいがアフリカライオンですが、このラージャーはインド地域に生息するインドライオンです。
そしてこのインドライオン、絶滅がとても心配されており、国内ではズーラシアとここ野毛山の2カ所にしかいないという、とても希少なライオンなんです。

お肉を目の前にしたインドライオン、ラージャー

ライオン・・・・・・なんだよね?

百獣の王にふさわしい名前を冠した野毛山動物園のインドライオン、ラージャー。
しかし彼はその名実にふさわしからぬ、強めエピソードが溢れているのであります。
その一端を紹介しましょう。

モートに落ちる、そして引きこもる

ラージャーは2008年にズーラシアで誕生し、しばらくはズーラシアで過ごしていました。
だいぶ大きくなってズーラシアの広大な展示場で過ごすようになったある日のこと、ラージャーは展示場と見学スペースを仕切るモート(溝)に落ちてしまい、泥だらけとなりました。
これだけでもだいぶトホホな感じですが、輪を掛けるのが落ちた理由。

蝶々を追っかけていた(目撃者談)

いいですねえ~
さらに、その後もモートに落ちること2度、3度。
そしてトラウマになってしまったのか、しばらく厩舎に引き込もってフィールドに出なくなってしまったそうです。
引きこもりのライオンなんて、聞いたことがありません・・・
モートのない檻で囲まれた野毛山動物園にやってきたのも、そのあたりが理由かもしれませぬ。

野性味に欠けるかわいいライオンさん

野毛山動物園ではイベントとして、飼育員が動物の給餌をしながら解説をしてくれます。
そこでテンプレート的に紹介されるのが、このコメント

野性味に欠けるかもしれませんが、ライオンです

野性味? それどんなお味? といわんばかりのおだやかな顔

またあるとき、私が檻の前でラージャーを眺めていたときのこと。
とたとたとそばにやってきたひとりの園児。
目の前の、床に敷き詰められた落ち葉の上でくつろぐラージャーを見て、ひとこと。

とってもかわいいライオンさん!

子どもはちゃんと、わかってる

冬場は落ち葉ベッドがお気に入り※ライオンです

世にも珍しい愛されライオン

ラージャーの誕生日は2/11。
ちょうど祝日ということで、コロナ前は誕生日会が展示場前で毎年開催され、とてもたくさんの人たちが詰めかけました。

誕生日プレゼント(鶏肉1羽分)の入った箱を振り回して、ご満悦の図

ラージャーも14歳と、人間に準えるなら中年まっただ中。
コロナになってから誕生会も中止が続いているので、来年の誕生会はぜひ盛大にやってほしいですね。

そのときは万難を排して、駆けつけます!

ところで最後くらい、ライオンらしさを見せないとね

2024/6/30追記

野毛山動物園から発表がありました。

https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/authorb7537/2024/06/f9ddb16b87cd32c060be919b4c25a905229391b7.pdf

コミカルなしぐさと優しい表情でみんなを笑顔にしてくれてありがとうね、ラージャー
ゆっくりおやすみなさい


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