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鳳凰堂を描く 三手先

神社やお寺の軒を支える組物で、前方に突き出すための組物を出組という。
日本大百科全書(ニッポニカ)(https://kotobank.jp/word/%E7%B5%84%E7%89%A9-56045)には図とともに次のように記されている。
「前方にも斗を置く出三斗(でみつど)があり、さらに出三斗上に三斗を一段重ねて出組(でぐみ)とする。前方に斗が1個出たものを一手(ひとて)とよび、出組からさらに前方に一手分斗が出て三斗を受けるものを二手先(ふたてさき)という。また二手先に尾垂木(おだるき)を入れて前方に突出させ、尾垂木上に三斗を置くものを三手先(みてさき)という。」

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三手先は日本固有のものでなく中国、韓国でつくりだされてきたものである。
[Gallery A4:竹中大工道具館30周年記念巡回展 日中韓 棟梁の技と心](http://www.a-quad.jp/exhibition/066/p04.html)で次の解説がある。
「宋代に刊行された建築ルールブック『営造法式』(1100年成立)では、建築を八等級に分けて、仕様の高低を詳細に説明している。組物も最高級は五手先(ごてさき)だが、実際には四手先(よてさき)のものしか残っていない(図3)。そして、三手先(みてさき)、二手先、手先なしのものまで詳述されている。日本では、法隆寺が二手先相当、薬師寺東塔(図4)、海龍王寺三重小塔、唐招提寺金堂、元興寺五重小塔が三手先である。三手先が最高級であったと考えられているので、平城宮の大極殿も三手先で復元されている。」

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鳳凰堂の出組は三手先である

「文化遺産オンライン」詳細図面の中に三手先の図がある。

隅斗

側面図と正面図しかないが、平面図があったとしても斗拱が重なっているだけになる。

Blenderに図を配置する

図面

図とCG



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