暗黒期突入

学校でも自宅でもなんとなく、自分を押し殺しながら生活していて、誰も自分のことなんて見ていないと思っていました。中学校卒業が迫ってきて、勉強も苦手だし、自分の学力に合った学校に行こうと思っていましたが「入学拒否」をされました。

自宅から近いし、中学校からの友達も通うことを知り、私もそこに行きたい、というか、学力的にもそこしかないし、逆にそこ以外どこに行くのというくらいでした。

私が直接言われたわけではないのですが、母が学校の職員に「なぜ特別支援学校があるのに、うちの学校に来るのですか」と言われてそうです。どうするか考えましたが、自宅から通える高校は少なかったし、まず断られるという経験もあまりしたことがなかったため、戸惑いました。
どうすればいいかわからない私に母は、「Ｂくんは医療型福祉施設が併設されている特別支援学校に行くと言う決断をしたらしいよ。」と言いました。　

それだけは本当に嫌でした。何にせよ、小学校入学時に体験した出来事もあります。自分も障害者であるけど、どこか違うと思っていたし、障害者とどう関わっていいのか分からない。

学校でいじめや窮屈な思いもたくさんしたけれど、障害のない人と一緒に過ごしてきたというプライドもあったから、こんなことを繰り返しながら、時間が過ぎていくんだなとなんとなく思っていたし。

特別支援学校に行くという選択は、当時の私にとって、自分が別世界に行ってしまうような感覚でした。