【毎日読書感想⑳】最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法
3年ほど前に購入した本です。
コピーの書き方の本はたくさん出ており、私も数冊持っています。有名なコピーライターさんはみなさん一冊はこのテーマで本を書かれているのではないでしょうか。
同じようなテーマで、言い方は多少違っても言っていることはどの本もほぼ同じです。でも、それぞれの本が個性があって読んでいて面白い。プロのなせる業だなと思います。
まあ、何冊買って読んでも、自分でたくさん書かないとうまくならないのですが...。
さて、今回の中村禎さんの本では、具体的な広告コピーの書き方、選び方を軸に自分がどのようにコピーライターになったのかなども織り交ぜながら紹介されています。
私が印象に残ったのは次の部分です。
学ぶとは、歴史の年号を暗記したり、先生の話すことを全部ノートに書いたりすることじゃなく、自分が感動すること。つまり話を聞いていて、ハッとしたり、気づきがあったり、なるほど!と強く共感したり、これは使えるな、と思ったり。自分の気持ちが動いた時に「学んだ」ことになるんだ、ということです。(P.57)
これは、市川猿翁さんの「学ぶとは、自分が感動すること。教えるとは、自分の姿勢を見せること。」という言葉を聞いて中村さんがコピーライターの世界も一緒だと感じ、メモした言葉だそうです。
自分が何に感動して、何を学んだのかという視点を大切にしていきたいと改めて感じました。