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【創作大賞あとがき】作品裏話とこれからのこと
note仲間である本田すのうさん、みくまゆたんさん、蒼龍葵さんの【創作大賞あとがき】を拝見しました。作品に込められた書き手の想いが覗けて興奮!!大好きな作品だとなおさらですね。
是非あとがき企画に便乗させて頂きます。皆様も、みくまゆさん企画『#創作大賞2024あとがき集』に参加してみませんか?
あなたまだ毛があるの?【エッセイ部門】
こちらのエッセイ、今回私が応募した創作大賞作品の中で1番読んで頂いている記事です。しかし、投稿して最初の1週間は読まれる数も少なく、反応も思わしくありませんでした。
自分でも“何か違う”と分かっているのに、それを言語化できない。モヤっとした状態は続きます。
ちょうどその時、私はセトショウヘイさんのXを発見しました。パーソナル編集者になる前だったセトさんが、フィードバックして欲しい人を募集していたのです。客観的な視点からの意見を頂きたかった私は早速お願いしてみました。そこで頂いたセトさんからのアドバイスは2点。
➀最後にかけて言いたいことがたくさん出てくる⇨伝えたいことに注目して引き算すると良い
➁、➀を整理するとタイトルも変わってくるかも
セトさんのフィードバックを読んだ瞬間、モヤがかかった視界がパッと開けたような感覚になったのを今でも覚えています。すごい!!
「でも、ほんと面白かったので、僕はこのままでもめっちゃ好きです!」と、書き手の意志を尊重した細やかな心遣いがセトさんらしくて一気にファンになりました。
その後、頂いたアドバイスを参考にさせて頂き、
・看板を見た日の心境
・次々に脱毛する周囲の様子に動く心
・最後に私の心に残った看板の印象
に重点を置いて書き直すことに。
タイトルも『髪の毛以外全部ムダ毛と私のアツい夏』から『あなたまだ毛があるの?』に変更。結果、多くの反応を頂くようになりました。私自身、その変化に驚いています。
ちなみに、セトさんは現在【パーソナル編集者】として書き手の伴走をする活動をされています。
創作では時に迷い、自信を無くし、楽しかった書く行為さえ諦めてしまいがち。そんな時に隣を走りながら、励まし・作品を楽しみ・的確な視点でアドバイスをしてくれる【パーソナル編集者】のような存在は救いになるはずです。興味のある方はパーソナル編集者の活動を覗かれてみてはいかがでしょうか。
私は怪人二十面相【エッセイ部門】
実は、個人的に応募作の中で1番読んで欲しい作品。一見、ただただ、妄想について書いているクセの強い作品です笑
思春期って、誰しも他の人からの評価を気にし過ぎてしまいませんか。そんなことないのかな?私だけだったらごめんなさい。
大人になってからも、周りの意見に左右されることなく自分の『スキ』を貫き通すって案外難しいと思うのです。特に日本は。そんな気がします。
でも、見かたを変えるだけで世界は違うものになる!自分次第で世界を面白がることができる!!
そんなことを伝えたくて書いた作品です。タイトルの惹きが弱いのでなかなか読んではもらえませんが、エールが1人でも多くの読者に届いたら嬉しく思います。
たとえ芽は出なくても【エッセイ部門】
テーマは隠れていません。ただただ真っ直ぐに。ストレートに書きました。
「スキ」に励まされ、ときに「スキ」の数に凹む。そんな創作の世界で誰もが感じたことのある葛藤に触れています。
【1人〇〇】を検証したら人生は楽しいと結論づけられた話
木の実を拾ったら人生変わった【エッセイ部門】
一応続きものにはなっていますが、どちらか片方だけ読んでも完結した内容になっています。過去に一人旅をした経験からの出会いをエッセイにしたものです。
これらのエッセイから分かるとおり、わりと「まぁ、風の吹くまま流されてみようか」という考えで生きてきた気がします。結果オーライなので運が良いのでしょうか。
ちなみに、私が生まれた時、父は姓名判断の書を何冊も何冊も買って私の名づけをしました。国語の教員なので漢字にもこだわったとか。
結婚して姓は変わりましたが、父曰く「旧姓よりさらに運気が良くなっている」らしいです。興奮気味に語る父を前に「あなた占い師?そもそも本によって変わるのでは?」と思ったけれど。
もし本当にそうなのであれば、鈴虫寺のお地蔵様、ありがとうございます。
可愛い魔女になりたくて【オールカテゴリ部門】
写真がメインの記事です。私と娘(花子)が可愛い魔女になるために奮闘する様子を描いています。途中、かなりダサい私の写真が登場。引かないで下さいね笑
サクっと3分ほどで読めます。もしよろしければ休憩時間にぜひ。
他にも数点創作大賞への応募をしていますが、今回は特に思い入れの強い作品の裏話を紹介しました。
今後のnoteでの活動について
さて、せっかくなので今後の私のnoteでの活動についてお知らせします。
ここ最近は創作大賞に向けてエッセイを主に書いてきました。創作大賞終了後は自分のかねてからやりたかったことに向けて動きだすつもりでいます。
➀『痛快!空回りファミリーキャンプ』の連載
マガジンで週1~2?のペースで連載していく予定です。もちろん無料記事です。現在第1話「夫がいきなりテント買ってきた」のみ公開中ですが、続く形として投稿したいと思っています。
➁『マニアック手帳』の開始
こちらもマガジンの新しい企画です。好きなこと、興味のあること、行った場所をマニアックに深掘りする記事。初回は『なぜこんなにもセーラームーンは女子を惹きつけたのか』。
過去のセーラームーンとの関わりや周囲の反応、実際にセーラームーン展に行った感想なども交えて自分なりに考察する予定です。マニアックな記事になるので、興味がある内容の時は訪問してみて下さい笑
➂noter仲間との関わり記事を模索
創作大賞交流会で少し話が出た【noter同士で関わり合う記事】。例えば、同じテーマのもと、それぞれのnoterが日替わりで記事を作成していくもの。
テーマは同じなのに、人が変われば視点が変わっていく。そんな場を作りたいと思っています。少しずつ頭の中では具体的になってきていますが、もう少し詳細詰めてからスタートしたいなと。
「やりたい人この指と~まれ」ってやって、誰もいなかったら私1人でやります。エッセイと変わりません。その時はそっと“集まらなかったのだな”と遠くから理解して、何事も無かったかのように接して下さい笑
あとがきのあとがき【みなさんへ愛を込めて】
私のアイコンの襟元にはキュウリの輪切りが、ぶら下がっています。ちくわとか、キュウリとか、ややこしくてすみません。食べるの大好きなんです私。
![](https://assets.st-note.com/img/1721091286523-t38w48kzmL.jpg)
そんな私が食べることに興味を失い、寝室から出られなくなったのが2020年の春のことでした。あの頃。私だけではなく、世界中の誰もが不安と共にいたのだと思います。
育児や家事だけでなく。起き上がる気力さえなかった私は自分を責めてばかりいました。
負担は夫に集中し、それでも夫は「大丈夫やから」と笑っていました。仕事の合間を縫って昼休憩に家に帰ってくる夫。1人だと何も食べない私の昼食を買って帰ってきていました。
「せめて今日だけは冷やし中華を作ろう」とキッチンに立った私。それでも、まな板に出したキュウリを切れずに俯きました。情けなくてボロボロ泣いたのを覚えています。そんな日を忘れないようにと、私の首元には今もキュウリがぶら下がっています。
周りは誰一人私を責めませんでした。励ますでも、慰めるでもなく、ただ信じて待っていてくれました。
それから私は少しずつ寝室から出て。次はアパートのベランダで陽を浴びることを目指し。賃貸のエントランス郵便受けに新聞を取りに行き……本当に少しずつ少しずつではあったけれど外に出られるようになりました。
ものごとへのやる気が戻ってきた時に始めたのがTwitterです。まだ対面で人とは会えないけれど、誰かと繋がりたくて発信を始めました。
最初は恐る恐る。SNSの一面だけ切り取った『炎上』という言葉の印象が強く、柱から覗くようにそっと様子を伺っていました。でも、入ってみれば、そこは私が思うよりずっと温かい世界でした。
ありがたいことに、あの頃から今でも繋がって下さる仲間がいます。そのときどきで同じ目標や夢を持って関わる人と温かい言葉のやりとりをしてきました。
2023年(昨年末)。パニック障害の症状も落ち着き、主治医から「少しずつ自分のやりたいこと(仕事)への行動量を増やしていいですよ」と言われたのをきっかけに、ライターの仕事をスタートしました。
ただし一気に量を増やすことはできません。負荷が強くなりすぎないように、少しずつ少しずつ。加えてnoteでの発信も再開しました。
ライター名は「青空ちくわ」。
ふと見た空に、ちくわが浮かんでいて「え!?ちくわ??」と二度見する、そんな呑気な空気が流れて欲しいと付けました。出身地(名産)への愛でもあります。あと、本になって図書館に並んだら“青空”なら1番手前かなとか……すみません、また妄想して笑
人を元気づけるとか、生きる気力を与えるなんて私の書くものに大層な力はありません。ただ、一瞬でも私の書いたものでクスっと笑ってもらえたなら、とても嬉しく思います。
さてさて、とても長くなってしまいました。ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます。
Xで、ブログ・ライターで、創作大賞の交流で繋がって下さった方、そして私の記事を読んで下さった方、紹介して下さった方、曲を作って下さった方、全ての方にここで感謝申し上げ結びとさせて頂きます。急に何かの会の終わりみたいになった笑
みなさん、本当にありがとうございました。1人ではとても創作大賞を走り切れませんでした。創作大賞2024年の振り返りに、最大の「ありがとう」をここに置いていきます。
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