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THE THEATER 〜YOASOBI TikTok LIVE〜


あの日のことをよく覚えている。










まだ冷たい空気が運んでくる電車の音。
立ち入り禁止の知らない場所。







この人たちが大好きで、この人たちの奏でる音楽がたまらなく大好きであると信じたこと。







画面の前で涙が止まらなかったこと。


〜KEEP OUT THEATER〜




他でもない今日に
みんなで一緒に歌いたい曲があるんだ。










みなさんはじめまして!!きゅまと申します。
僭越ながら、先日新宿MILANO-Zaで行われた
Tik Tok Liveのライブレポートを書かせていただきます。現地参戦で感じたアツい、アッッッッツいグルーヴが伝わるようなレポートになればいいなと思っています!
最後までお付き合いください!








入場


6階の「劇場」、、だよね??
アリーナみたいにぴょんぴょん跳ねるつもりだったんだけど大丈夫かな。
劇場でのライブは、つい映画館のふかふかシートに脳内の自分が座ってしまって。爆上がりのアリーナライブからはとても想像ができないでいた。


4列目ってどんな近さなの!!??
確認すればするほど想像できない事実。
見覚えのある線路の背景を見ながら、AssHくんここら辺に立ってたのかもと記憶の中のライブを再生する。

ビル内で迷子になりながらなんとか入場まで漕ぎ着けた。







劇場へ繋がる通路をゆっくり進んでいく。
だんだんと音を吸い込んでいく
カーペットにドキドキが増す。

開いた扉の前。
最後の座席表を横目に息を呑んで中を覗いた。









????????????????

これ、最前列じゃない??




前説、Ayase


2年前のオンラインライブで初登場した6体の電飾が並ぶ、YOASOBIらしいライブセット。あまりに近すぎるその距離に大興奮のファンのみんなの撮影会が始まった。
いや近すぎ!!近すぎ!!



受け止めきれない現実に息を止めながら、あっという間に開演間際になる。


キーボードザクロさんの会場案内にすでに大興奮の僕たちに信じられないサプライズ。


「この方をお呼びしましょう!!」


サプライズ登場するAyaseさん




歓声をさらに拡声器で流したような
耳をつんざく大歓声が溢れる。

そのアツさに安心したと話し、
このLIVEは会場にいるあなたたちの熱量が大事で、もう自由にジャンプして大声で盛り上がっていいとのこと。


「ここはライブハウスです!ガンガン楽しんでもらえればと思います!!」



次々と襲いかかるびっくりどっきりの前で
たったひとつだけ理解する。
爆上がっていいんですね!!??






ステージ右上に見える通路に見覚えのある背中が通り、体にまで響くSEに揺らされて鳥肌が立つ。


この一瞬で終わってしまう時間を全身で感じようと息を大きく吸う。目を見開く。汗が出る。

あぁ、始まってしまう。




M-1 祝福



バンドメンバー4人の後に
ふたりが入場して6人全員が揃う。

歌い出しのその瞬間から
会場はすでにフルボルテージ!!




「はじめまして!!YOASOBIです!!」


必ずikuraちゃんのこの一言から始まる
YOASOBIのライブ。

文字通りはじめましてのひとも。
いつかどこかで会ったことのあるあなたにも。

日々姿を変え新しくなっていく僕たちは、
出会うたびにさらに科学変化していく。

そんな2度とない瞬間を
何度でも一緒に味わおうという決意。



大歓声のオーディエンスにAyaseさんもテンションMAX爆裂笑顔で会場を煽る。

会場の熱量にウッキウキなAyaseさん


それに合わせてさらに熱を上げていく。


間奏での掛け声の響きはまさに
"こけら落とし"そのもの




そう。
2年前。コロナ禍真っ只中。
まだ工事現場だったこの場所でYOASOBIのファーストライブが行われた。



KEEP OUT THEATER


一度も自分たちを知ってくれている人たちに直接会ったことがない。突然飲み込まれた嵐のような日々の中、僕たちには想像もできないほどの重圧の中迎えたライブ。


少しだけ震える声の中。
凄まじい完成度で物語をなぞった。








そして今日。
オープンを記念して同じ場所に帰ってきた。


見よ。自信に満ちたこの背中。


誰かが描いたイメージじゃなくて
誰かが選んだステージじゃなくて
僕たちが作ってくストーリー
決してひとりにはさせないから

祝福

誰かが決めたことじゃない。
自分たちで決めたこと。
同じ志を持ったたくさんの人たちと作ってきた。
今ここにいるみんなも誰ひとり置いていかないよ。



M-2 夜に駆ける



間髪入れずに2曲目。

この楽曲と一緒に駆けてきた。
ライブごとに進化を続ける、原点をお届けする。



笑顔が止まらないふたり。

僕たちが大好きな音楽を大好きなまんまで。

そんな顔されたら
ジャンプせずにはいられないでしょ?


M-3 セブンティーン


重々しいエレキギターのイントロで始まったのは、
「はじめての」プロジェクト最新作。

まだリリースされて間もない曲にも関わらず、3曲目にして掛け声はすでにクライマックス!!!!

Misty Sniper Ayase

愛の銃口を向けられ声にならない声を上げる会場。

ホイッスルザクロさん


ホイッスルを吹き鳴らし、ザクロさん(Key&Co)が躍り出るとそこはダンスフロアに!!
(黄色になりきれない男子たちのザクちゃんコール)


ベースもギターも
弦の音が直に聞こえるその距離感は凄まじい迫力。
(本当に夢中になりすぎて撮影OKの中一枚も写真がない)

サビの頃には、

ジャンプする者。
ハンズアップする者。
一緒に踊り狂う者。
手作りのペンライトを振る者。
ヘドバンする者。(主にわたくし)

自由に楽しむのがこの場のルール。
動きなんて揃っていないけれど、
得もいわぬ一体感。




小説の重々しい世界観の中で、希望を捨てずに軽やかに進む主人公にikuraちゃんが軽やかに寄り添う。




YOASOBIの新境地。
やりたいことはほとんど実現させてきたチームが魅せる変わらない本気のアソビ場。
でも、本気で遊んでるのは。
今は僕たちも。


MC-1


すでにジャンプのしすぎで汗だくの僕。

オープンを記念して
2年前と同じように乾杯をしよう。
この素晴らしき世界に!!

2年前と同じカップ

KEEP OUT THEATERを血眼で見ていたあなたならわかっただろう。これ、2年前の乾杯のカップと一緒なの。
くまのティースプーン(?)も!!

ここまで時間を忘れるほどの
凄まじいパフォーマンスを見せたikuraちゃん。


この2年間で成長したことは
乾杯前に一口飲まなくなったこと!!




"2年前、画面の前で
いそいそと飲み物を用意した僕たち。
マイク片手にどんどん口に近づいていくカップ。
んーー???
飲んじゃった!!!"



進化を続けるその中で、変わらないゆるゆるMCも
YOASOBIの魅力。


ここまでのわずか15分で
新しいYOASOBIに圧倒されてきたわけだが。

あの景色が脳裏にうかびノスタルジーな気分になりかけたのも束の間。僕たち、信じられない世界に一瞬で連れていかれる。


M-4 ハルジオン


僕がライブでずっと聴きたかった曲。
イントロを聞いた途端また心臓が跳ねる。


誰よりも気持ちよさそうにギターを弾くAssHさん



AssHさんのアコギカッティングで歌い出したと思ったら。

記憶が飛んだ。


というより。想像の世界に連れて行かれた。

KEEP OUT THEATERでも演奏したこの曲。


ikuraちゃんの進化は、
精度と表現力を増した歌声だけではない。
表情の機微から手の動き、身体の揺れまでも。
物語る。


2年の月日を経て帰ってきた彼女が得た、音源だけにとらわれないライブならではの表現の形。



M-5 たぶん



椅子に腰を下ろした途端、ライブハウスが劇場に。
いや、埃っぽいあの部屋に。


輪を描いて鳴らす音楽に身を任せながら。
視線はその背中に吸い込まれる。


座ると雰囲気を増す彼女の歌声は。
間違いなくそこにいた"あなた"に届いていたはず。



触れ合うことはないけれど、
心の距離がぐっと近い。



M-6 ツバメ


「みなさんここは青空です。
自由に羽ばたいてください!!」




ikuraちゃんが手を振ると、
それは青い波になって広がっていく。

汚れて見える世界かもしれないけれど。
みんなで寄り添いあって手を振れば。
どこまでも広がる空と海。


ツバメダンスをするやまもとひかるさん

空を飛ぶかわいい仲間がひとり!






心も身体もすっと軽くなって空を飛んでいる気分。


MC-2



会場が大きな幸せに包まれた後、TikTok LIVEを開き、画面の向こう側と交信するYOASOBI。


そのタイミングですでに同時視聴9万人!!


「92.1kって何人ですか?」とAyaseさんが会場に問うと、即9万人!!と答えが。

海外の視聴者のコメントも紹介され、大きな拍手。
KEEP OUTのテープも、海も越えて広がる
YOASOBIの音楽。


その興奮が会場だけのものでないことを改めて感じ、アツくなる。


〜ひかる劇場〜



M-7 怪物



血の匂い漂う煙の中。
隠しきれない赤黒い気配。



キックの音に心音がリズムを早め、

「MILANO-Za!!もっともっといけるよね!!」

とikuraちゃんの煽りが入ると
もう止まらない掛け声。止められない体。


KEEP OUT THEATERで新曲として披露されたこの曲も、いまではすっかりライブのエース曲。

Ayaseさんが「拳上げてくれ!!」と叫ぶと、
全力でレスポンスするオーディエンス。
鮮やかな世界が目の前で踊る悦びを、
胸いっぱいに飛びまわった。






M-8 群青









知らず知らず隠してた本当の声を響かせてよほら

群青






いつからだろうか。





向き合うことが怖くなったのは。


何かに怯えて、目の前のものを諦める日々は何をしても哀しいだけだった。
想像していたものとはかけ離れていた。




そんなとき、YOASOBIに出逢った。




四角い画面の向こう側で。
見たこともない光を放つそれは、
紛れもない本気だった。 



どうしようもないはずの現実の中、彼らはそれらさえ味方につけて全力で嵐の中を走っていた。
誰よりも輝いていた。

息を切らして真っ直ぐ前を見つめるキラキラの目に衝撃を受けた。とんでもなくかっこよかった。



本気で遊んでいた。
ひどく大きな荷物を抱えながら。




心に火がついた。
と同時に涙が止まらなくなった。









あの日からずっと
この曲をみんなと一緒に歌いたかったんだ







「まだまだいけるよな!!??新宿!!
この空気、画面の向こうに伝えてやろうぜ!」

息をする。

たくさんの光を見るために大きく目を開く。


あの日と同じようにバンドメンバーひとりひとりに歩み寄り、グルーヴを重ねていく。


全てを賭けて道を進むふたりに。
思い出させてくれた本気を、画面の向こうから。
そして目の前から。


見ないふりしていても確かにそこに君の中に

群青


そこに乾いた目なんてひとつもなかった。
本気を止まらせやしない。
こんなに楽しいんだから!
ぶつけ合うそれらは、なによりも美しい。



M-9 アドベンチャー


残り2曲となったこのライブもまだまだ止まらない!


想定外の日々だったけれど。
突然立ち止まった日もあったけれど。



2年前でさえ想像できなかった
今日につながっている。


もうあの頃に戻りたいなんて思わなくてもいい。

ここからは一緒に。
見たこともない景色を見に行こう!!


やっと会えたね。

待ちに待った今日は特別な一日

アドベンチャー





ほんとうにここに来れてよかったな。



お気に入りのカチューシャ!!



M-10 アイドル


世界に駆け始めたこの楽曲は、
何度でも狂気を呼び起こす。


誰もが目を奪われてく
君は完璧で
究極の
アイドル


振り付けが可愛いのなんの(泣)


暴れ回るペンライトと、今日1番の掛け声。

騒ぎすぎてこの部分の記憶がない人は多いはず。








新時代を切り開く
YOASOBIに置いて行かれたくない。



この空気は是非、
ライブ会場に行って感じて欲しい。



次はどこに逢いに行こう。





最後に


最後まで読んでくださってありがとうございます!
その日の記憶が少しでも蘇っていたら嬉しいです。

YOASOBI、止まりませんね!!
これはもうライブ行く以外の選択肢無くなりましたよね!?

あの日の景色と重ねながら、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたYOASOBIバンドとチームスタッフの方々。最前の景色を見せてくれた、最強の友人に感謝をこめて。素敵な愛の交換会ができました!
きゅまでした!!

次は、階段の塗装がはげはじめて、名前が隠しきれなくなった頃にまたここで会いましょう!!






番外編(会場限定アフタートーク)


毎日YOASOBIを聴いていないとびょうきになってしまいそうなほど、YOASOBIを愛してやまない400名の猛者たち。
沖縄の離島からこの日のために会いに来た方も!!(すごすぎる)

やっとできた愛の交換会


最後の写真撮影の前、そっとikuraちゃんの前髪を整えてあげていたAyaseさん。(変な声出た)
お二人の関係性に愛が止まらない!!






あの日始まったプロローグ。
2年の時を経て
KEEP OUTの黄色いテープが
びりっびりに破れるくらいの
大きな愛が会場から溢れる。

現実から目を背けてしまった日々も。
突然立ち止まったあの日も。
あの時は解像度の低かった
想像もできなかった今日に繋がっていた。

本気でいることを忘れていないかい?
先の見えない暗闇の中
四角の画面の向こう側で、
何一つ諦めなかったふたりが作り出したこの大きな愛を。
僕たちは忘れたくない。

何度でも歌いにこよう。
嫌だったことも、忘れたくないことも
夜を超えるたびに薄れて行ってしまうから。
僕たちが作っていく小説(ストーリー)
まだまだ止まる気がしないよね。

前だけ向いていればいい。
ここに刻んできたから。
はじめましてのひとことから
切って始まる章を重ねよう。
何度でも。
ここからはじまる。
本気で遊ぼ。

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