面白いと過酷が入り混じった42tokyo入学試験
はじめに
42tokyoの入学試験であるPiscineの内容については、原則公開してはいけないので、この記事ではPiscineの内容については触れません。
ただ、私が今まで経験した中で、一番面白く、一番過酷な試験だったので、この記事を書かずにはいられませんでした。
もし、Piscineを受けようか迷っている人は、是非この記事が何かの判断材料になってもらえれば幸いです!
追記: 無事合格しました!!
42tokyoとは?
42tokyoとはフランス初のエンジニア養成機関です。
「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」をモットーに学費は無料、18歳以上なら誰でも応募可能。24時間利用可能な施設と課題解決型のカリキュラムを用意しています。
日本では、DMM.comが42tokyoを設立し、去年の11月頃に(開催地は東京)応募者を募っています。
応募者は、一次試験は、webテストを受け、2次試験にPiscineと呼ばれる試験を受けなければいけない。(これがめちゃくちゃ面白い。でも過酷!!)
私が応募した理由
なんと言っても42tokyoのカリキュラムに魅了された。
・経歴不問
・ピアラーニング
・先生がいない
・学費完全無料
・24時間365日オープン
・Imac使い放題
もはや教育の場に先生が存在せず、「生徒同士で成長してね!」のようなカリキュラムに、めちゃくちゃ興味が湧いた。
このような教育体制を取っており、これで本当に大丈夫なのか?と疑問に思う人も多いと思うが、Piscineを乗り切った人材が集まるからこそ、これで成り立っていると思っている。
私のステータス
自分は、関西に住んでおり、根っから文系の大学3回生。プログラミング経験は、大学2回生の11月頃から独学で触り始めた。
プログラミング経験では自信が全くなかったが、体力だけは自信があったので、Piscineでは、コミット時間で足りないところをカバーアップする作戦で頑張った!
Piscineとは?
公式に書いてある通り、4週間に及ぶ42tokyo入学試験である。右の図が表している通り、イメージとしては参加者は、試験というプールを泳ぎ続けるような体験ができる。
今回オンライン開催になったことにより、サイトには300の学生と同時に課題に取り組むと書いてあるが、Piscineのグループチャットには今回400名近くが存在していたので、300以上もの参加者がいたと思われる。
Piscineでの生活
8月のPiscineではコロナ時期により、オンライン開催の形式でPiscineが始まった。
オンライン開催により、自分が思ったこと
デメリット
・直接piscinerの方と会えない
・用が全くない時に、気安く連絡することができない
・何かを説明する時に、ジェスチャーや絵を書いて説明できない(言葉の表現が下手な自分にとって壊滅的なデメリット)
メリット
・朝支度して、校舎に行く手間が省けた。(起きた瞬間からパソコンを触れる)
・オンラインになったことにより、繋がりは広くなったと思う!
・ログイン状態で皆の状況が常に分かる
※説明する側の時は、Macbookの方だと、ホワイトボードというアプリがとてつもなく重宝した。
オフライン開催だと、自信のコミット時間が数値として、現れるが、オンラインになったことにより、数値が現れなくなった。しかし、感覚でいうと、1日18時間位はやっていたのではないかと思う。
ここからは、隠し事なしで、Piscine中の私について語る!
生活スタイル
睡眠
まず、スタートした最初の一週間は、睡眠時間が3~4時間でした。普通は、睡魔に負けるはずのレベルだが、Piscineが楽しすぎて、睡眠欲を忘れるほど没頭していた。それ以降は5~6時間を分割睡眠形式でとっていた。
分割形式にした理由は、「〜時間後に〜が入った」の言葉で、Piscinerの皆さんには伝わると思う。
食事
食事の面では、最初の二週間は食事すら面倒臭く感じていたので、二日に一食とかの生活をしていた。しかし、流石に限界を感じたので、それ以降は1日一食で頑張った(ほとんどすき家で乗り切った)。おかげさまで、4キロのpiscineダイエットに成功していた。
お風呂
これもまた時間の無駄と考えていた(もはややばい人)。1日、外出も、ほとんど動くことがないので、お風呂も二日に一度の生活を送っていた。Piscine開始前では、風呂だけは絶対入ると意気込んでいたが、まさかこのような生活になるとは思ってもいなかった。。
この生活スタイルから言えることは、人生で一番体の限界に挑戦していたと私は思う。
ツイッターを覗く時間すら、無駄と感じていた時の私。。
https://twitter.com/yuuuki81/status/1290700369924784128
Piscinerとの徹夜
Piscineを受験すると、おそらく仲間と徹夜する。どれだけ規則正しい生活を送っている方でも、夜行性に人はとても多かった。でも、同じ境遇の徹夜せざるを得ない仲間と話しながら徹夜するのはとても楽しい。リアルだったらもっと楽しかっただろな〜と思うが、通話しながらでも取り敢えずめちゃくちゃ楽しい!!
また、朝の5時ぐらいになると、起き続けている組か、今起きた組かが入り混じるのは日常茶飯事だった。
Piscineでは、不安にならない人は絶対いない!
これはPiscineを受けた人には分かると思う。
エンジニアとして経験を積んでいる方やある程度プログラミングをしている方でも、溺れるような試験である。どれだけ準備をしても、Piscineを不安と感じている人は至って普通だ(不安を無くす経験や準備はほとんどない)。なのでプログラミング経験ゼロの方でも至って問題ない! できる人はどんどん前に進んで、できない人は追い手いかれる心配も無いと思う。これはPiscineのシステムにより、そう単純な試験ではないからだ! これは、ピアツーピアー制度にキーがあると思う。
これからPiscineを受ける人達へ
公式でも言われている通り、フルコミットする事は本当に大事だと思う。この身を通して実感した。しかし、睡眠を削ったり、食事を削ったりして、倒れないで!! 最低限受験できる身体はないと意味ないから!
オンライン受験ではメンタルの維持も必要
オンラインPiscineでは、人と直接コミュニケーションを取れない理由で溺れる人が多くみられた。幸い私は、友達と参加したことや、Piscineで意気投合できるような仲間を見つけた!
やっぱり、メンタルの維持を継続させるには気が合うような人と泳ぐことが解決策かと思う。しかし、メンタル維持のやり方は個人によるので、自分なりのメンタル維持を見つけて欲しい!
Piscineを受けた感想
Piscineにフルコミット生活を1ヶ月続けたにもかかわらず、プログラミングを止めようと私は思わない。しかも、プログラミングを通じて、挑戦し続ける仲間と出会うことは、言葉に表しきれないくらいとても楽しかった!!!!!
また、Piscineを泳ぎ切った後は、ある程度は自分でなんとかなるだろうって言う謎の自信がつきます!
Piscineでは色んな経歴、幅広い年齢の人同士が、色んなところで話して盛り上がっている。このような場が存在する事は、42tokyoの魅力の一つとも言える
是非、Piscineを受けるか迷っている人は、この機会に受けてみて欲しいと私は思う。
最後に、Piscine終わった後の私にツイートです。
最後まで記事を閲覧してくださってありがとうございました!
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